猫の命に関わる『危険な春の花』5選 誤飲時にあらわれる症状やリスクを解説

2026-02-25 12:00

私たちが日常的に目にする春の花の中には、猫が誤って口にすると、中毒症状を引き起こし、命に関わる危険なものがあります。愛猫の命を守るためにも、中毒を起こすおそれのある花とその症状について知っておくことが大切です。

1.チューリップ

カラフルなチューリップ

春を代表する花といえばチューリップ。3〜5月に花を咲かせるユリ科の植物で、猫にとって毒性の強い植物のひとつです。チューリップには「ツリパリンA」と「ツリパリンB」 という有害成分が含まれており、特に球根に多く含まれています。

猫が誤って口にすると、以下のような中毒症状があらわれます。

  • 胃腸炎
  • 重度の流涎(よだれ)
  • 吐き気・頻回の嘔吐
  • 下痢
  • 呼吸困難
  • 沈うつ

食べたことに気づいてすぐに受診しても、手遅れになるケースも考えられます。また、一命をとりとめたとしても、慢性腎臓病などの重い後遺症が残ることがあります。

2.スズラン

スズランの花束

5〜6月に可憐な花を咲かせるスズランですが、猫にとっては危険な植物として知られています。強心配糖体の「コンバラトキシン」や「コンバラマリン」「コンバロシド」が含まれており、命に関わる場合があります。

猫がスズランを誤飲した場合、数時間以内に以下のような症状があらわれます。

  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • ふらつき
  • 不整脈
  • けいれん
  • 錯乱

スズランの有害成分は水溶性のため、花を活けていた水にも毒が溶け出します。猫が誤って飲まないよう注意が必要です。

万が一スズランを口にしてしまったときは、様子を見ずに早急に動物病院を受診してください。

3.スイセン

一面のキズイセン

冬から初春にかけて見られることの多いスイセン。種類によって咲く時期は若干異なりますが、3〜4月ごろに多く見られます。スイセンにはリコリンやガランタミンをはじめとするアルカロイド系の毒が全草に含まれており、特に球根に強い毒性があります。

猫が口にした際に見られる可能性のある主な症状は以下のとおりです。

  • 激しい嘔吐や下痢
  • 胃腸炎
  • 重度の流涎(よだれ)
  • けいれん
  • 低血圧
  • 不整脈
  • 心不全
  • 昏睡

大量に摂取すると神経系へのダメージや昏睡などの症状があらわれ、死に至るリスクがあります。また、消化器系へのダメージが深刻な場合、脱水症状から衰弱することもあるでしょう。

4.ツツジ

一面のツツジ

公園や道端でよく見かけるツツジも、猫にとっては有毒な植物です。晩春に見ごろを迎えるツツジには、ツツジ科特有の有毒成分「グラヤノトキシン類」が含まれており、特に葉と花蜜が危険だとされています。

ツツジを誤って口にした際には、以下のような症状があらわれます。

  • 重度の流涎(よだれ)
  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢
  • 呼吸困難
  • 視覚障害
  • けいれん
  • 筋力低下
  • 中枢神経の異常

重症化すると視覚障害やけいれん、筋力の低下が起こります。また、運動機能に問題が見られたり、ふらつきがあったりする場合は、迅速な治療が必要です。すぐに、動物病院を受診しましょう。

5.ラナンキュラス

ラナンキュラスの花

幾重にも重なる花弁が特徴的なラナンキュラス。生け花としても人気があり、3月〜5月に美しい花を咲かせます。ラナンキュラスには、茎を折るなど植物の組織が傷ついたとき放出される「ラヌンクリン」という毒性物質が含まれており、触れるだけでもリスクがあります。

猫が誤って口にすると以下のような中毒症状があらわれる可能性があります。

  • 口腔内の痛み
  • 口内の水疱・腫れ
  • 重度の流涎(よだれ)
  • 吐血
  • 下痢

症状は、口内の刺激やよだれの増加からはじまり、重症化すると命を落とす可能性があります。また、皮膚に触れるだけでも炎症を起こすことがあるため、猫がいる場所に置くのはおすすめしません。

まとめ

ガーベラと猫

春は気候も穏やかで、美しい花が咲きはじめる季節です。しかし、猫にとっては楽しいことばかりではありません。命に関わる危険な花が増える季節でもあります。

今回は、猫の命を奪う可能性がある、特に注意が必要な花を紹介しましたが、ほかにもアネモネやフクジュソウ、ルピナスなど、中毒を引き起こす花は多数存在しています。

危険な花の誤飲が疑われる場合は、症状が出てからでは手遅れになることもあります。

好奇心旺盛な猫にとって植物はおもちゃとして認識され、口にしてしまう可能性も高いです。どの部位を、いつ、どの程度口にしたのかを確認し、速やかに動物病院を受診しましょう。

関連記事

猫と『だるまさんがころんだ』をしてみた結果→何度か隠れてみると…驚きの光景に「いい意味で心臓に悪いw」「思わず声が出たw」と反響
遊ぶ気満々の子猫→同居猫の気を引こうと『顔に触れた』次の瞬間…愛おしすぎる『まさかの光景』に「笑っちゃった」「破壊力抜群」と反響
子猫がいる家に『動物苦手なじいじ』が遊びにきた結果…まさかの光景が98万再生の大反響「そして猫沼にw」「おじいちゃんもビックリw」
ふと子猫たちが眠っている『猫ハウス』を見たら…とんでもない寝相に爆笑の声続出「メッチャ無防備で笑った」「まるで事故現場w」
猫は一緒に寝る人を選んでいる?人のそばで寝る理由、一緒に寝る方法と注意点

  1. 台湾外交部「今後もアメリカと協力して権威主義国家による脅威に対処していく」 米中首脳会談を受けて
  2. 飲食店の“廃液”が空を飛ぶ燃料に?捨てられていた油や食べかすを次世代の航空燃料「SAF」へ 原料不足の解決目指し北九州市で実証実験始まる【地球を笑顔にするWEEK】
  3. トランプ大統領「大成功だった」中国訪問を終えアメリカに帰国 王毅外相「アメリカから台湾の独立認めない姿勢感じ取った」と主張 台湾問題に介入しないよう改めてけん制
  4. 東京・上野の強盗予備疑い事件でリクルート役の男(22)を新たに逮捕 他に指示役がいるとみて捜査 警視庁
  5. 精子・卵子提供による不妊治療 対象は「法律婚」に限定せず 生まれてきた子どもの「出自を知る権利」ルールを定める法案の骨子案
  6. 新たに16歳少年を相模原市内で逮捕 一連の逮捕者は3人に 不審車両などの情報が寄せられていた 栃木・上三川町の強盗殺人
  7. ホワイトソックスは連勝「5」でストップ、村上宗隆は1安打もけん制死、カブスの鈴木誠也はタイムリー含む2安打で勝利に貢献
  8. 猫の『心が弱っている』ときに表れるサイン3つ 放置してはいけない理由や取るべき対処法
  9. 犬がひとりで『留守番』しているときに考えていること5つ 退屈させないためにできることまで
  10. バレー女子日本代表の石川真佑、兄・祐希とシンクロする“兄妹の思考”【実況席から見える世界】
  1. 【速報】栃木・上三川町の強盗殺人 新たに16歳の少年1人逮捕 3人目の逮捕者
  2. 「大切な人に連絡しとけ」運転手の異変に気づいたソフトテニス部の部長 同乗の部員にLINEでメッセージ 磐越道のバス事故
  3. 当時15歳の女子中学生に売春をさせたとしてトー横の「いのっち」を逮捕 売春相手は元芸能関連会社社長の男 警視庁
  4. 酒気帯び運転で軽乗用車が自転車と衝突 92歳男性が死亡 運転していた男を逮捕 神奈川・愛川町
  5. 【 真木よう子 】「あーーーーー、幸せ♡」 母&娘2人で〝夏服探しのショッピング〟しみじみ微笑みにフォロワー共感「いい顔してる」
  6. 【 日髙のり子 】声優・山崎和佳奈さんを追悼「絶対に戻って来てくれると信じていました」 『名探偵コナン』で共演
  7. 朝、保育園に行く男の子を『お見送り』する大型犬→お別れ後、帰ろうとすると…『まさかの光景』が30万再生「まさに忠犬」「もはや人間みたい」
  8. 【 辻希美・長女 】希空 カフェでオフショルダーコーデを披露 アイスのデザートと一緒に笑顔
  9. 休みも仕事も授業中も…どこまで広がる?「サングラス」着用【THE TIME,】
  10. シロアリ被害は他人事じゃない! 約5人に1人が経験した戸建て住宅の見えない盲点
  11. 新たに16歳少年を相模原市内で逮捕 一連の逮捕者は3人に 不審車両などの情報が寄せられていた 栃木・上三川町の強盗殺人
  12. 「同じ大学に行こうね」そう約束した親友に、卒業式で無視された理由が切なすぎる