国学院が同校最高の2位、10位日大は12年ぶりシード権、往路17位の帝京が大逆転9位で歓喜の輪【箱根駅伝】

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2026-01-03 13:51
国学院が同校最高の2位、10位日大は12年ぶりシード権、往路17位の帝京が大逆転9位で歓喜の輪【箱根駅伝】

■第102回東京箱根間往復大学駅伝競走・復路(3日 神奈川・芦ノ湖~ 東京・大手町 5区間、109.6キロ)

箱根駅伝復路が3日に行われて、青山学院大学が復路優勝、そして、総合優勝で3連覇を達成した。国学院大学は同校最高の2位、3位には前回7秒差でシード権を逃した順天堂大。シード権は10位に日大が滑りこみ12年ぶり、往路17位の帝京が大逆転で9位に入りシード権獲得、中央学院は最後の最後で11位と順位を落とした。

2日の往路では5区山登りでエースの黒田朝日(4年)が区間新記録という最高の走りを見せて大逆転劇を演じて3年連続往路優勝を果たした青山学院大は復路の当日変更はなし、5区で青学に抜かれ、18秒差の2位・早稲田は7区に3年連続1区を任されていた間瀬田純平(4年)を起用。5区で2チームに抜かれて1分18秒差の3位・中央大は9区に前回1区で好走した吉居駿恭(4年)を投入。

1分54秒差の4位・国学院は7区に高山豪起(4年)、アンカー10区には尾熊迅斗(2年)、4分52秒差の7位・駒沢大は8区に谷中晴(2年)、9区に山川拓馬(4年)、そしてアンカー10区にエース・佐藤圭汰(4年)と大逆転優勝を狙う。

気温-2℃と冷え込んだ箱根から東京へ復路109.6㎞の戦い、山下りの6区(20.8km)、トップの青学は石川浩輝(1年)、箱根デビューとなったスタート前には胸に手を当てて、緊張をほぐしていた。18秒差でスタートしたのは早稲田の山﨑一吹(3年)、最初の1㎞、青学の石川は2分49秒で入った。

5㎞付近ではトップ・青学と2位・早稲田の差は21秒とスタートから3秒開いた。3位に上がってきた国学院は青学との差を1分28秒と26秒縮めてきた。

9㎞付近でトップ青学と2位・早稲田の差は29秒と青学・石川が徐々に差を広げていった。7位の駒沢・伊藤蒼唯(4年)は6位に順位をあげて、青学との差は4分04秒とスタートから約40秒縮め、スピードに乗った走りを見せた。

13.4㎞付近ではトップ・青学と2位・早稲田の差は56秒とこの約4㎞で27秒開いた。箱根デビューの青学・石川は堂々たる走りで復路のリズムを作った。原晋監督は「立派な走りだ!立派な走りだ!どんどん行こう」と力強く声をかけた。箱根デビューで歴代2位となるタイムで最後には笑顔を見せて7区の佐藤愛斗(2年)にタスキリレー、2位・早稲田はトップと1分33秒差、3位・中央はトップと1分57秒差となった。

6位の駒沢・伊藤は藤田藤田敦史監督から「箱根に名前を残すぞ」と声をかけられてラスト3㎞でペースアップ、残り1㎞では藤田監督も掛け声が大きくなり、伊藤もラストスパートをかけて、56分51秒と区間新には4秒届かなかったが、トップ青学との差は4分27秒差。

そして、8位の創価・小池莉希(3年)は57分48秒と区間新まであと1秒と迫る好走、6区はレベルの高く各チーム一歩も引かない戦いとなった。

7区(21.3km)、盤石なレース展開となった青学は佐藤、それを追う2位・早稲田は3年連続1区を任されていた間瀬田、しかし、5㎞付近で3位・中央の七枝直(2年)に追いつかれた。さらに12.8㎞では4位・国学院の高山豪起(4年)が区間新記録ペースで追いつくと、一気に差を広げて2位まで順位をあげた。

残り3㎞で国学院・前田康弘監督は「ここで決まるぞ!マラソンやるためにもここからが大事!」と疲れが見えてきた高山を激励、高山も苦しい表情を見せながらも胸を叩きながらラストスパート、歴代2位の好タイムでトップ・青学とは1分29秒差の2位、区間賞を獲得した。3位は中央、4位は早稲田となった。

前回大会は7秒差でシード権を逃した7位の順天堂は当日変更の玉目陸(2年)が好走、父は日体大で3度の箱根を経験、伯父の本川一美さんも順天堂で4年連続2区を走った箱根一家、玉目の時折、笑顔を見せながらレースを楽しんでいた。区間2位の記録、6位でタスキを繋いだ。

8区(21.4km)、トップの青学は2年連続8区区間賞の塩出翔太(4年)、追うのは国学院・飯國新太(2年)。6.9㎞付近で青学と国学院の差は1分45秒と開いた。塩出は2019年、東海大学の小松陽平がマークした区間記録を上回る1時間3分46秒、区間新記録で9区の佐藤有一(4年)にタスキリレー。2位・国学院には1分44秒差。

6位の順天堂は日本陸連のダイヤモンドアスリートに認定されている永原颯磨(2年)も好走、10.2㎞付近でチームメイトから給水を受けて、ハイタッチ。ここからペースをあげて、城西をかわして5位に浮上した。来年の出場を決める10位までのシード権争いも混戦、8区で9位は中央学院、10位に日大、11位に1分差で東海となった。

9区(23.1km)、トップは青学、佐藤は単独走になってもリズムを崩さず、3位の2年連続区間賞、中央・吉居駿恭(4年)も区間新ペースで追うがなかなか差が縮まらなかった。14㎞付近では2位・国学院・野田顕臣(1年)はチームメイトから給水を受けて「行け―」と声を掛けられると「うおー」と雄たけびを上げて青学を追った。

青学・佐藤は歴代3位のタイムでタスキリレー、2位・国学院は1分59秒差、シード権争いは混戦、復路繰り上げスタートの帝京が着実にタイムを縮め、抜け出して9番目でタスキリレー、その後ろでは日大と中央学院が接戦、9位に日大、10位に中央学院、そして、往路17位だった帝京が11位、シード権まで13秒差に迫った。

アンカー10区(23.0km)、青学は箱根デビューとなる折田壮太(2年)、落ち着いた走りで確実にフィニッシュを目指した。11㎞付近まで区間新ペースと箱根デビューと思えない好走、2位の国学院は同校初となる復路優勝も狙える好位置、9区まで復路記録ではトップ青学とわずか5秒差、尾熊迅斗(2年)が懸命に青学を追走。4位・早稲田の瀬間元輔(2年)が11㎞付近で3位の中央・吉中祐太(4年)と捉えて順位を上げた。

青学・折田はペースを乱さずに仲間の待つフィニッシュへ、10時間37分34秒と大幅に大会記録を更新する驚異のタイムをたたき出した。国学院は同校最高となる2位、10時間40分07秒と大会新記録となった。駒沢の佐藤圭汰(4年)は区間新記録をマークし、チームを6位に浮上させた。

シード権争いは大混戦、18㎞付近で帝京が27秒差をつけて9位へ浮上、日大も抜け出し10位、中央学院が11位に順位を落としてしまった。しかし、終盤、帝京が失速、シード権まで2秒差の11位に落ちた。

最後までわからないシード権、復路繰り上げスタートだった帝京は10時間53分15秒で9位でフィニッシュ、続いて日大が10位、最後の最後で中央学院はシード権を逃してしまった。

※写真は国学院大・高山豪起選手

【第102回東京箱根間往復大学駅伝競走・総合順位】
優勝:青山学院大学 10時間37分34秒(大会新)
2位:国学院大学    10時間40分07秒(大会新)
3位:順天堂大学    10時間43分55秒
4位:早稲田大学         10時間44分29秒
5位:中央大学     10時間44分31秒
6位:駒沢大学     10時間44分50秒
7位:城西大学     10時間46分17秒
8位:創価大学     10時間51分40秒
9位:帝京大学     10時間53分15秒
10位:日本大学   10時間53分56秒
**********シード権
11位: 中央学院大学 10時間54分51秒
12位:東海大学    10時間55分01秒
13位:神奈川大学        10時間55分09秒
14位:東洋大学    10時間56分27秒
15位:日本体育大学  10時間56分42秒
ー:関東学生連合    10時間57分35秒(オープン参加)
16位:東京国際大学  10時間58分16秒
17位:山梨学院大学  10時間58分20秒
18位:東京農業大学  11時間01分12秒
19位:大東文化大学  11時間04分57秒
20位:立教大学    11時間05分58秒

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