意外と知らない「鼻うがい」痛い?効果は?どうやるの?【THE TIME,】

“痛そう…”というイメージが強い「鼻うがい」。そもそもどうやるのか?どのくらい痛いのか?耳鼻科の医師に効果や行う時のポイントなどを聞いて実践してみました。
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「ウイルスが溜まりやすい」上咽頭を洗浄
インフルエンザや風邪の予防にはマスク・手洗い・うがいが有効ですが、加えて「鼻うがいも有効」と話すのは、『慶友銀座クリニック』(東京・中央区) の大場俊彦院長。
大場院長:
「鼻の奥にウイルスが溜まりやすい上咽頭という場所があって、“鼻うがいで上咽頭を洗浄”することが風邪の予防に効果的なウイルス対策だと考えられている」
都内のドラッグストア『トモズ有明ガーデン店』(江東区)では約20種類の鼻ケア商品が並び、「年々売上げが上がっている。ここ数か月は前年比約2倍」(大矢悠希店長)とのこと。
『富士経済』の調査でも、鼻洗浄用品の売上は▼2018年:約16億円⇒▼2021年:約28億円⇒▼2024年(見込):約43億円と右肩あがりで伸びています。
「痛そうで不安」未経験が多数派
商品も様々展開されています。
初めての人向けの「鼻から出すタイプ」や、慣れている人向けの「口から出すタイプ」。持ち運びしやすい「ハンディタイプ」や、しっかり洗浄できる「大容量タイプ」などなど。
ただ、街の人に聞いてみると…
「やってみたいとは思うけど、あまり鼻に水を通す経験がないから少し不安がある」(20代男性)
「痛そうだなって。やったことはない」(20代女性)
番組で76人に聞いたところ、“痛そうで不安”などの理由から「73.7%(56人)が未経験」という結果に。
そこで、大場院長に正しいやり方を教えてもらいました。
鼻うがいの「正しいやり方」
第一のポイントは、【水道水ではなく決められた洗浄液を使う】こと。
『慶友銀座クリニック』大場俊彦院長:
「鼻うがい用の洗浄液は水ではなく、“生理食塩水”。体の中の組織に近い成分なので鼻の中の組織を痛めない」
鼻腔は非常に敏感で異物に反応しやすいため、体液に近い濃度の「生理食塩水」を使用することで痛みが少なくなるとのこと。自宅で作る場合は、必ず水を沸騰させた後に冷ましてから食塩を入れてください。
<生理食塩水の作り方>
〔1〕水を沸騰させる
〔2〕体温程度まで冷ます
〔3〕水500mに対して塩4.5g(小さじ3/4)を入れる
<鼻うがいの手順>
〔1〕顔を少し下に向け、洗浄液の入った容器の先端を片方の鼻に入れる
〔2〕口を軽く開け『あー』と声を出しながら、容器を押して洗浄液を流し込む
〔3〕反対側の鼻から洗浄液を出す
ポイントは【必ず下を向いて行う】ことです。
大場院長:
「前屈みで行うことで洗浄液がのどに流れていかない。『あー』と声を出すことで声帯がピタッと閉まるので、鼻に入れた洗浄液がのどや耳の奥に流れ込むのを防ぐ」
では、鼻うがい未経験の番組スタッフが、いざ実践。
初の鼻うがいとあって、洗浄液の入った容器を押すのも恐る恐る。
『あー』と声を出しながら左鼻に少しずつ流し込むも、右鼻から液が出てきません。
大場院長:
「だんだん出てくる。今はまだ入れている量が少ないから」
大場院長に見守られながら、さらに液を流し込んで数秒後…突然右鼻から液が出てきました。番組スタッフに痛がっている様子はありません。
鼻うがいを初体験・番組スタッフ:
「すごい、一気に鼻が通るようになった気がする。痛みも思った以上には全然なくて、液が鼻に入って行って“何かの壁”があって、そこを押し切ってから反対側に行く感じ」
その“何かの壁”というのが上咽頭。そこに液がぶつかり洗浄し反対側から出てくるのです。
鼻うがいは「やりすぎNG」
鼻に水が入る感覚が苦手な人には、スプレータイプがオススメ。
さらに、力加減が難しいという人には「ハナオートDX」。電動式なので安定した水流で鼻の奥までしっかり洗えるとのことで、試してみると「水の勢いは手動のものに比べてかなり強く感じる」(番組スタッフ)
ただ、鼻うがいには注意点もあります。1つは【やりすぎNG】
『慶友銀座クリニック』大場俊彦院長:
「やりすぎると鼻の中の組織を痛めつけてしまう。1日2~3回が限度」
【子どもの鼻うがい】も注意が必要です。
大場院長:
「子どもは顔が小さいので鼻炎も起こしやすいし、中耳炎も起こしやすい。必ず保護者がついて行ってください」
(THE TIME,2026年1月9日放送より)