Varaha、Microsoftと炭素除去契約を締結

2026-01-16 16:15

3年間で10万トン超の二酸化炭素除去(CDR)を目指すことで合意

グルグラム、インド, 2026年1月16日 /PRNewswire/ --アジア全域の小規模農家と二酸化炭素除去(CDR)事業に取り組む大手デベロッパーのVarahaは本日、インドでバイオ炭による炭素除去を進めるための、Microsoftとの大規模なオフテイク契約を発表しました。

Farmers spreading biochar in their farms, to enhance soil quality
Farmers spreading biochar in their farms, to enhance soil quality

Varahaは、予定稼働期間15年の産業用ガス化炉を18基開発し、事業期間中のCO₂の総除去量は200万トン超を見込んでいます。

同事業では、バイオ炭製造の原料として使用する綿茎を、インドのマハーラーシュトラ州の小規模農家から調達します。綿を収穫した後の茎は廃棄物系バイオマスの扱いとなり、この地域の綿花地帯では野焼きが一般的です。この事業は、Varahaのバイオマスガス化施設を利用して綿茎をバイオ炭に変換し、生物由来炭素を数百年単位で隔離する、綿茎の代替用途を提供します。

地域にインパクトをもたらす

Varahaのバイオ炭事業は、農家や地域社会にとっても、以下のような測定可能な利益をもたらします。

  • 大気の質の改善:この事業は、広範囲で行われている綿作物残渣の焼却を減らし、大気質悪化の原因となるPM2.5の汚染物質の大幅削減を図ります。野焼きに代わる経済的に採算の取れる代替手段を提供することで、季節的な大気汚染の主要な原因に対処します。
  • 再生農業の推進:本プログラムに参加する農家は、作物残渣のマルチングやバイオ炭の土壌への散布といった再生可能な手法を採用し、土壌の健全性、保水性、長期的な農業生産性の向上に取り組みます。
  • 農家の生計向上:このプログラムでは、農家は農業バイオマスに対する貢献と作物残渣のすき込みの実践に対して支払いを受け、数千世帯の小規模農家の生計が直接改善されます。

「この合意は、信頼性の高い炭素除去が、地域社会や生態系に対して変革的なコベネフィットをもたらすことを実証しています」とVarahaの最高経営責任者(CEO)のMadhur Jainは述べています。「当社は、単に炭素を除去するだけでなく、農家のみなさんが作物残渣の野焼きを減らすための経済的インセンティブを生み出しています」

この事業の最初の炉は、マハーラーシュトラ州にあるVarahaの52エーカーの綿花研究農場に併設されて稼働する予定で、Varahaが農家と直接協力し、バイオ炭の土壌散布を含む持続可能な農法を実際の条件下でテストします。Microsoftのコミットメントを通じて、インドの綿花地帯全体で最大18基のガス化炉の資金が賄われますが、明確に据えられている「農家を第一に考えながら、迅速に規模を拡大する」という焦点は変わりません。

アジアの炭素市場に新たな基準を打ち立てる

今回の合意は、同地域が質の高い炭素除去事業を実施できる可能性を秘めているとの認識の高まりを示すものです。バイオ炭は、地質学的なタイムスケールで炭素を永久的に貯蔵する一方で、農業システムもサポートし、長期的な二酸化炭素除去の最も有望な手段のひとつになります。

「このオフテイク契約は、拡張性と耐久性を兼ね備えたVarahaのバイオ炭プロジェクトデザインによって、Microsoftの炭素除去ポートフォリオの多様性を広げます。これは、アジアにおけるバイオ炭CDRの成長をスケールアップさせ、農家のみなさんにとってのコベネフィットである、土壌の改善、空気の清浄化、経済的機会の共有を促進するための一歩を踏み出したことを意味します」とMicrosoftのCDRプログラムディレクターのPhil Goodmanは話しています。

Varahaのプログラムで生成されるクレジットは、測定、報告、検証のための厳格な基準を満たしており、1クレジットあたり1トンの炭素が本物の永久的な炭素除去であることを保証します。

Varahaについて

Varahaは、アジアにおける二酸化炭素除去(CDR)事業の大手デベロッパーで、小規模農家主導の気候変動ソリューションを拡大し、大気から二酸化炭素を除去して農村の生計を強化することを使命としています。南アジア全域における再生農業、アグロフォレストリー、バイオ炭、岩石風化促進プロジェクトを専門とする同社は、2022年の設立以来、炭素プロジェクト開発における技術・科学主導のアプローチを開拓してきました。Varahaはインドのグルグラムに本社を置き、インド、ネパール、バングラデシュで20の炭素事業を運営しています。

写真:https://mma.prnasia.com/media2/2861911/Farmers_biochar_Varaha_ClimateAg.jpg?p=medium600
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