愛猫を亡くした『ペットロス』で起こる症状4つ 心の痛みとの向き合い方も

2025-12-25 11:00

愛猫を失うことは、言葉では表しきれないほどの大きな喪失体験です。ペットロスとも呼ばれ、心や身体にさまざまな変化をもたらすことがあります。今回はペットロスで見られやすい主な症状について解説します。

1.強い悲しみや喪失感

悲しむ女性

ペットロスの症状として、まず挙げられるのが「強い悲しみや喪失感」を感じること。愛猫を失った直後は、胸の奥にぽっかりと穴が開いたような感覚に襲われることがあります。

日常の中でふと姿を探してしまったり、聞きなれた鳴き声を思い出して涙がこぼれることもあるでしょう。この強い喪失感は、大切な存在を失ったごく自然な反応。愛猫に対して、深い愛情を持っていた証でもあります。

時間の経過によって少しずつ和らぐことが多いものの、初めは波のように気持ちが押し寄せるため、自分の感情に戸惑いを覚える人も少なくありません。

2.自責の念や罪悪感

悲しむ女性

続いて気を付けたいペットロスの症状として、自責の念や罪悪感を抱いてしまうことが挙げられます。「もっとできたことがあったのではないか」「最期の判断は正しかったのだろうか」などといった思いが繰り返し頭をよぎるのも、ペットロスで非常に多い症状です。

後悔や自責は、愛猫を大切に思っていたからこそ生まれる感情であり、決して異常ではありません。ただ、過度に自分を責め続けると心の負担が大きくなり、後悔のループから抜け出しにくくなることも。

どんなに最善を尽くしても、振り返れば「もっと」と思えてしまうのが人の心の自然な働きであることを理解することが大切です。

3.無気力

落ち込む女性

ペットロスの症状として、無気力も挙げられます。深い悲しみは心身のエネルギーを大きく消耗させます。その結果、普段なら問題なくできていた家事や仕事すら手につかなくなることも。

もしかしたら愛猫への治療を見送るまでにやり遂げたという目標の到達も伴って感じる無気力かもしれません。飼い主さんが愛猫に全力で寄り添ってあげた証でもあるでしょう。

やる気が起きない、自分でもよくわからないままぼんやり過ごしてしまう、という状態は、心が回復するための休息期間でもあります。無理に気持ちを奮い立たせようとせず、できる範囲の行動を丁寧に積み重ねていくことが大切です。

4.食欲不振もしくは過食

食欲不振な女性

ペットロスは精神だけでなく身体の反応として、食欲の変化を引き起こすこともあります。悲しみでまったく食べられなくなる人もいれば、逆に食べることで不安を紛らわせようとする人もいます。

どちらも一時的なストレス反応としてよく見られる現象です。ただし、食事がほとんどのどを通らない状態が長期間続いたり、過食と拒食を繰り返すような場合は、無理をせずに体のケアを優先することが大切です。心と同じように、身体にも時間をかけて寄り添う必要があります。

心の痛みとの向き合い方

猫を抱く女性

ペットロスの痛みは、無理に消そうとするほど深く残ってしまうもの。まずは自分の悲しみを否定せず、「大切な存在を失ったのだから、悲しいのは当然だ」と受け止めることが回復の第一歩になります。

思い出を写真や日記に残す、信頼できる人に気持ちを話す、必要に応じてメンタルクリニックなど専門家に相談するなど、心が少し軽くなる方法を見つけることも大切です。

また、悲しみの波には個人差があり、癒えるまでの期間も人それぞれ。焦らず、自分のペースで向き合っていくことで、少しずつ気持ちが整理されます。

まとめ

猫を撫でる手

ペットロスで起きる反応には、心だけでなく身体にまで影響するさまざまな症状があります。どれも愛猫を大切に思っていたからこそ生まれる、ごく自然な反応です。

大切なのは、その感情を押し込めず、少しずつ受け止めながら、自分のペースで心を整えていくことです。時間とともに痛みが和らぐようになるまで、焦らずに歩んでいきましょう。

関連記事

無人駅の前、ダンボールに入れて『捨てられていた子猫』→保護されると…心温まる展開が27万再生「尊い命が救われた」「泣けてくる」
勉強に集中する男の子の"周り"を見てみると→『ネコたち』が…まさかの光景に爆笑の声「情報量が多すぎるw」「揉めてて笑った」と1万いいね
保護子猫たちにごはんをあげると…食べている最中の『鳴き声』が可愛すぎると30万再生の反響「旨って言ってるw」「なんて可愛さ」
床に寝転がっていた猫の『姿勢』を正してみたら…想像を超えてくる『爆笑の展開』が74万再生「廊下に立たされている感w」「コーヒー吹いたw」
猫は『好きな人』と『嫌いな人』を区別している

  1. 【速報】危険運転致死傷罪の見直しへ 法改正の要綱案まとまる 数値基準で曖昧さ解消…来年の国会での提出目指す 法制審議会
  2. 【クリスマスは全国的に雨】低気圧の影響で 26日は日本海側で暴風・降雪に注意 太平洋側でもにわか雨のおそれ【12月25日、26日の天気】
  3. 元特攻隊員で茶道の千玄室さん「お茶碗丸いでしょう 地球ですよ」 元従軍看護婦「焼かれる遺体の爪をとっておく」戦後80年 体験者の貴重な言葉
  4. 「いろんな事にチャレンジできた」冬休みを前に小学生が2025年を振り返り 東京都内の公立小中学校で終業式ピーク
  5. 伊勢神宮で年末恒例「奉納餅つき」 威勢の良い掛け声で無病息災を祈願 つきたての餅は参拝者へ振る舞い
  6. 【独自】「布亀の救急箱」業務停止中の訪問販売強要で元配達員の女性が「布亀」提訴へ 「契約途中で打ち切られた」 主張も 大阪地裁
  7. 【 BEGIN 】 メンバーの体調不良で公演延期の「Billboard Live 2025冬」 来年3月に開催決定 すでに行われた公演も振替対象に
  8. 金総書記が原子力潜水艦の建造を視察 韓国の建造計画に対し「攻撃的な行為」と批判 新型ミサイル試験発射に米韓軍は警戒
  9. 「反撃に向けた決意見くびるな」中国メディアが国会議員の台湾訪問をけん制 さらなる対抗措置の可能性も示唆
  10. 猫を『かわいそう』だと思うことで起こるトラブル5つ かえって不幸にさせてしまう危険性も
  1. 給料低すぎて熱意ゼロ…Z世代の7割が陥る「静かな退職」
  2. 羽田航空機衝突事故で異例の2度目の経過報告書を公表 夜間の視認性の実験など行う 運輸安全委員会
  3. 犬をソファから降ろしたいおばあちゃん→なぜか降りてくれなくて…思わず頬が緩む『尊いやり取り』が34万再生「混ざりたい」「どちらも可愛い」
  4. 企業の年賀状じまい6割突破!来年送るのはわずか3割未満
  5. つかまり立ちする赤ちゃん→近くで見ていた大型犬が…まるで『本当のお姉ちゃんのような行動』が12万再生「中に人が入ってる」「ほのぼの」
  6. え!?そんなことある!?デパコスを買って浮かれてた私が、家で静かに落ち込んだ理由
  7. ロシアがウクライナ和平計画の大幅修正を要求へ 米通信社報道 米・ウクライナが協議の20項目について
  8. 西東京市母子4人死亡 知人男性が遺体で発見のマンションに母親とみられる人物“空気清浄機”持ち込む姿が防カメに写る 警視庁
  9. 校内で勤務時間中『教師同士』わいせつ行為、教え子と【性行為】など… 「12人の教師」を懲戒処分
  10. 【ニャンちゅう】声優・津久井教生さん 「『クリスマスにはシャケを食え!』という事でシャケを食べました」 演じた名キャラのセリフと共に綴る 【ALS闘病】
  11. なぜ?文芸誌『GOAT』大ヒット…「手に取りたくなる」“異例の発想”が山盛り【THE TIME,】
  12. 中国 軍事力の整備は「着実に進展」 アメリカ国防総省が報告書公表 2027年末には「台湾侵攻を可能とする態勢」指摘