約15,000人が所属する日本最大級のライバー事務所・株式会社321による年に一度の大型ライブイベント「LIVER祭り 2026」が、2026年8月22日(土)・23日(日)の2日間にわたり、東京・新宿住友ビル 三角広場にて開催されました。
MCは321ファウンダーであるゆうこす(菅本裕子)と大倉士門が担当。今年は事務所の垣根を越えて複数のライブ配信アプリで活躍する人気ライバーたちが全国から集結。会場にはライバーが自ら接客を行う屋台やビールの売り子も登場し、リアルイベントならではの熱い熱気に包まれた模様をレポートします。
精鋭ライバー3名による楽曲ステージ

「LIVER祭り2026」の幕開けは「楽曲ステージ」から。8月1日から7日にかけて行われた楽曲ステージ出演権獲得イベントにて、各部門1位となった3名のライバーによるパフォーマンスが行われた。
トップバッターを飾るのは、昨年のLIVER 祭り2025のボーカル王者決定戦で1位に輝いた実力者のなぽ。

オープニングにふさわしい、圧倒的な歌唱力で会場を興奮の渦に巻き込んだ。
続いて登場したのはLIVER 祭り出演5回目という最多記録を誇るまさみん。

透き通るような可憐な歌声に引き込まれた会場のリスナーたちが次々と立ち上がりペンライトやタオルを振って声援を送った。
最後に登場したしょへは爽やかな美声で観客を魅了した。
個性ある3名のライバーが織りなすステージは圧巻で、会場のボルテージを一気に引き上げたと言っても過言ではない。
パワフルでエッジの効いた歌とダンスを披露!「グリッターシステム」

1日目のフィナーレを飾ったのは321アイドルプロジェクトのステージ!
321アイドルプロジェクトは「配信からステージへ」をコンセプトに、ライブ配信を軸に活動するライバーたちが本気でアイドルに挑戦するプロジェクト。
「グリッターシステム」「PALETULLE」のメンバーが力強く可憐なパフォーマンスを披露した。
まずはグリッターシステムのメンバーが一人ずつステージに登場。モノトーンチェックの衣装の胸元にはメンバーカラーのリボンが光る。
「わたしをもっと知ってほしい!」をテーマに個性とパワーあふれるパフォーマンスを披露した。
1曲目は「さちあれセンセーション」。思わず一緒に身体を動かしたくなる、明るくポップな曲調とキュートなダンスで会場を盛り上げた。

「推シ変通知」「ラブメイクマジック」とパフォーマンスが続いた後は、メンバーの自己紹介タイムに。4曲目はメンバー紹介も兼ねたアップテンポのナンバー「沼らせタイム」。それぞれの「推し」に向かってペンライトを振るファンも多く、客席との一体感がより強まった。
「憂ル憂ル」「スパイラル」と続き、あっという間に最後の曲に。
ラストを飾るのは「ときめき☆ふぃーばー」。サビの部分では全員でタオルを振り、会場は大盛り上がり。ファンとの一体感と熱気を感じるステージとなった。

透明感のあるパフォーマンスでファンを魅了、PALETULLE

続いて登場したのは、グリッターシステムと同様に321を代表するアイドルとして活躍中のPALETULLE。
白を基調とした衣装のスカートの裾と胸元のリボンにはそれぞれのメンバーカラーが入っており、アイドルらしいキュートな雰囲気だ。
「あたたかな、チュールに透けるような光」というグループのテーマにぴったりの柔らかく爽やかなパフォーマンスでファンを魅了した。

「ずっと、君だけ!」「LOVE Scheme」と続けて2曲披露し、ファンをグループの世界観に引き込んだ。自己紹介タイムではメンバーの名前を叫ぶファンたちの姿も見られた。
3曲目の「君と帰る場所」ではステージぎりぎりに立ち、最前列のすぐ近くでファンサービスをする場面も。
メンバーの自己紹介やオリジナルのフレーズを繰り出すナンバー「ヌマらせタイム」で会場を沸かせた後はMCタイムへ。
うーたんは「ステージに上がる前にお酒を飲んだりいちご飴を食べたりと楽しみました!」と出演の合間に屋台を満喫した裏話も明かした。

「もう最後なんてあっという間ですね」と名残惜しさを語ったあと、「I don’t know why」に続いて、1stシングル曲である「Happy Bad Days」を披露した。
ライバーとリスナーの熱量と魂を感じた3時間

最後は公式キャラクター「ライブくん」を含む出演者全員が壇上に上がり、毎年恒例の321応援ソング「3.2.1」で1日目を終えた。

ステージの近くで熱い声援を送り、時には勝負の行方を温かく見守るリスナーと、イベントを精一杯盛り上げ、全力で楽しむライバーの姿……。参加者全員の熱い想いと魂を感じた1日だった。
2日目は西野亮廣&前田裕二が登壇! 「応援が仕事になったその先へ」

Day2の幕開けを飾ったのは、スペシャルトークイベント「応援が仕事になったその先へ〜ライバー業界と応援市場のこれから〜」。ゆうこすさんと親交の深いSHOWROOM代表の前田裕二さん、そして芸人・童話作家・プロデューサーの西野亮廣さんがスペシャルゲストとして登壇しました。
ライブ配信黎明期からの変化について前田は、「ライバーが職業として成立し始めたことがこの10年の大きな変化」と解説。対する西野さんは、YouTubeなどの「横(認知拡大)の世界」に対し、ライバーの持つ「深さ(熱狂的ファン)の勝負」に言及しました。
トークの話題は、ライバー業界が抱える課題や未来像へ。過熱するバトル機能やギフト競争に対し、前田さんは「ファンに”応援させすぎない”セーブも大事。だからこそ長期的な視点でライバーを守る事務所の役割が重要になる」と語り、健全なガバナンスの必要性を訴えました。
また西野さんは「200人を楽しませる能力と1万人を楽しませる能力は野球とサッカーくらい違う」と持論を展開。「阿波踊りのローカルコミュニティのように、内輪の熱量を冷めさせず美しく魅せる演出デザインがこれからの鍵」と語りました。

トークショー後の囲み取材で前田さんは「ゼロから作ってきた業界だが、世の中の目がこちらに向いてきたことを実感できた」と感慨深げにコメント。ゆうこすさんも「ブランド力を高め、業界全体を引っ張っていきたい」と今後の展望を語りました。
さらに西野さんは、スキルがある程度伸び切った先で成長を左右するのは「外交力」だと語りました。自分の配信ルームの中だけで完結せず、他のライバーの部屋にも積極的に絡んでいくことで、互いのリスナーが行き来し、コミュニティ全体が広がっていく。売れているスナックのママが街のほかの店とも仲が良く、客を奪い合うのではなくパイそのものを広げているという例えで、ライバー同士が横でつながる意義についても話しました。
魂の歌声が響き渡る「ボーカル王者決定戦」、栄冠は会社員のjunの手に!

イベントのメインを飾ったのは、今年最も注目を集めた「ボーカル王者決定戦」。審査員として、乃木坂46など数々のヒット曲を手掛ける音楽プロデューサー・Akira Sunsetさんと、アーティスト・SHIROSEさんが登場。


事前予選を勝ち抜いた12名から、審査員と会場投票によって決勝へ駒を進められるのは3名のみ。白熱の予選を勝ち抜き、決勝進出を決めたのは、3位まさみん、2位癖たろすSHOW、1位会社員のjunの3名という結果でした。

決勝ステージでは、限られた時間の中で3名が圧巻のパフォーマンスを披露。息をのむような緊迫感の中、審査員と観客の心を最も揺さぶり、満場一致で栄冠を手にしたのは会社員のjun!



審査員のSHIROSEさんは「テクニック云々ではなく、声量とストレートな歌声で感情を巻き込むパフォーマンスだった。最後の決定打は間違いなくそこにあった」と絶賛。Akira Sunsetさんも「歌の上手さだけでなく、一生懸命さが心を動かした」と胸を熱くさせていました。
優勝した会社員のjunには、プレゼンターのSHIROSEさんより優勝トロフィーが授与され、会場は大きな感動と歓声に包まれました。

15名15色のランウェイが炸裂! 「321ファッションステージ」

続いて行われたのは、毎年大人気の「ファッションステージ」。事前イベントを勝ち抜いた15名のライバーが、衣装、楽曲、照明演出まですべてをセルフプロデュースした渾身のランウェイを披露しました。

白タキシード姿でブーケトスを演出したヒロちゃんをはじめ、阪神タイガースのパフォーマンスで会場と一体化したしお、衣装チェンジで観客を魅了したかわちまるなど、個性が光るステージが次々と展開されました。

来場者とリスナーによる投票の結果、見事1位に輝いたのはかわちまる! 見事勝利を手にしたかわちまるには、賞品として「川崎ブレイブサンダース」の試合前CM放送権が贈呈されました。
会場が歓喜に包まれたユニットステージ&アプリ対抗バトル

午後には限定ユニットによる「ユニットステージ」が開幕。昭和アイドルメドレーでフロアを沸かせた「レトロハニー」、クールなパフォーマンスを見せた「NAPO KURO」、アイドルソングで観客を虜にした「Paw♡Pop」の3組が、この日限りのスペシャルライブで会場の一体感を高めました。



さらに、配信アプリの垣根を越えたバトル企画も熱を帯びます。「Pocochaバトル(Sランク決勝)」では、りっちゃん、るのるん、ゆかたんの3名が激突。白熱したバトルの末、優勝を果たしたのは、るのるんでした。
他事務所とも合同で開催された「TikTok LIVEバトル決勝」では、各ブロックのファイナリストが画面越しと会場の応援を背に真剣勝負を繰り広げました。各ブロックの激戦を制し、見事優勝をつかみ取ったのは以下のライバーたちです。
・ブロンズブロック優勝:のあぴ
・シルバーブロック優勝:ももえる
・ゴールドブロック優勝:おおぬ。
「リアルの熱」が夢を加速させる。ライバーシーンの新たな未来へ
フィナーレでは、出演ライバー全員がステージに登壇し、321のテーマソング『3.2.1』を全員で大合唱。客席と一緒に記念撮影を行い、2日間にわたる一大フェス「LIVER祭り 2026」は幕を閉じました。
イベント後の囲み取材にて、初めて審査員を務めたSHIROSEさんは、歌のクオリティは全員が高く、審査が難しかったと話しました。また、ライバーの表現力の高さにも驚いており、歌唱の前、ステージへどう入り、どんな第一声を発するかという段階からすでに勝負が始まっていることを全員が理解しており、表情や手の使い方、目線の配り方まで標準装備として備わっていた。と話しました。また、同じく審査員を務めたAkira Sunsetさんは、昨年は歌の技術面で目立つ出場者が多かったのに対し、今年は決勝で個性が際立つライバーが勝ち上がってきたのが良かったと話しました。
ゆうこすは「今回は他の事務所さんとの合同イベントという挑戦でもありました。地方のライバー事務所とも協力し合って、業界全体を盛り上げていきたい」と手応えを語りました。

画面越しの配信から飛び出し、リアルなステージで夢を体現したライバーたち。ファンとともに紡いだ熱量は、間違いなくライバーという職業の可能性を広げ、次の時代へと繋がっていくはずです。