犬の『シニア期』何歳から?高齢になると見られるサインや健康管理のポイントまで
犬は何歳からシニア期に突入するのでしょうか。本記事では、高齢になると見られやすいサインから健康管理のポイントまでを紹介!これからシニア期を迎える愛犬の飼い主さんは、要チェックです。
犬の『シニア期』は何歳から?

一般的に、犬は7〜8歳になるとシニア期に差し掛かると言われています。特に大型犬は6歳ごろから徐々に老化の兆候が見られるようになり、7歳に入る頃にはシニア期に突入していることが多いです。
一方、小型犬は老化のスピードが遅い傾向がみられるため、7〜8歳になっても若々しい状態を維持している犬も多くみられます。とはいえ、この時期には徐々に老化が進行しているため、シニア犬としての準備を進めておくべきでしょう。
高齢になると見られるサイン5つ

犬が高齢になると、どのような変化がみられるのでしょうか。
1.皮膚や被毛の変化
まずは皮膚や被毛に少しずつ変化が現れ始めます。今まで弾力やハリのあった皮膚は緩み始め、皮膚が垂れたりシワができたりし始める犬も増えてくるでしょう。
また、被毛も乾燥しやすくなりパサパサした状態に変化しやすくなり、顔周りや口周りを中心に少しずつ色が薄くなったり、白い部分が増えてくる傾向がみられます。
2.活動量の減少
活動量の減少も高齢に差し掛かる犬によくみられる変化です。日中も寝ている時間や休んでいる時間が多くなり、今までは部屋の中を歩き回っている時間が多かった犬も、歩き回る姿を以前ほど見かけなくなるでしょう。
また、散歩や遊びに対して以前ほど興味を示さなくなり、自分から遊びに誘ってくることも減る傾向がみられます。
3.筋力や体力の衰え

犬も人間と同じように高齢になると筋力や体力が衰えていきます。そのため、散歩中も以前と比べて早い段階で疲れを見せるようになり、歩くスピードも遅くなる犬が増えるでしょう。
また、部屋の中でもソファやベッドの上に自力で登れなくなったり、高い場所へ登ったり階段を昇り降りすることを躊躇するような様子を見せるようになります。
4.視力や聴力が衰え反応が鈍る
視力や聴力が衰え始める様子も少しずつ現れ始めます。飼い主が呼びかけても反応が鈍くなったり、老化が進行していくと後ろから声をかけても聞こえていない犬も少なくありません。
また、視力も徐々に衰えていくため、障害物を避けられずにぶつかってしまったり、目の病気(緑内障や白内障)を発症し、目が白く濁る犬も多くいます。
5.健康状態に問題点が増える
若い頃は元気で健康状態に問題がなかった犬でも、高齢に差し掛かると徐々に不安が見え始めることは珍しくありません。
消化の働きが鈍り、下痢や嘔吐などを起こしやすくなったり、皮膚炎や脱臼などの怪我が増えたりすることもあります。食事や生活環境の見直しが必要になるでしょう。
シニア犬の健康管理のポイント

愛犬がシニア期に差し掛かったら、今までの健康管理を見直して高齢犬に適した健康管理のポイントを押さえましょう。
- 年に1〜2回を目安に定期検診を受ける
- 年齢に合った栄養素やフードタイプのドッグフードを選ぶ
- 無理のない範囲で適度に運動させたり屋外の空気に触れさせる
- 関節に負担の少ない生活環境を整える
- 不要なものは撤去し、スペースを広く取って怪我リスクを予防する
- お世話は体に負担がかからないよう短時間で終わらせる
上記のポイントを参考に、愛犬の体に負担がかかりにくい生活を意識しましょう。少しでも気になることが出てきたら、かかりつけの動物病院に相談してください。
まとめ

犬は7〜8歳になるとシニア期に突入します。年齢や健康状態に合わせて生活習慣や環境を改善し、高齢期に差し掛かっても快適に暮らせるように配慮しましょう。
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