男子400mH・銀の後藤大樹、初の世界大会に「完敗してしまって悔しい」 アジア大会は「日本記録を塗り変えるつもりで」【U20世界陸上帰国】

アメリカオレゴン州で行われたU20世界陸上に出場した選手らが11日に帰国した。男子400mハードルで銀メダルを獲得した後藤大樹(17、洛南高校)を始め、女子800mで2大会連続入賞を果たした久保凛(18、積水化学)らが取材に応じた。
【日程&内定選手一覧】32年ぶり日本開催のアジア大会(愛知・名古屋)が9月19日開幕 ※随時更新
今大会は出場した日本勢41人のうち、3人が(銀2、銅1)メダルを獲得。13人が8位以内に入賞するなど健闘した。
この日は台風15号が関東を直撃、出発も遅れて、到着予定時刻よりも1時間36分遅れでの帰国となった。今年6月の日本選手権予選で48秒31のU18世界最高をマークし、今大会も銀メダルを獲得、急成長を遂げている後藤は「優勝をずっと目標にしてきて、今シーズンの一番大きな大会だったんですけど、なんだろう、完敗してしまって悔しい気持ちが今一番大きいです」と口にした。
銀メダル獲得にも「(決勝で)久しぶりに前にあんなに差をつけられて負けたので、本当に世界は広いなって、ライバルがいるのは本当に嬉しいことなので次は強くなって帰ってきたいと思った」と晴れやかな表情を見せた。
アメリカ到着後に「初めての競技場練習でハードル中に左足を捻挫してしまって、しばらく走れなくて、毎日毎日トレーナーさんにアイシングと圧迫をやってもらって何とか予選に間に合った感じ」とアクシデントがあったことを告白、さらに左足捻挫で予選は左足に負荷のかかる1レーンになったことには「レーン見た時には“マジか!”みたいな、だいぶしんどかったです」と振り返った。
初の世界大会だったが「当たり前ですけど周りは日本語が通じませんし、その雰囲気だったり、何か異国感という感じが、とっても楽しめた感じです」と笑顔を見せて、食事でも「同じ料理だけだったので飽きてて。最後の方は自分で持ってった白米とチームメートからもらったふりかけでずっと食べてました。それがしんどい、一番しんどかった」と報道陣を笑わせた。
さらに大会でのインタビューには「全部英語で聞かれたんで、正直、何言っているかわからなかったところがあったので」と笑いを誘い「自分のしゃべりたいことをしゃべっていた感じ」と話した。
9月19日から32年ぶりに日本で開催するアジア大会に向けては「記録をメインで、本当に日本記録を塗り替えるつもりで頑張っていきたいなと思ってて、来年の目標である世界陸上の標準記録がアジア大会から有効になるので、もうそこで日本記録更新して、代表内定に一歩リードしたい」と前を見据えていた。
女子800mで前回大会の6位に続いて2大会連続の入賞を果たし、種目5位で日本勢の過去最高順位を更新した久保は「自己ベストを更新する走りが出来たらいいなと臨んだんですけど、結果自分自身の思うようなレースにならなくて予選後に少し足を痛めたというのもあったり、自分の弱さを感じるレースになった」と話し、「入賞できたことは良かったんですけどもう全然嬉しくなくて、一番高いところを目指していたのですごい悔しい気持ち」と目指す優勝に向けて悔しさをにじませる。
アジア大会に向けては「優勝と自己ベストを更新する走りを絶対にして、今回の悔しい結果を吹き飛ばせるようなそんなぐらい自分が納得いくレースができたら」と力強く語った。