BtoB大型購買プロセス調査:検討長期化の最大原因は「経営層の判断待ち」、生成AI活用は進む
2026-06-10 12:15

リサピー®️を提供する株式会社IDEATECHは、デマジェン総研の北川裕康氏と共同で「【第2弾】 日本のBtoB大型購買プロセス調査」を実施しました。本調査により、大型案件の検討長期化や、生成AIの活用が進んでいる実態が明らかになりました。
概要
株式会社IDEATECHは、デマジェン総研の北川裕康氏と共同で、年間契約金額500万円以上のBtoB業務ソフトウェア・SaaSまたはITインフラ・セキュリティ商材の導入等に関与した330名を対象とした「【第2弾】 日本のBtoB大型購買プロセス調査」を実施しました。調査の結果、大型案件の検討長期化や、部門間調整・予算配分での意見相違が明らかになりました。調査名称:【第2弾】 日本のBtoB大型購買プロセス調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2026年5月25日〜同年5月26日
有効回答:330名
大型案件の購買プロセスにおける実態
今回の調査では、BtoB大型購買における様々な実態が明らかになりました。まず、関与した案件の50.0%が「買い替え・リプレイス」であり、意思決定には平均7名以上が関与し、部長相当(49.2%)や経営層(32.3%)を含む多階層が関わっていることが分かりました。合意形成においては、「必要な機能・要件についての部門間調整」(56.9%)や「予算規模・予算配分の社内調整」(51.7%)で意見が分かれる傾向が見られました。また、検討の長期化を経験した回答者は73.5%にのぼり、その最大の原因は「経営層の判断が下りるまで時間がかかったから」(63.6%)であることが判明しました。営業接触前の社内検討では、「導入後の運用負荷の見積もり」(56.3%)が最も判断が難しい項目として挙げられました。
生成AIの活用と信頼性
購買検討プロセスにおける生成AIの活用も進んでいます。生成AIを「製品・サービスの機能の理解」に活用しているという回答は63.1%に達し、AI生成コンテンツに対する信頼性も「非常にそう思う」(19.7%)、「ややそう思う」(62.8%)を合わせると8割以上(82.5%)となりました。信頼できるコンテンツの特徴としては、「実名の専門家や担当者が登場している」(59.1%)、「具体的な企業の導入事例が紹介されている」(52.3%)が上位に挙がりました。営業担当者に求められる役割の変化
BtoB大型購買において、営業担当者やベンダー担当者に求める役割が変化してきていると感じている人は9割近く(86.8%)にのぼります。今後のBtoB大型購買においては、74.2%が営業・ベンダー側に対して期待を寄せており、具体的には「顧客が本当にやりたいことをヒアリング段階で理解してほしい」といった声が寄せられています。これは、一方的に製品情報を提供するのではなく、顧客の購買プロセスに寄り添い、最適な判断材料を提供する「購買プロセスの伴走者」としての役割が、より一層求められていることを示唆しています。まとめ
今回の調査では、BtoB大型購買プロセスにおいて、検討の長期化、部門間・経営層の意思決定の複雑さ、そして生成AIの活用と信頼性の高まりといった傾向が明らかになりました。ROI試算や類似事例など、意思決定を直接後押しする具体的な根拠が重視される傾向にあり、営業担当者には顧客の購買プロセスに寄り添う「伴走者」としての役割が期待されています。関連リンク
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