ノルディック複合個人LH 山本涼太は得意のジャンプで136m、1位で後半の距離へ 渡部暁斗は1分50秒差の19位、谷地宙は14位【オリンピック】

■ミラノ・コルティナオリンピック™ スキー ノルディック複合男子個人 前半LH(日本時間17日、プレダッツォ・スキージャンプスタジアム)
【競技日程・日本代表一覧】ミラノ・コルティナ冬季五輪が開幕、前回大会の過去最多メダル数「18」を超えられるか?
スキー・ノルディック複合、個人ラージヒル(LH)に今季限りで引退を表明している渡部暁斗(37、北野建設SC)が出場し、前半のジャンプで125.5mをマークし19位、トップと1分50秒差で後半の距離10kmに挑む。山本涼太(28、長野日野自動車SC)は得意のジャンプで136mでトップ、谷地宙(25、日本航空)は128.5mでトップと1分23秒差の14位。
ノルディック複合は、スキージャンプとクロスカントリースキーの2種目を合計して争う競技。ジャンプの得点差は、そのまま距離競技のスタート差に換算される。22年北京で渡部は銅メダルを獲得している。
個人NH(ノーマルヒル)では11位に終わった渡部、冬季日本勢初の4大会連続メダルへ。NHでは「深い雪で自分のその体力もいつの間にか削られてしまっていた」と話した渡部。このLHではジャンプで貯金を作りたいところ。
スタート前に渡部はカメラを向けられると、舌を出して変顔を見せるなどリラックスムード、ジャンプでは飛び出しのタイミングが合わず、スキーが上がらずに最後の伸びも付けられずに125.5m。トップと1分50秒差の19位で後半の距離に入る。
「メダル争いとかっていうのは厳しいタイムになってしまったんで、ちょっと悔しいですね」と振り返って渡部。「最後まで諦めずに自分の中でいい走りがしっかりできるように、メダルっていうのはすごく遠くなってしまいましたけど、この場に立っているっていう気持ちをクロスカントリーコースでも表現できたら」と気持ちを切り替えた。
練習ジャンプを回避した谷地はしっかりタイミングを合わせて、128.5m、トップとは1分23秒差の14位、山本は得意のジャンプで風を上手く捕まえて、136mのビッグジャンプを見せた。トップで距離に臨む
山本は「ちょっと実感がわからないようなトップの立ち方で、立てるかなっていうところは不安だったんですけれども」と話し「自分のレース展開に持っていけそうな感じはするんですけれどもできればもうちょっとタイム差を離したかったってところですね」と口にした。
距離については「標高が高いのと、コースのレベルが高いコースなので、かなりスピードアップされるとすぐ疲れてしまうようなコースなので、上りだったり平地から下りだったりっていうその繋ぎ目で振り落とされないように集団の中でしっかりと走りたい」と語った。
渡部はノルディック複合ワールドカップでは1月10日にエストニア・オテパーで行われた今季第8戦に出場し、W杯通算出場数296で歴代単独最多となった。さらに荻原健司と並ぶ日本男子最多タイとなる通算19勝を記録した。
渡部は14年のソチ五輪、18年の平昌五輪の2大会連続で個人NH銀メダルを獲得。前回の北京大会(2022年)では個人ラージヒル(LH)と団体で銅メダルを獲得するなどこれまで五輪は5大会に出場し、銀2つ銅2つのメダルを獲得している。
※写真は左から渡部暁斗選手、山本涼太選手
【前半ジャンプ結果】※()内はトップとの差
1位 山本涼太 150点
2位 J.ラムパルター(オーストリア)148点(8秒)
3位 A.スコグルン(ノルウェー)146.1点(16秒)
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14位 谷地宙 129.3点(1分23秒)
11位 渡部暁斗 122.5点(1分50秒)