「その人が一番輝く振付を」 振付師・NOSUKEが『DREAM STAGE』で体感した、表現者たちの覚悟と“細部”へのこだわり【ドラマTopics】

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2026-02-20 06:00
「その人が一番輝く振付を」 振付師・NOSUKEが『DREAM STAGE』で体感した、表現者たちの覚悟と“細部”へのこだわり【ドラマTopics】

ダンサー、振付師(コレオグラファー)として、BTSやMrs.GREEN APPLEなどさまざまなアーティストやアイドルも手掛けているNOSUKEさん(Team"S"pecial)。現在放送中のTBS系金曜ドラマ『DREAM STAGE』に出演中の7人組多国籍ボーイズグループ「NAZE(ネイズ)」が歌う主題歌「BABYBOO」の振り付けも担当している。

【写真で見る】ドラマ『DREAM STAGE』の主題歌「BABYBOO」の振り付けを担当したコレオグラファー・NOSUKEさん。芝居初挑戦の舞台裏は…

NAZEの成長と向き合う振り入れの現場から、出演者として体感した撮影現場の緊張感、そして創作に込める揺るぎない信念まで。本作への参加を通して見えてきた、表現者・NOSUKEさんの現在地に迫る。

ドラマへの参加がもたらした創作意欲と高揚感

コレオグラファーとして本作に参加した感想について、NOSUKEさんは「オファーをいただいた時は、自分の中でとても興奮したことを覚えています」と振り返る。

もともとドラマという世界そのものに強い興味はあったものの、仕事柄、なかなか撮影現場に足を踏み入れる機会がなかったという。そこに加えて、本作が“スポ根”要素を含んだ熱い人間ドラマであると知り、「シンプルにすごくワクワクしました」と率直な思いを明かした。

「僕自身、こういった熱血なドラマが大好きなので、そういう作品に参加させていただけることが本当にうれしかったです」と、その喜びを語る。

NAZEの現在地と可能性を見据えた振り入れの現場

主題歌「BABYBOO」の振り入れでNAZEと向き合った際の印象については、まず彼らの置かれている状況にも触れる。

「過密なスケジュールの中でやっているので、疲れも見えていました。その日も連日の撮影が続いた夜だったと思いますが、本当に一生懸命、頑張ってくれていました」。

一方で、「実際にデビューしたら…」という視点に立った時、駆け出しのグループならではの課題も感じたという。「振り覚えのスピード感が遅かったり、スキルに個人差があったりする」と、現状を冷静に受け止めていた。

裏側を知る立場としては思わず励ましたくなるものの、「表に出る以上は、裏の事情は関係ない。見ているお客さんの評価が全てになってしまう」とNOSUKEさんは語る。

そのため、「遅いと思ったら遅いと伝える。いいところはいい、頑張るべきところは頑張ろうと、素直に伝えるべきだと思いました」と語り、振り入れに臨む姿勢を明かす。

「彼らはまだ生まれたてのようなグループだからこそ、長所はきちんと評価しつつ、もう一歩踏み込むべき点は正直に伝えたい。そういう思いで振り入れをしました」と、その意図を補足した。

「すごく頑張ってはいたけれど、まだもう一歩。でも、それが逆に楽しみです」とNOSUKEさんは続ける。

「これからできることがどんどん増えて、歌もダンスも上手になっていく。0からスタートラインに立つ瞬間を『DREAM STAGE』というドラマで見られるのは、彼らにとっても大きなチャンスですし、ファンの方にとってもスタートラインから見守ることができるという点でも、すごく素敵だと思います」と、NAZEの未来に期待を寄せた。

経験を重ねた振付師だからこそ伝えたい厳しさと信頼

こうした言葉の背景には、自身がダンサーとしてステージに立ち、また数多くのアーティストやアイドルに振り付けをしてきた経験がある。

「特にアイドルは人を幸せにする職業。ですが、人間なので体調が悪い日もありますし、ずっと100%ではいられない。それでも笑っていなければいけないこともある。常にプロ意識を持つ人たちを間近で見てきました」と語るNOSUKEさんは、「NAZEにも人を幸せにする力が本当にあると思っています」と断言する。

「だから、つい熱が入ってしまうんです」と笑い交じりに語りつつ、「たくさんの人を幸せにできる輝きがあるので、それがもっと増していって、いつかは大きな舞台で活躍してほしい」と思いを込めた。

初ドラマ出演の芝居に苦戦? 撮影現場で体感した表現者たちの覚悟とリアリティ

振り付けだけでなく、出演者としても作品に参加したNOSUKEさん。ドラマの撮影現場に立った経験については、「とても緊張しました」と率直な感想を口にする。

ドラマで芝居をすること自体が初めてで、専門用語も十分に理解できていない状態だったという。「リハーサルの段階からスタッフさんの数の多さに驚きましたし、僕きっかけでシーンが始まって、NAZEが応える流れだったので、全てのきっかけを作らなければいけなかった。その責任もあって、声のボリュームが分からなくなったり、セリフがぎこちなくなってしまったりして…(苦笑)」と、当時の緊張感を振り返る。

そんな中で「NAZEのほうが(演者としては)先輩なので、すごく頼もしかった」と、彼らへの信頼ものぞかせた。

撮影を通して、役者やアイドルへの尊敬の念はさらに強まったという。「撮影の合間にリアルにリハーサルや振り入れをして、セリフも覚えて、歌もやっている。本当にすごいことだと思いました」。自身も体験したからこそ、「この世界で表に立つ人たちへの尊敬が、より深まった」と語る。

創作に込める信念と、その先に描くドリームステージ

NOSUKEさんが振り付けをする際に常に意識しているのは、「自分がやりたいダンスではなく、その人、そのグループが一番よく見えること」だという。「グループのカラーや歩んできた道、ファンとの関係性を大切にしたい」と語り、「細かい部分まで一つ一つにこだわりたい」と続ける。

「“神は細部に宿る”という言葉を理念にしていて、繊細な部分までしっかり作品に込めたいと思いながら振り付けをしています」と、その信念を明かした。

振り付けのアイデアは、意外にも日常の中で生まれることが多いという。「お風呂に入っている時や、ふとした瞬間ですね。考え過ぎると沼にはまってしまうので」。

また、美術館や舞台などに足を運び、「もっと自由でいいんだよ」と言われているような環境に触れることで、自身の視野を広げてから制作に向き合うようにしている。

本作に携わったことで受けた刺激については、「刺激だらけでした」と即答。音楽とドラマ、それぞれの制作現場の進み方の違いを体感し、「この作品に関われたかどうかで、今後のクリエイターとしての未来はきっと違う」と感じたという。

アイドルがライブ、芝居、モデルなど複数の軸で活躍する姿を見て、「どれも中途半端にはできない。本当にかっこいい」と語り、「見えていない努力や、語られてこなかった物語がたくさんある」と、『DREAM STAGE』のリアルさを実感した。

最後に、夢を追う上で大切にしていることについて、NOSUKEさんはこう語る。
「僕らは歌うことはできないけれど、身体表現と作品を託すことで、たくさんの人を幸せにできる。その幸せになる人の数が増えていくことが、僕にとっての夢です」。

いつか、自身が振り付けをした楽曲を踊るアイドルたちが集い、特別なステージを作り上げる――。その未来を思い描きながら、「今いるチームのみんなと一緒に、その夢に向かって頑張っています」と、静かに前を見据えた。

NAZEの現在地とその先にある未来を真っ直ぐに見つめながら、表現に向き合い続けるNOSUKEさん。その誠実なまなざしと揺るがない信念が、彼自身の創作を前へと進めている。

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