子どもの“SNS利用規制”議論が本格化 “年齢確認の厳格化”など検討…事業者の法的責任求める案 「スマホありきの生活なので無理」との声も【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-04-23 15:23

子どものSNS利用をめぐって、総務省が事業者への規制強化にむけた議論を本格化。事業者による「年齢確認の厳格化」を検討しています。街の人からは賛否両論、さまざまな意見が出ました。

【写真を見る】「スマホ疲れ」を感じる理由

「スマホありきの生活なので無理」子どもの“SNS利用規制”の議論が本格化

中1・小4・4歳の子どもの母
「大人向けの動画が流れてきたりして、それをよくわからない中見ていることは前あったので」

親からは不安の声があがる“子どものSNS利用”。

TikTokは約4割、YouTubeでは、6割以上の子どもがほぼ毎日利用しているという調査も。

Q.スマホ1日の利用時間は?

高校3年生
「10時間以上」
「4か5(時間)じゃね」
「30分携帯全く見ないなんてできる?」
「できない」

SNSの依存やトラブルから子ども達をどう守るのか。

22日に総務省が開催した有識者会議では、SNS事業者などに対し、法的な責任を求める案が示され、これまで以上に厳格な年齢確認などが議論されました。

小2・4歳の子どもの父
「一番はリスク回避。何か事件が起こらないように法規制するのがいいんじゃないか」

大学1年生
「学校の課題とかでも必要だし、スマホないとやっていけないというか、みんなそれありきの生活なので無理だと思います」

“年齢確認の厳格化”を検討 「16歳未満の利用禁止」など海外の事例は

藤森祥平キャスター:
子どものSNSの利用制限について議論が本格化してきました。

22日に開催された総務省の有識者会議では「従来の携帯電話会社による未成年へのフィルタリングだけでは不十分」との考えで、SNSやスマホのOSを提供している事業者にも法的な責任を負わせようという方向で議論が行われました。

さらに「年齢による一律の制限より、年齢確認の仕組みが重要」という意見が紹介され、SNS事業者に対して年齢確認の厳格化を求めることが検討されているということです。

Podcastプロデューサー 野村高文さん:
保育園児の子どもにYouTubeを見せたくないと思い、我慢させていたのですが、あるタイミングで1度見せたら、常にせがまれるようになりました。

今は時間を決めて見せていますが、その後反動で明確にイライラするので、依存性を感じています。

今は幼くても、いずれ親の目が届かなくなるので、一定の規制があると親としては安心です。

トラウデン直美さん:
友達とのやり取りであれば大きな問題ではないし、現代社会においては必要な部分もあると思います。

しかし、匿名の知らない人とのやり取りが簡単にできてしまい、親の目が届かない状況は好ましくないと思います。また、知らない人同士のやり取りでも、目を覆いたくなるようなコメントがたくさんあります。それを子どもが目にしていいのか気になります。

規制する範囲を決める際には、中身や用途を考える必要があると思います。

藤森キャスター:
海外では以下のように規制が行われていて、罰則対象は利用者ではなく、事業者側という事例が多いようです。

【子どものSNS規制】(2026年1月 こども家庭庁)
▼オーストラリア 16歳未満の利用禁止
▼フランス 15歳未満への提供禁止(今年9月~施行予定)
▼EU 13歳未満は完全利用禁止
▼インドネシア 13~16歳は利用制限

「ぼくは規制は嫌」「規制だけではなく教育も大事」SNS規制導入に街の人は

日本のSNS規制導入について、街の人に話を聞きました。

17歳
「(Q.海外の規制)厳しすぎる。普通にそこまでする意味が分からない」
「仲良くなるのも最初からラインじゃなくインスタでつながることが多いから、それが出来なくなっちゃうのも大きい」

8歳の子どもの母
「知らない人との交流とか、SNSはちょっと怖いなと。誰とでもやり取りができちゃうものは、こっちで制限をかけてあげたほうがいいんじゃないか、安全のためにも」

4歳の子どもの母
「長時間の電車とか静かにして欲しいときに、見てくれてると助かる部分も正直なところなので。制限がかかると、こっち側(親)もしんどくなる時もある」

小学6年生の子どもの父
「年齢での規制もそうですが、教育も大事なのかなと。うちの場合は小学生は使わせないとしていますが、使うようになっても教育とセットでやっていただけるといいんじゃないか」

小学6年生の子ども
「ぼくとしては規制あると嫌」

小学6年生の子どもの父
「嫌なの?」

小学6年生の子ども
「たくさんやりたい」

SNSに夢中になるのは子どもだけじゃない?有効な規制とは

小川彩佳キャスター:
SNSの規制手段は、どのような形が有効なのでしょうか。

Podcastプロデューサー 野村高文さん:
子どもに対する悪影響を議論していますが、大人も依存があると認識した方がいいと思います。

SNSはダイエットに似てると思います。
ダイエットでは、食べ物を我慢しすぎるとどこかで食べてしまってリバウンドしてしまうので、食事の質を変えることが大事だと思います。

同じように、SNSも完全にゼロではなく用法用量を守ることが大事なのではないでしょうか。

私も隙間時間を使って、Xを1日2時間くらい見ていましたが、イライラする理由もだいたいSNS由来だと気づきました。アプリをタップしにくい画面に移したら、Xを開く機会が減って穏やかに生きられるようになりました。

規制は大事ですし、年齢を基準にするのはフェアだと感じますが、使う側がうまく向き合っていくことも大事だと思います。

藤森キャスター:
子どもの前で、大人がずっとスマホを使っていたら、「規制する」「取り上げる」と言えませんからね。

トラウデンさん:
子どもが親の目を盗んでゲームをするなどはあることですし、子どもの頃の思い出にもなると思います。親と子の間でルールを作って、その関係性の中で使うのが良いと思います。

小川キャスター:
有識者会議は、法改正を目指して5月ごろに報告書案を取りまとめる予定です。

==========
<プロフィール>
Podcastプロデューサー 野村高文さん
Podcast制作会社の代表
経営者への取材多数
外資系ファームでコンサルタントの経験も

トラウデン直美さん
Forbes JAPAN「世界を変える30歳未満」受賞
趣味は乗馬・園芸・旅行

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