猫の体にできる『シミ』の原因とは? 放置してはいけない危険なケースも…
愛猫の体を撫でているときに、皮膚や口のまわりに見慣れないシミを見つけることがあります。単なる模様であれば問題ありませんが、中には深刻な病気のサインが隠れていることもあるため注意が必要です。猫の体にできるシミの原因と、注意が必要な危険なケースについて解説します。
猫の体のシミの原因

猫の体にあらわれるシミのほとんどは、加齢や模様など心配のないものですが、中には病気が疑われるものもあり、放置すると命に関わる場合もあります。ここでは、どのような原因でシミが発生するのか、それぞれのケースについて詳しく解説します。
病気
猫のシミの原因のひとつに病気があげられます。中でも特に注意が必要なのが、悪性メラノーマ(悪性黒色腫)というガンです。悪性メラノーマは皮膚に黒っぽい変色をもたらし、数日から数か月の間に急速に大きくなったり、盛り上がったりすることがあります。
また、猫の皮膚糸状菌症や疥癬などの真菌や細菌への感染、猫ニキビ、ノミアレルギーなどの炎症が原因でシミがあらわれる場合もあります。
そのほか、扁平上皮ガンでも皮膚にシミが生じることがあり注意が必要です。危険なシミの見分け方については、後述する「放置厳禁!危険なシミの特徴」の項を参考にしてください。
加齢
老化も、猫の体にできるシミの原因のひとつです。年齢を重ねるにつれて皮膚の代謝やターンオーバーの機能が徐々に低下し、メラニンが沈着しやすくなります。特に顔や耳、手足など毛の薄い部分では、シミが目立ちます。
老化によるシミは、赤く腫れたり、盛り上がったり、かゆみや痛みを感じたりすることはなく、基本的に健康への影響はありません。
しかし、年齢とともに皮膚トラブルやガンなどの病気が起こりやすくなるため、油断はできません。シミを見つけたら、状態や変化を観察し、異常があれば獣医師に相談しましょう。
模様
猫の体には、遺伝や体質によって生まれつきの模様が見られることがあります。特にオレンジの毛色を持つ茶トラや三毛猫に見られ、鼻や口元、まぶたなどの粘膜付近に黒い斑点状のシミができやすい体質を持っています。
このような模様のシミは、多くの場合生まれつきで、年齢を重ねても大きく変化することはほとんどありません。一方で、子猫のころから徐々にあらわれる場合もあり「あれ、こんな模様あったっけ?」と驚かされることも。
また、日光の当たり方や毛の密度によって色の濃淡が微妙に変化して見えるなど、同じ猫でも季節や成長によって印象が大きく変わることさえあるのです。
放置厳禁!危険なシミの特徴

猫の体にできるシミの中には、悪性メラノーマのように放置してはいけない危険なものもあります。見分けるポイントは、シミの「変化」と「状態」です。以下のような特徴がある場合は注意してください。
- 短期間で急激に大きくなる
- いびつな形をしている
- 表面が盛り上がっている
また、シミの部分から出血や膿が出ていたり、猫が頻繁に舐めたり掻いたりしている場合も注意が必要です。炎症により違和感やかゆみを感じている可能性があります。
猫の体にできたシミは、皮膚病から悪性腫瘍までさまざまです。特に悪性メラノーマは転移することもあるため、愛猫に急激に大きくなるシミを見つけた場合は、ためらわずに動物病院を受診しましょう。
まとめ

猫の体にできるシミには、安全な模様や老化によるもののほか、紫外線や皮膚炎、さらには悪性メラノーマのように命に関わる危険なものもあります。模様や老化によるシミは変化が少なく、通常は健康に問題を与えませんが、急に大きくなったり盛り上がったり、形がいびつになる場合は注意が必要です。
日々のスキンシップを通して皮膚や毛の状態を確認しておくと、皮膚の異変に早く気づくことができます。
シミを見つけた際には、安易に自己判断せずに速やかに動物病院で相談し、適切な検査や治療を受けるよう心がけましょう。
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