つい買いたくなる!食べたくなる!「店内BGM」に込めた企業の狙いとは?【THE TIME,】

買い物中や食事中に店内で流れているBGM。実はそれぞれの曲には“購買意欲の刺激”や“滞在時間の引き延ばし”など、各企業の様々な狙いが込められています。
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知らずに口ずさむ?“名曲”の数々
店内BGMで、まず思い出すのは?
20代女性「♪ドンドンドン ドンッキ~ みたいな。ちょっと踊りたくなる」
20代女性「“ジャングルだー”の合いの手を入れられなかったら“おごり”とか」
⇒『ドン・キホーテ』の「Miracle Shopping~ドン・キホーテのテーマ~」
♪<ドンドンドン ドンッキ~ ドン・キホーテ~>
<ボリューム満点激安ジャングル(ジャングルだぁ~)>
他にも、耳に残る有名な店内BGMがー
♪<ふくふく ふくろう いけぶくろ でんでん でんしゃが 8路線>
で始まり、終わりは
♪<ビーック ビックビック ビックカメラ>
⇒『ビックカメラ』の「ビックカメラテーマソング」
♪<Happy Price Paradise(DAISO!) >
♪<Hyper Price Paradise(DAISO!) >
など微妙に違うフレーズが繰り返されるのは、『DAISO』の「♪HAPPY PRICE PARADISE-あるお店の物語-」
『大創産業』グローバル広報課 課長・後藤晃一さん:
「リズム感、“お客様の耳に残る”、何度もリピート性がある曲。お客様に口ずさんでいただいて我々としても“大きな資産”だと思っている」
その結果ー
30代女性客:
「いっぱい買っちゃう。♪パラダイス~みたいな感じで、どんどんどんどん入れちゃえ~みたいな(笑)」
ちなみに、掛け声の<DAISO!>は、毎年新入社員で録音しなおしているそうです。
BGM効果で「もう一杯飲みたくなる」!?
大手ラーメンチェーン『一蘭』にもオリジナル店内BGMがあります。
歌は入っていない和楽器を使ったしっとりした曲調で、カウンターの仕切りと組み合わせることで、“よりラーメンの味に集中”しやすくしているとのこと。
また違った形で店内BGMに力を入れているのは『コメダ珈琲店』です。
「音楽いいなぁと思う。優しい、リラックスできる、くつろげる」(50代女性)
「邪魔にならない、全然2時間以上ゆっくりできる」(50代女性)
曲は▼ジャズ▼ボサノヴァ▼ポップスなどを中心にセレクトした“専用チャンネル”を用意。
『コメダ珈琲店』コーポレートコミュニケーション部・白野 紬さん:
「“BGMでもお客様にくつろいでお過ごしいただく”ことを大切にしている。長くくつろげるので、ドリンクをもう一杯、小腹がすいたらスナックやデザートを注文しようと思っていただけるケースもあるのでは」
『マクドナルド』も時間帯によってBGMが変わります。
▼モーニング(5:00~10:30)⇒スローテンポな洋楽
▼アフタヌーン(10:30~17:00)⇒明るいアップテンポの洋楽
▼イブニング(17:00~22:00)⇒幅広い世代のノンジャンル洋楽
▼ミッドナイト(22:00~5:00)⇒大人っぽく洋楽マニア向け
『日本マクドナルド』マーケティング本部・松島弘子さん:
「それぞれの時間帯にあったBGMをUSENと連携して選曲している。モーニングは1日の始まりにピッタリなシンガーソングライターやインディポップな曲。お昼の時間帯は、アップテンポな曲を中心にセレクト」
スーパーの定番曲♪「ポポーポ ポポポ」
各社が力を入れる店内BGMですが、一度はどこかで耳にしたことがあるのが…
♪<ポポーポ ポポポ ポポーポ ポポポ>というメロディー。
街行く人に、Qどこで流れている曲か?聞いてみると、「ドンキ」「スギ薬局!」「スーパー」と答えがバラバラですが、実はどこかの店の“オリジナルBGM”ではないのです。
スーパーでこのメロディーが流れている場所にあったのは、カワイイ顔がついた小さな機械、その名も「呼び込み君」。実は♪<ポポーポ ポポポ>という曲は、呼び込み君に元々入っている音源なのです。
作ったのは、LED広告・電子機器の基板などを製造販売する『群馬電機株式会社』(群馬・みどり市)。「呼び込み君」は、“目だけでなく、耳からお客さんを呼ぶ宣伝機械”として2000年に開発されました。
営業担当主任・佐藤秀之さん:
「“お子様が喜びそうな曲”みたいなコンセプト。お子様連れでお母さんが手を引いてくる。子どもが曲を聴いて『あのスーパー行こう!』となる。そうするとまた来てくれる」
現在、全国のスーパーの数より多い“8万台以上”も売れている人気商品となっているそうです。
(THE TIME,2026年4月21日放送より)