GMO嶋津雄大、パラ陸上デビュー戦 男子5000mで世界新記録の快挙「とても新鮮な気持ちで走れた」従来の記録を17秒更新

■WPA(国際パラ陸上競技連盟)グランプリシリーズ第3戦ラバト大会(24日、モロッコ)
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パラ陸上のグランプリシリーズ男子5000m(T13:弱視)に嶋津雄大(25、GMOインターネットグループ)が出場し、14分03秒45の世界新記録で優勝した。嶋津は今大会がパラ陸上初参戦。デビュー戦で従来の世界記録(14分20秒69)を17秒以上更新する快挙を成し遂げた。
レース後に嶋津は「とても新鮮な気持ちで走れました。スタッフの方々の声援をいただき、日本でも応援してくれる方々がたくさんいて、その人たちの気持ちも背負って走りました。時差もありましたが何とか調整して今の最大限の走りができたと思います」と、パラ陸上初参戦の喜びを語り、「次は6月の日本陸上の5000mが控えているので残りの2か月しっかり調整していきたい」と、先を見据えた。
嶋津は、遺伝性の難病「網膜色素変性症」を抱えながら、創価大学時代に箱根駅伝で2度区間賞に輝き、今年1月のニューイヤー駅伝では6区の区間新記録(32分27秒)を打ち立て、チームの初優勝に大きく貢献した。1月にパラ陸上の国内クラス分けを受検し T13クラスと判定され、今回の大会で国際クラス分けを受検し「T13 FRD2028」の判定となり、5000mに出場した。
嶋津は日本パラ陸上競技連盟26年度の強化指定選手に選出された。8日に行われた会見では「一番目先にあるところでいうと、ロサンゼルスのパラリンピックになるので、そこでの金メダルは目指したい」と話し、「日本選手権のような大きな大会で自分の限界にチャレンジできたら」と、健常者の陸上とパラ陸上との両立に意欲を見せた。