“民泊トラブル”増加 騒音・ポイ捨て…「外国人 嫌いになりそう」悲痛な声も 必要なルールとは【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-12-01 20:23

外国人観光客の増加などで年々需要が高まる「民泊サービス」。トラブルに見舞われた近隣住民たちの“悲痛な声”を取材しました。

【写真で見る】駐車場がマイクロバスで、荷物で道が塞がれ…

スーツケースも不法投棄?民泊“トラブル”増加

高柳光希キャスター:
個人の家を旅行者などに提供する「民泊サービス」

国交省・観光庁によると、「民泊届出数の推移」は、2018年の民泊新法が施行以降、右肩上がりになっているということです。

2020年ごろからコロナ禍で一度落ち込みましたが、インバウンド効果も相まって需要が増加。11月14日時点で3万6851件となっています。ただ、数が増えるに伴って様々なトラブルも出てきています。

TBS報道局 社会部 犬飼さき 記者:
民泊施設の近隣住民に話を聞きました。

主なトラブルとしては、▼宿泊客が夜遅くまで騒ぐことによる「騒音」、▼日本のルールを知らない外国人観光客によるタバコやペットボトルの「ポイ捨て・不法投棄」があるといいます。使わなくなったスーツケースを民泊施設外に置いてしまうケースもあるそうです。

また、▼「私有地に侵入」です。団体の宿泊者も非常に多いため、送迎バスや車などが侵入したり、道を妨げてしまったりというトラブルなどもあるということです。

「騒音で眠れず…」近隣からは悲痛な声

高柳キャスター:
民泊利用者をめぐるトラブルについて、近隣住民からはどのような声が聞かれましたか。

TBS報道局 社会部 犬飼さき 記者:
一般的なトラブルであれば、相手と話し合い・相談によって解決できる場合もありますが、民泊の場合は日々、宿泊者が変わるため、「新しい宿泊者が来る度に静かに・きれいにしてと同じことを言い続けるのが疲れる」という声がありました。

ほかにも外国人とのトラブルが多いことで、「外国人を嫌いになりそう」「騒音で眠れず、睡眠導入剤を飲んでいる」「行政や法律で対処してほしい」といった悲痛な声もありました。

井上貴博キャスター:
“外国人観光客が増えて宿が足りないので民泊を活用しよう”というのは、自然の流れだったと思います。しかし、外国人観光客の増加に対して、ルール・制度作りが遅れていることで、その歪みがトラブルとして出てきているように思います。

民泊を持続可能的なものにするためにも再整備をして、しっかりとルールを作るべきなのかもしれません。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
ルール作りで一番大事なのは、ニーズの調査だと思います。やってみないと分からないことも多いと思うので、今は実際にやって、変化させていく中間地点なのかなと思います。

民泊があるおかげで、近所の人たちと仲良くできたというケースや、外国人と何かを一緒にやることを楽しんでいる住民もいます。一方で、民泊をやめたケースもあります。

どのように対処していくかはケースバイケースですし、近隣住民で対処できないことを自治体に「何とかしてほしい」というのは当然のことだと思います。

警視庁が強制捜査 “民泊新法”違反の疑いで初 

高柳キャスター:
民泊のオーナーと行政のトラブルもあります。

TBS報道局 社会部 犬飼さき 記者:
東京・荒川区では「民泊に関する条例」で、事業の実施禁止期間が「月曜日の正午~土曜日の正午」と定められています。平日の営業は禁止されているということです。

そうした中、警視庁は11月28日、荒川区の民泊施設とその運営会社に家宅捜索に入りました。住宅宿泊事業法が施行されてから初の強制捜査になります。

運営会社(新宿区)が、▼禁止期間に客を宿泊させる、▼区に虚偽の報告、▼業務改善命令に従わなかったという疑いがもたれています。

広がるルール作り それでも住民からは不安の声

高柳キャスター:
条例があるところ・ないところがあるようですが、条例が設けられていく流れなのでしょうか。

TBS報道局 社会部 犬飼さき 記者:
騒音やゴミの問題があるということで、各自治体で民泊の規制強化の動きが広がっています。ただ、東京・墨田区では条例内容を不安に思う住民もいるようです。

▼東京・墨田区「条例なし」
条例制定に向けて検討中
・金曜日の正午~日曜正午のみ営業可
・既存施設には適用なし

▼東京・豊島区「条例ありだが、独自の規制なし」
2026年12月~、規制強化を目指す
・民泊実施は120日まで(民泊新法で定められてる営業期間は180日まで)
・区内の約7割で新設禁止

▼大阪市 特区民泊制度(2016年~)
年間を通じて運営可能→2026年5月に新規受付終了の方針

==========
<プロフィール>
犬飼さき
TBS報道局 社会部 警視庁生活安全部担当
日課のデジポリスは「巡査長」に昇任

田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰

  1. 【侍ジャパン】9回大勢がアクシデント…ピンチの場面で髙橋宏斗が緊急登板もリード守り勝利
  2. “学歴詐称疑惑”の田久保真紀前市長を書類送検 地方自治法違反の疑い これまで警察への書類提出を拒否 静岡・伊東市
  3. 鑑識係時代に約20人の女性の遺体を撮影、画像を持ち帰ったか 巡査部長を懲戒免職処分 別の“盗撮捜査”でアルバム見つかり発覚
  4. 【中日】終盤反撃も届かず侍ジャパンに敗戦...柳が佐藤に3ラン被弾など2回2被弾4失点KO 松木平1失点 細川2点適時打&石川昂適時打
  5. 「意思疎通を途絶えさせないことが大切」金杉駐中国大使 天皇誕生日レセプションで対話の重要性訴える 中国外務省幹部は欠席
  6. 侍ジャパン 中日に辛勝 佐藤輝が先制3ラン 先発・宮城3回1安打無失点 曽谷2失点 9回大勢が緊急降板、高橋宏が1点を失うも逃げ切る
  7. 「戦争状態に入った」タリバンとパキスタンの軍事衝突激化 攻撃の応酬は両国の首都にも 双方の死者300人超か
  8. 「裸を見たくてやってしまった」 職場机から同僚女性の鍵持ち出し合鍵作製 家に入り小型カメラ設置し裸を撮影しようとしたか 会社員の男(22)を逮捕 警視庁
  9. リニア中央新幹線のトンネル工事を行う巨大「シールドマシン」報道公開 直径約14メートル 1日約20メートル掘削
  10. 3月の値上げ684品目…菓子類など価格据え置き、量減らす“減量値上げ”も
  11. 「働くパパママ川柳」で浮かび上がる“時代の変化” 家族観と結婚観はどう変化?【Nスタ解説】
  12. フジテレビ 動画配信サービス「FOD F1プラン」3/25 までに入会がお得◎ 2026年シーズン全24戦ライブ&見逃し配信♪ 多彩すぎる視聴スタイル 3つの料金プランで音速の世界へ