【今後も警戒】青森震度6強の地震は「プレート境界型」か 巨大地震の続発に備えを【Nスタ解説】

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2025-12-09 21:48
【今後も警戒】青森震度6強の地震は「プレート境界型」か 巨大地震の続発に備えを【Nスタ解説】

8日夜、青森県東方沖を震源とする地震があり、青森県では八戸市で震度6強を観測しました。

【写真で見る】店内に酒瓶が散乱…震度6強の地震による被害

地震のメカニズムや、今後のさらなる地震の発生の可能性についてみていきます。

跳ね上がりによる「プレート境界型地震」

吉村恵理子キャスター:
8日午後11時15分ごろに発生した地震は、青森県八戸市で最大震度6強を観測しました。

今回の地震は“プレート境界型地震”だと見られています。

日本の周辺では、陸側(北米プレート)と海側(太平洋プレート)のプレートが重なっていて、海側のプレートは陸側に1年あたり8〜10cmほど沈み込むとされています。

そして、陸側のプレートが海側のプレートの沈み込みに耐えきれずに跳ね上がることで、地震・津波を引き起こします。今回もプレートの跳ね上がりによって起きたとみられています。

今回、ひずみが解消されたことで、地震は起きなくなるのでしょうか。

東京大学地震研究所 笠原順三 名誉教授:
プレート境界のひずみというのは非常にまだらになっています。
ですから、今回はひずみの一部が解消されましたが、まだひずみが溜まっている部分が残っていて、今後それが動くという可能性があります。

井上貴博キャスター:
どのあたりでひずみが溜まっているのか、どのくらいで跳ね上がるのかなどは、未知の部分なのでしょうか。

東京大学地震研究所 笠原順三 名誉教授:
ある程度はわかりますが、まだ完全には分かっていません。

“アウターライズ地震”の可能性も…

吉村キャスター:
プレートの境界では“アウターライズ地震”という地震が起こる可能性もあるといいます。

プレート境界型地震は、陸側のプレートが海側の沈み込みに耐えきれず跳ね上がることで発生するとされていますが、一方で、沈み込みが続いている海側のプレート自体にも大きな負荷がかかっています。

(プレートは)まっすぐに沈むことができているわけではなく、海側のプレートにも力が加わり大きなひずみが発生します。それが元に戻ろうとすることで大きな力が発生し、地震や津波を引き起こすおそれがあるということです。

“アウターライズ地震”は頻繁に起こることなのでしょうか。

東京大学地震研究所 笠原順三 名誉教授:
それほど頻繁ではありませんが、プレート境界側の逆断層型と対になって起こることがあります。

アウターライズ地震が起こると非常に大きな津波を起こすことがあり、昭和の三陸津波は正断層で起きたものになります。正断層とは、海側のプレートが切れて階段のような形となった断層の一種を指します。

「1週間は一つの目安」“後発”のさらなる大きな地震に注意

吉村キャスター:
気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を出しました。

後発地震は、過去にも千島海溝、日本海溝の付近で起きた前例があります。
※内閣府・気象庁発表資料より

▼1963年の択捉島南東沖地震
Mw7.0の地震が発生した約18時間後、Mw8.5の大きな地震が発生

▼2011年の東北地方太平洋沖地震
Mw7.3の地震が発生した約2日後、Mw9.0の大きな地震が発生

大規模な地震が発生する可能性としては、平常時の約0.1%から今後1週間は約1%まで高まるということです。

気象庁は「1週間程度、特に今後2〜3日間は、今回の地震と同程度の地震に注意をしてほしい」と呼びかけています。

東京大学地震研究所 笠原順三 名誉教授:
1%という数字は必ずしも正確ではなく、はっきりは言えません。

世界的に見ても、大きな地震のすぐ後に別の大きな地震が起こるということは割とあることなので、北海道・三陸沖も可能性があるということです。

例えば、2004年に起きたスマトラ沖地震でも、大きな地震の3か月後にさらに大きな地震が発生しました。

また、東日本大震災の場合には、2011年3月9日にMw7.3の地震が起きた2日後にMw9.0の地震が発生しています。

今回の地震でも、同様のことが起きる可能性がないとは言えませんので、1週間を一つの目安にして、今後かなり注意をしないといけないと思います。

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<プロフィール>
笠原順三さん
東京大学地震研究所 名誉教授
専門は海洋地震学 海洋プレートの動きなど研究

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