【 秋吉久美子 】「方向音痴なので笑」360度ステージに苦戦「観ると大変そうじゃないのが悔しい」

シャンソン歌手の聖児セミョーノフさんが主演を務める音楽劇「三文オペラ・歌舞伎町の絞首台」の公開ゲネプロが行われました。
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「三文オペラ」は、1928年にベルリンで初演され、その後、世界各国で映画化・劇場上演されてきた名作中の名作。今回は、舞台設定をロンドンから歌舞伎町に移し、新たな解釈で上演します。
ゲネプロ後には、聖児さんのほか、秋吉久美子さん、ももさん(チャラン・ポ・ランタン)、真洋さん、梅垣義明さん、星田英利さん、渡部豪太さん、大谷亮介さんらキャスト陣が会見も行いました。
360度観客に囲まれる今回のステージに、秋吉さんは“この通り、全方位のステージ。年齢より長く女優をやっていますが、初めてのことです。しかも方向音痴なので(笑)。みんなに頼り、すがり、気をつけながら...”と、苦労していることを告白。続けて、“ここに結集したみなさまの才能と情熱に感嘆するお稽古の日々でした”と、共演者やスタッフへのリスペクトを語りました。
聖児さんは、“この年末、忙しい時ですけど、このエネルギーに触れてお祭り気分で楽しんでいただけたら”と、エネルギッシュな本作をアピール。ももさんも、“お話も面白いんですけど、音楽も「へんてこりん」というか、トンデモ音楽。生演奏ですし、迫力もすごい”と、音楽の面から本作の魅力を語りました。
また、渡部さんが“演出の三浦基さんが、とてつもない演出をつけてくれました。体とセリフが一体になることを許さない、とんでもない演出。我々役者はすごく大変...”と話していると、秋吉さんが “なのですが、観ると大変そうじゃないのが悔しい(笑)”と、恨み節でカットイン。それを受けた渡部さんは、笑いながら“そういうマジックがかかっております。その魔法を観に、ぜひいらしてください”と、上手くまとめていました。
秋吉さんは、今回がミュージカル初挑戦ということで、特別に準備したことがあるか聞かれると“(舞台に)入って飲み込むしかない。まだ飲み込みきれていないので、明日を楽しみに...”と、チャーミングな笑顔。“最初、ロボットになっちゃうんじゃないかと思うくらいルールがいっぱいあって。(演出の)三浦さんとの会話が面白かった。「なんでこうなるんでしょう?」って聞いたら「ルールです」って。家に帰って一人で笑ってた”と、稽古場でのエピソードを明かしてくれました。
【担当:芸能情報ステーション】