アメリカ当局 ロシア船籍のタンカー拿捕 プーチン氏への新たな圧力 追加制裁の準備 トランプ政権 グリーンランドの領有に目を向ける “ロ・中の影響力排除”が目的
ベネズエラ産の石油取引に関連して、アメリカ当局は制裁対象として追跡していたロシア船籍のタンカーを拿捕しました。ウクライナ和平が進まない中、アメリカはプーチン政権への追加制裁の準備など圧力を強めています。
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アメリカ欧州軍は7日、SNSで「アメリカの制裁に違反したタンカー『ベラ1号』を北大西洋上で拿捕した」と発表しました。
先月、ベネズエラに向かっていたこのタンカーは、アメリカが拿捕しようとしたものの、逃走。アメリカメディアによりますと、タンカーはもともと無国籍でしたが、逃走中に船籍をロシアに変更したということです。
ロシア政府は公海での航行は自由だとして、アメリカ側の対応を批判しています。
こうした中、アメリカはプーチン大統領への新たな圧力を準備しています。それは最大で「500%」もの関税です。
共和党 グラム上院議員(7日SNS)
「超党派の議員が提出した対ロ追加制裁法案について、トランプ氏が採決に入ることに合意」
トランプ氏に近い共和党の重鎮議員・グラム上院議員によれば、この法案はロシアの資金源を断つため、ロシアから石油やガスを購入している国にも最大で500%の関税を課すことを柱としています。
トランプ氏は、ウクライナをめぐる和平交渉が進展しない中で、ロシアへの圧力を一段と強めることに合意したものとみられます。
一方、ベネズエラへの軍事作戦を行ったトランプ政権は、次にデンマークの自治領・グリーンランドの領有に目を向けています。その目的は、北極圏でのロシアと中国の影響力排除だと、アメリカのレビット報道官は述べました。
ホワイトハウス レビット報道官
「北極圏でのロシア・中国の侵攻を食い止めることが米国の利益になるという考えを大統領は以前から表明している」
領有をめぐっては、アメリカ軍の活用も「選択肢のひとつ」だとするアメリカですが、ルビオ国務長官は来週、デンマーク側と協議を行うとしています。