猫の『お気に入りスポット』を掃除する方法5選 適切な頻度やお手入れのコツ
愛猫の健康管理は、衛生管理に大きく影響されます。ご家庭での衛生管理といえば、掃除や洗濯です。特に愛猫のお気に入りスポットは、猫が長時間過ごす場所なので掃除も大変です。楽で効果的な掃除方法や適切な頻度など、頭を悩ませる飼い主さんもいることでしょう。今回は、多くの猫が気に入りがちな場所に注目し、掃除の方法や適切な頻度、できるだけ楽に掃除をするためのコツなどをまとめました。
掃除対策の基本は抜け毛の飛散防止

猫との暮らしで悩ましいことの一つに、猫の抜け毛があります。部屋中に飛散し、細かい場所に入り込み、猫のお気に入りスポットは、特に抜け毛が溜まります。素材が毛足の長い布だと、絡まった抜け毛は掃除機でもなかなか取りきれません。
この猫の抜け毛の掃除問題を改善できる対処法は、掃除方法よりもこまめなブラッシングにあります。抜け毛をなくすことはできませんが、ブラッシングで飛散する前の抜け毛を回収できるからです。
特に春と秋の換毛期には、短毛種の猫でも毎日のブラッシングをすることで、掃除がかなり楽になるはずです。掃除を少しでも楽にしたいのであれば、まずはこまめなブラッシングを習慣化し、飛散する抜け毛の量を減らしましょう。
猫のお気に入りスポットを掃除する方法

具体的に、猫のお気に入りスポットになりやすい場所の掃除方法や頻度、コツなどをご紹介します。
1.くつろぎポイント|ベッド、ソファ、椅子等
ベッドやソファ、椅子などは、猫が好んで長時間寛ぐ場所になりやすいです。これらは、猫が大好きなふかふかした布製の素材が使われていることも多く、抜け毛が絡まったり構造上隙間に入り込んでしまって、掃除しづらい場所でもあります。
まずはゴム手袋をはめた手で、繊維の流れに沿って表面を撫で、抜け毛を取り除きましょう。その後粘着ローラーやハンディクリーナーを利用して、しっかり抜け毛を取り除きましょう。また適切なアタッチメントを使い、隙間の汚れも取り除きましょう。
素材が皮革や合成皮革の場合は、傷つきやすいため、乾いた布による拭き取りをメインにすると良いでしょう。
表面についた抜け毛は、気になった都度、こまめに取り除きましょう。ただし、猫は自分のニオイが残っていると安心してくつろげます。消臭は月に1〜2回程度にし、猫のニオイを残すことにも配慮してあげましょう。
2.キャットタワー、棚やレンジフードの上等高い場所
キャットタワーや棚、冷蔵庫、レンジフードの上といった高くて部屋を一望できるような場所も、猫がよくいる場所です。しかし高くてあまりよく見えないため、飼い主さんが掃除がしづらい場所の代表格とも言えるでしょう。
素材がツルツルしている場所は、柄が長く先を曲げられるタイプのハンディワイパーを利用すると、掃除しやすいです。奥までしっかりと埃や抜け毛を取り除きましょう。高い場所は目立たなくても埃が溜まりやすいので、週に2〜3回の拭き掃除をしましょう。
キャットタワーは猫が毎日使う場所です。台座部分の抜け毛は、ゴム手袋、粘着ローラー、ハンディクリーナーなどを利用して、気づいた時にこまめに取り除きましょう。
3.タオル、ブランケット等
猫専用の寝床やベッドなどに置いておくタオルやブランケットの類は、ダニや細菌などの温床にならないよう、洗濯が必要です。汚れが目立たなければ、週に1回程度の頻度で良いでしょう。
洗濯機に入れる前に、ついている抜け毛は粘着ローラーなどで取り除いておきましょう。猫用の中性洗剤で無香料のものを選びましょう。汚れがひどい場合は、ぬるま湯で薄めた漂白剤に浸けると、綺麗になりやすいです。
4.カーペット、ラグ等
ゴム手袋、粘着ローラー、掃除機を活用し、素材の毛足に絡んだ抜け毛をしっかりと取り除いてから、洗濯機で洗います。汚れがひどい場合は、洗濯機で洗う前に浴槽を利用して、浸け置き洗いをすると綺麗になります。
カーペットなど洗濯機で洗えないものは、リンサークリーナーを使うと、水と空気の力で汚れをしっかりと洗浄できます。布製の素材であれば、ソファやマットレスの洗浄にも使えます。
普段は粘着ローラーや掃除機による掃除を行い、春と秋の換毛期が終わる頃に、洗濯やリンサークリーナーによる洗浄を行うと良いでしょう。
5.トイレ
お気に入りスポットとは言わないかもしれませんが、猫が毎日使用し、常に清潔であることを望んでいる場所が、トイレです。猫砂の上の排泄物はその都度取り除き、週に1回程度は猫砂の全量を交換し、月に1回はトイレ本体を丸洗いしましょう。
昼間飼い主さんが留守になるご家庭でも、最低朝晩の2回は排泄物を取り除き、猫の頭数+1個のトイレを用意することで、トイレの衛生状態を維持でき、床などへの粗相も防ぎやすくなります。
楽に掃除をするための工夫点

猫のお気に入りスポットに限りませんが、掃除を楽に行うためのコツは、汚れを溜め込まないことです。「汚れてる」と思ったら、考えるより先に掃除をするくらいの気持ちでいることが大切です。
そのためには、掃除道具を必要な場所に分散して置いておくことも1つの策です。気付いた時に目の前に掃除道具があることで、掃除のハードルはかなり下がるでしょう。ただし、いくら猫専用の洗剤でも、猫が口にしてしまうのは好ましくありません。愛猫が洗剤などを誤って口に入れないよう、管理にはくれぐれも気をつけましょう。
まとめ

猫のお気に入りスポットを中心に、効果的な掃除の方法や頻度、コツなどをご紹介しました。毎日こまめに掃除をすると考えると、気が重くなるかもしれません。しかし、まとまった汚れを一気に落とすよりもはるかに楽なはずです。面倒がらずに気付いたらさっと体が動くような工夫と習慣付けを心がけましょう。
なお、大半の猫は掃除機の大きな音が苦手です。静音モーターの掃除機や、ほうきとちりとり、ハンディワイパーど、できるだけ音を出さない、または静かな掃除道具を選ぶことで、猫のストレスを最小限に抑えてあげましょう。
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