犬に『おやつ』与えすぎな量とは?食べ過ぎによる悪影響や適正量まで解説
『おやつの食べ過ぎによる犬への悪影響』についてまとめました。おやつの食べ過ぎは犬の健康寿命にまで悪影響を及ぼすことがあります。おやつの適正量を解説しますのでぜひお役立てくださいね。
犬に与えすぎなおやつの量はどれくらい?

1日の総摂取カロリーのうち、ごはんが90%、おやつが10%であることが適正量であるとされています。
1日の総摂取カロリーのうち、おやつが11%以上になると「おやつの与えすぎ」となるということです。
例を挙げると、体重5kgの犬の場合では、1日の総摂取カロリー350kcalに対して、与えてもよいおやつのカロリーの目安は35kcalです。
犬種・年齢・健康状態などによって異なるため、愛犬に適した1日の総摂取カロリーを計算する必要があります。
とくに小型犬はカロリー過多になりやすい傾向にあります。そのほとんどが、おやつの食べすぎや人間の食べ物を与えられたことが理由です。
おやつは、しつけに活用したり、お留守番のご褒美にしたり、少量を数回に分けて与えることで、与えすぎを防ぐことができます。
1カ月くらい様子を見て、体重が増えているようであれば、おやつの量やカロリーを調整したり、低カロリーのおやつを与えたり、対策をしましょう。
おやつの食べ過ぎによる犬への悪影響

1.肥満による健康リスク
おやつの食べ過ぎは、犬が肥満になることによる健康リスクを負うことになります。犬は人間よりも代謝が低いため、少しのカロリーでも摂り過ぎると、肥満に繋がりやすいのです。
体重が増えすぎると、関節への負担が大きくなります。歩くことが困難になったり、寝たきりになってしまったりすることがあります。
肥満になると、呼吸がしづらくなり、酸素不足によるチアノーゼが起きる恐れもあります。
2.消化器トラブルが起きやすくなる
おやつの食べ過ぎは、犬の消化器にトラブルが起きやすくなります。胃や腸への負担が大きくなるためです。
犬のおやつにも糖質・脂質・塩分が含まれています。とくに脂肪分の多いおやつを食べ過ぎてしまった場合では、消化器トラブルによる下痢や嘔吐を繰り返すことがあります。
重症化してしまった場合では、急性膵炎を発症してしまう恐れもあります。急性膵炎は、犬の命にも関わる病気であり、発症から数時間で亡くなってしまうケースもあります。
慢性膵炎のある犬の場合では、おやつの食べ過ぎに十分に注意すると共に、低脂肪のおやつを選ぶ必要があります。
3.おやつを好むことによる偏食

おやつの食べ過ぎは、おやつを好むことによって、犬が偏食になってしまうことがあります。
嗜好性の高いおやつを食べ過ぎてしまうと、おやつ欲しさから、ごはんを食べなくなってしまうことがあるのです。
1日の総摂取カロリーを超えていないから…ということを理由に、ごはんよりもおやつを多く与えてしまう飼い主もいらっしゃるかもしれません。
カロリーをしっかり摂ることはできても、おやつばかり食べていては、栄養が偏ってしまいます。
必要な栄養素が不足してしまうと、筋力が低下したり、免疫力が低下したりします。そうすると、犬に皮膚トラブルが起きたり、感染症にかかりやすくなったりすることがあります。
まとめ

おやつの食べ過ぎによる犬への悪影響を3つ解説しました。
- 肥満による健康リスク
- 消化器トラブルが起きやすくなる
- おやつを好むことによる偏食
おやつを与えるということは、飼い主と愛犬とのスキンシップやコミュニケーションになります。愛犬にとっては、1日の中でとくに楽しみにしていることでしょう。
健康状態によって、糖質を控えた方がいい場合もありますし、脂質を控えた方がいい場合もあります。塩分を含まないおやつを与えた方がいい場合もあります。
おやつは、愛犬に適した量を与えるようにし、日頃の健康状態も把握することで、健康寿命を守りながらおやつ時間を楽しむようにしましょう。
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