猫に食べさせてはいけない『お正月の食べ物』4つ 危険な理由から誤飲時の対処法まで

2025-12-28 20:00

お正月は特別な料理が並ぶ時期です。好奇心旺盛な猫は、物珍しさからつい口にしてしまうこともあるかもしれません。そこで、今回は特に危険なお正月の食べ物と、万が一食べてしまったときの対処法について詳しく紹介します。

猫が食べたら危険なお正月の食べ物4つ

鏡餅の横で眠る猫

お正月に並ぶ料理は味が濃かったり、猫の体に負担を与える成分を含んでいたりと、リスクが高いものが多めです。少量でも体調を崩す可能性があるため「ちょっとだけなら」と油断するのは危険です。お正月期間は食卓の管理をいつも以上に徹底しましょう。

1.餅

お正月にはお餅を食べるご家庭が多いと思いますが、猫にとっては危険な食べ物のひとつです。餅には猫にとって中毒を起こすような危険な成分は含まれていませんが、粘着性が強く、喉につまらせるリスクがあります。

また、餅は猫にとって消化の悪い食べ物です。誤って食べると、消化器官に負担をかけて、嘔吐や下痢を引き起こす可能性があります。

餅は、猫が興味を持つようなニオイがないため、誤って口にする可能性は低いと思われますが、命に関わることもあるため注意しましょう。

2.おせち料理

人間には美味しいおせち料理ですが、保存性を高めるために塩や砂糖がたくさん使われており、猫にとってリスクが高い料理とされています。

例えば、猫が塩分を過剰に摂取すると、高血圧や腎臓に負担をかけたり、悪化させたりしてしまう可能性が否定できません。

また、栗きんとんや煮豆などは、大量の砂糖が使われていますし、練り物や甘露煮なども添加物が多く、添加物によっては猫に有害なものもあるため注意が必要です。

さらに、昆布巻きや黒豆、数の子などは大きくて固さもあるため、噛まずに飲み込むと喉に詰まる危険もあるでしょう。

3.エビ・カニ

お正月の食卓に並ぶ食材として、エビやカニが挙げられますが、猫にとっては危険な食べ物のひとつです。エビやカニなどの甲殻類は猫にとって消化しづらく、ビタミンB1欠乏症を引き起こす恐れもあります。

エビやカニなどの甲殻類には、 ビタミンB1を破壊する「チアミナーゼ」と呼ばれる酵素が含まれており、猫が誤って口にすると、食欲不振や痙攣、嘔吐などの症状があらわれます。

ただし、チアミナーゼは熱に弱いため、加熱することで失活します。とはいえ、消化不良を起こしやすい食材でもありますので、猫には与えないようにしましょう。

チアミナーゼは、エビやカニのほかにもサバ、鮭、イワシなどに多く含まれています。

4.アルコール

お正月に必ず出てくるもののひとつにアルコールがあるでしょう。

猫はアルコールを分解できないため、少量でも中毒症状を引き起こす可能性があります。ほんの少しのつもりが命取りになってしまうことさえあるのです。

猫のアルコール中毒では、ふらつき、異常呼吸、嘔吐など、短時間で深刻な症状が出る場合もあります。お酒だけでなく、みりんや料理酒にも注意が必要です。グラスの飲み残しやこぼれた液体を猫が舐めてしまうことがあるため、アルコールの取り扱いには十分に注意しましょう。

猫が食べてしまったときの対処法

エビを見つめる猫

猫が正月料理を誤って口にした場合、まずは落ち着いて何をどれくらい食べたのか確認することが重要です。

餅のように喉に詰まりやすいものを食べた場合は、無理やり取り出そうとせず、呼吸の状態を確認し、問題がなければ様子を見ましょう。

また、アルコールの場合は、少量でも体調不良につながる可能性があるため、獣医師に相談してください。時間が経つほど処置が難しくなる場合もあるため、気づいたらすぐ相談することが大切です。また、相談の際には「飲んだ量、いつ飲んだか、飲んだお酒の種類」を伝えられるようにしておきましょう。

エビやカニ、おせち料理の場合、様子見で大丈夫なこともありますが、絶対ではありません。不安なときやいつもと違う様子が見られるときは、相談または受診をしてください。

まとめ

正月の飾りに囲まれた猫

お正月料理には猫にとって危険なものも少なくありません。誤って食べてしまうと、中毒を引き起こす場合もあります。

特に、今回紹介した餅やおせち料理、エビ・カニ、アルコールなどは健康被害を起こす可能性があるため注意が必要です。中でも、アルコールは少量でも油断できません。

猫を守るためには、食卓に料理を置きっぱなしにしない、落ちた食べ物をすぐ片付けるなど、日頃以上に注意が必要です。危険な物を食べてしまった場合は、動物病院へ相談するようにしましょう。

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