“眺める”から”溶け込む”へ──富士山を五感で味わう「グランピングB&V 富士山河口湖」内覧会レポート
“富士山から最も近い”グランピングリゾートが登場!
大手カラオケチェーン「カラオケ館」を展開する株式会社B&Vが、2025年12月11日(木)、山梨県・富士河口湖エリアに「グランピングB&V 富士山河口湖」を開業します。
富士山の麓の広大な敷地内には、SNS映え必至のドームテントをはじめ、プライベートプールやドッグラン付きなどさまざまなタイプの客室が全23棟。そしてなんと、そのすべてが「富士山ビュー」なのも魅力のひとつです。
先日行われたメディア向け内覧会では、富士山をバックに各客室やグランピング体験の魅力が紹介され、五感で楽しむ非日常を実感できました。その模様をレポートいたします!
“手軽で上質な非日常体験”を――「グランピングB&V 富士山河口湖」

山梨県富士河口湖町・富⼠ヶ嶺エリアに位置する「グランピングB&V 富士山河口湖」。
都心から約90分という距離感ながら、手軽にアウトドア体験を楽しめる“富士山から最も近い”として展開されるグランピングリゾートとして、今後注目が期待されるスポットです。
約12,500坪の広大な敷地には、プライベート感を重視した4タイプの客室が全23棟。すべての客室から富士山の雄大な姿を望めるのが最大の特徴で、遠くから“眺める”のではなく、まさに“溶け込む”感覚で過ごせるのが魅力です。
「誰と来るか」で選べる4つの客室タイプ
客室はそれぞれ内装デザインが異なる1棟独立型のプライベート空間。カップルから仲良しグループ、ペット連れ、大人数まで、それぞれのシーンに合わせてタイプが選べます。
SNS映え必至!「ドームテント」

施設内でひときわの存在感を放つのが「これぞグランピング!」を体現したドームテント。
友だち同士やカップル向けの「スタンダードドーム(7m)」、家族で滞在できる3~4人向けの「デラックスドーム(8m)」、そして三世代ファミリーや友人グループ向けの「プレミアムドーム(10m)」があります。

リビング兼ベッドルームのドーム内は、天井が高く広々とした空間。冬にはこたつも完備され、くつろぎのひとときを過ごせそうです。大きな窓からはどこまでも広がる壮大なパノラマを望み、まるで富士山と一体化したかのような開放感を味わえます。
三角屋根がかわいい!「スイートヴィラ」

山小屋を思わせる個性的なデザインのスイートヴィラは、プライベートプール完備の2階建てタイプ。ベッドルームが1階と2階に分かれているので、グループや2世帯での利用にぴったりです。

1階のキッチンとリビングでは、みんなでワイワイおしゃべりしたり、プールサイドでのんびりしたり――。テレビも完備されているので、それぞれ好きなスタイルで自由な時間を過ごせそうです。
わんちゃんも大はしゃぎ!「ドッグキャビン」

ドッグキャビン最大の特徴は、客室よりもはるかに広い、どこまでも果てしなく続くプライベートドッグラン。小型から大型まで、どんなわんちゃんでも宿泊可能で、しかもなんと頭数制限なし。多頭飼いのファミリーにも、これはかなりうれしいポイントです。

バルコニーには、思い切り遊んだわんちゃんたち専用の足洗いシャワーが完備。室内の浴室に直結するドアもついています。
どこまでも嬉しい設備が充実していて、わんちゃんはもちろん、家族みんなが大満足の滞在が楽しめそうです。
日本初仕様!圧倒的スケールの「ツインドーム」

「グランピングB&V 富士山河口湖」最大の目玉は、直径10m大型ドームテントが連結した、圧巻の規模を誇るラグジュアリーツインドームです。

ズラッと並ぶベッドは壮観! 1棟につき最大10名、2棟連結仕様のため最大20名まで利用可能で、まるで修学旅行のようなワクワクな夜を過ごせそう。思わず枕投げをしたくなってしまいます。

ホテルラウンジのような洗練されたプールサイドは、ワイワイ盛り上がるもよし、気づけば誰かがうたた寝していそうな心地よさ。
大人数で泊まれるのに、ちゃんと余白があるのが、このツインドームのすごいところです。
五感で味わい富士山に溶け込む極上の休日

すべての客室にはプライベートサウナを完備。
一部の客室では、富士山を一望しながらスペシャルな“ととのい”体験もできます。外気に触れた瞬間、自然の風がすっと身体に染みこんでいきそう。

独立型のキッチンとダイニングは、プライベート空間ときちんと切り分けられた設計。オンとオフが自然に切り替わる導線は、滞在中のストレスを感じさせません。


夕食は、地元食材を使ったBBQセットやすき焼きコースから。食材の持ち込みもOKなので、その日の即席シェフが料理の腕前を見せる場面も出てきそうです。

そして管理棟には、ふらっと立ち寄れるフリードリンクBAR。ソフトドリンクからビール、サワーなどがそろい、気づけばもう一杯……とほろ酔い気分に。
都会と自然をつなぐ、B&Vの思想
この施設を手がけた株式会社B&Vは、1990年に「カラオケ館」1号店をオープン。当初から立地や空間づくりにこだわり、「ただ歌う場所」ではなく、特別な時間を過ごす場としてカラオケを進化させてきました。

グランピングにおいて重視したのも、やはり「立地」と「空間」。富士山に最も近く、遮るもののないこの場所を見つけ出し、「ここなら体験価値を最大化できる」と判断しました。

また、支配人の山田昌宏氏は「全23棟すべてから富士山が見えること」「滞在が客室内で完結すること」を運営の軸として挙げ、自分たちのペースで自然と向き合える――そんな空間づくりを目指しています。
そして渡部氏は「将来的には海・山・川、それぞれでの展開を視野に入れており、すでに千葉に5800坪の土地を押さえています」と展望を語り、しめくくりました。
都会でも、自然の中でも――。
今後もB&Vが提供し続けるものは、一貫して「空間」と「体験価値」なのだと感じさせられました。
訪れる人を開放的にさせる富士山のスケール
「グランピングB&V 富士山河口湖」周辺には、徒歩圏内にスーパーやコンビニはありません。持ち込み食材などは、事前に調達しておく必要があります。でもそれは、この場所が「何かを買い足しに行く」のではなく、「何も足さずに過ごす」ための場所だからともいえるでしょう。
ちなみに、運営は「カラオケ館」を手がけるB&Vですが、敷地内にカラオケ設備はありません。もし歌いたくなったら、JR富士宮駅周辺にある「カラオケ館 富士宮弓沢店」でしっかり声を出してから向かいましょう。
富士山の麓で過ごす時間は、そのスケールの大きさで訪れる人の心まで解放してくれます。そんなことを、静かに教えてくれる施設でした。
施設詳細
グランピングB&V 富士山河口湖
■所在地:〒401-0338 ⼭梨県南都留郡富⼠河⼝湖町富⼠ヶ嶺1188-1
■棟数:全23棟
■アクセス:
・中央自動車道(東京)方面から→河口湖ICより約30分
・新東名高速道路(静岡)方面から→新富士ICより約60分
■公式サイト:https://www.villa-glamping-yamanashi.com/
<取材・撮影・文/櫻井れき>