ホルムズ海峡めぐりトランプ大統領 船舶護衛「7か国程度」に参加求める どの国に要請かは言及せず いくつかの国からは“前向きな反応”

原油価格が一時、1バレル=100ドルを再び突破するなか、トランプ大統領は石油輸送の要衝ホルムズ海峡での船舶護衛について「7か国程度」に参加を求めたことを明らかにしました。
アメリカ トランプ大統領
「いま、海峡警備に関する協力について他国と協議を進めていて、前向きな反応が得られていると考えている」
トランプ大統領は15日、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡での船舶の護衛について、「7か国程度」に協力を求めたと明らかにしました。どの国に要請したのかは言及しませんでした。
いくつかの国から前向きな反応があったものの、複数の国が「関与を控えたい」と回答したとしています。
ホルムズ海峡での安全な航行の確保をめぐっては、トランプ氏は日本やイギリス、中国などが艦船を派遣することに期待を表明していて、ウォール・ストリート・ジャーナルは15日、「トランプ政権が船舶護衛について、複数の国が協力に合意したと今週中にも発表することを検討している」と報じています。
トランプ氏は、イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」のインタビューで「中国も協力すべきだ」とし、31日からの北京訪問で予定される習近平国家主席との会談までに協力が得られなければ、「訪問を延期するかもしれない」と述べました。
NATO=北大西洋条約機構に対しても協力を求めていて、「何の反応もなかったり否定的な反応があったりすれば、NATOの将来にとって非常に悪い結果になるだろう」としています。
一方、トランプ氏はイランについて。
アメリカ トランプ大統領
「アメリカとイランは話し合っている。ただ、イランは(交渉の)準備ができていない。整ってきつつはあるが」
アメリカが外交的に接触していることを明らかにしました。
これに先立ち、イランのアラグチ外相は「我々は停戦を求めたことや、交渉を求めたことは一度もない」と主張。ホルムズ海峡をめぐっては「船舶の安全な航行について、我々と話し合いたい国には門戸を開いている」としました。
こうした中、イスラエル軍の報道官はCNNテレビに対し、イランには「数千の標的が残っている」とし、軍事作戦を少なくともあと3週間続ける計画だと述べました。
事態長期化への懸念が広がるなか、アメリカのWTI原油先物価格は一時、1バレル=100ドルを再び突破。IEA=国際エネルギー機関は、加盟国32か国が合意した石油備蓄の協調放出がまもなく開始されるとしています。