「ぼくとモヤモヤ」子どもの“SOS”に寄り添う「悩みを持つことは誰にでもあるということを伝えていきたい」【news23】
まもなく6月。新しい環境や友だちとの関わりの中で悩みを抱える子どもたちも少なくありません。「つらい気持ちは、一人で抱えなくていいんだよ」と、子どもたちの心の“モヤモヤ”にそっと寄り添う、一冊の絵本を取材しました。
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子どもの“SOS”に寄り添う 心の絵本「ぼくとモヤモヤ」
都内の保育園。子どもたちが真剣に耳を傾けるのは、1冊の絵本です。
タイトルは「ぼくとモヤモヤ」。子どもたちが抱える不安やイライラなどを、“モヤモヤ”というキャラクターで表現しています。
「みんなと なかよくしたいのに けんかしちゃう」
「どうしたんだい?はなしてごらんよ」
モヤモヤを抱えた主人公が、大人との対話を通して、少しずつ前に進んでいきます。
「ほんとだ!モヤモヤは ぼくだけじゃないんだね」
大学生も制作に参加、子どもたちが感じる“モヤモヤ”って?
子どもたちが感じるモヤモヤとは?
子どもたち
「だれかが怒ったとき」
「モヤモヤのときさ、なんかついてる」
「あたまについてる」
「あたま?」
「からだについてる」
「みえない」
読み聞かせをしていた、保育士の帯津さん。実はこの絵本を作ったメンバーの1人です。
制作したのは大学生のとき。教授やゼミ生とともに、絵本のストーリーを練り上げました。
東京家政大学 武田洋子 教授
「自分が小学校の時に、嫌だったこととか、辛かったことを思い出してもらって」
元ゼミ生 帯津さん
「1日だけ、本当に学校に行きたくない日があって、相談すると親は親身になって絶対聞いてくれるから、一緒に巻き込んでいいのかなって」
元ゼミ生・保育所勤務 河野さん
「悲しい出来事とかは表に出さないタイプ。割と溜め込んで苦しくなっちゃうタイプではありました」
子どもたちに「伝えたいこと」
このプロジェクトを立ち上げたのが、板橋区です。
子どもの自殺が増える中、大人にSOSを出す大切さを、子どもたちに知ってもらいたいと語ります。
板橋区 坂本健 区長
「子どもたちに『悩みを持つことは誰にでもある』と伝えていきたい。その気持ちをどう受け止めるかを大事にしたい」
帯津さん
「ちょっと心が苦しくなったりして、ちょっとドキドキしたり、どうしてこうなっちゃったのかなとか、自分で考えたりするときがあると思うんだけど、それは全然悪いことじゃないし、いろんな人に話すことだったり、楽しいことを思い出すってことを、これ(絵本)で思い出してみてください」