“海峡を開けろ、ろくでなしどもめ”…トランプ氏「7日までにホルムズ海峡開放」求め攻撃の警告 イランで撃墜のアメリカ軍兵士救出は成功
アメリカのトランプ大統領は、7日までにホルムズ海峡を開放しなければ、イラン全土の発電所などを攻撃する考えを示しました。これまでにないほど口汚く威嚇するメッセージも投稿しています。
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「火曜は発電所の日、そして橋の日だ」
ホルムズ海峡を開放しなければ、イランの発電所と橋に大規模な攻撃を行うと警告したトランプ大統領。SNSへの投稿では、こんな言葉も交えてイラン側への圧力を強めています。
「海峡を開けろ、ろくでなしどもめ」
ウォール・ストリート・ジャーナルの取材では、ホルムズ海峡が「7日の夕方」までに開放されなければ、「発電所も橋も一切残らないことになる」と述べたということです。
「アメリカ東部時間7日午後8時!」
この投稿で示した時間が期限を指している可能性があります。トランプ氏は、4日には期限は残り48時間だと表明していましたが、ここにきて延期した形です。
警告に対しイランは徹底抗戦の構えを崩していません。
イラン外務省の報道官
「イランのインフラが攻撃された場合、我々も同様の報復を行うと我が軍は明確に表明している」
一方、イラン上空で撃墜されたアメリカの戦闘機をめぐり、乗員が救出されるまでの詳細が報じられました。
銃とイランの国旗を持って歩く男性たち。墜落したアメリカ軍の戦闘機に乗っていた兵士を捜索している様子とされる映像です。
「神が望めば見つかるだろう」
アメリカ中央軍は5日、イラン上空でF15E戦闘機が撃墜され、兵士2人を救出したと発表しました。
当初、見つかっていなかったこのうち1人の救出劇について、ニューヨーク・タイムズが詳細を報じました。
ニューヨーク・タイムズ
「兵士は24時間以上にわたりイラン軍の追跡から逃れ、7000フィート(約2100メートル)の山の尾根を登り、岩の裂け目に潜んでいた」
兵士は位置を知らせる機器や通信装備を所持していましたが、イラン側の傍受を警戒して使用を控え、CIA=アメリカ中央情報局が独自の装備を使って位置を特定したとしています。
数百人の海軍特殊部隊の隊員らが投入されたという今回の救出作戦。トランプ政権として、なんとしても成功させなければならなかったと専門家は指摘します。
明海大学 小谷哲男 教授
「1人でも捕虜になり、政治的に人質として扱われるということになれば、アメリカ世論は軍事作戦に対してさらに批判的になり、撤退を余儀なくされるというようなシナリオも十分あり得たと思います」
救出についての投稿でイラン領空での「制空権と優位性」をアピールしたトランプ氏。そもそも、撃墜される前には「イランの防空システムを完全に破壊した」と話していましたが…
明海大学 小谷哲男 教授
「イランの防空システム、これを相当破壊したことは間違いないと思いますが、現代戦において完全に制空権を握るというのは極めて難しい。F15が撃墜されたというのは、トランプ氏としてもメンツを失ったはず」
それだけに救出作戦の成功に安心しているはずだといいます。
トランプ氏は日本時間あす未明に記者会見を行うとしていて、今回の救出についても話すものとみられます。