猫の『しっぽが曲がっている』のはなぜ?かぎしっぽになる原因や幸運を招くとされる理由も
猫のしっぽを見ていると、先端が曲がっていたり、途中で折れたようになっていたりすることがあります。いわゆる「かぎしっぽ」と呼ばれるしっぽです。今回は、かぎしっぽになる原因と、幸運を招くといわれる理由を紹介します。
猫の「かぎしっぽ」とは

かぎしっぽとは、猫のしっぽが途中で曲がっていたり、先端が鉤のように折れ曲がっていたりする状態を指す呼び方です。 かぎしっぽの猫は世界中に分布しており、日本のほか東南アジアやヨーロッパなど一部の地域で多く見られます。
かぎしっぽと一口に言っても、曲がり方には個性があり、くるっと巻いているしっぽもあれば、ゆるくカーブしているしっぽもあります。また、長さもさまざまです。
かぎしっぽの多くは生まれつきで、健康上の問題がなく、生活にも支障がないとされています。
ただし、元々まっすぐだったしっぽが突然曲がった場合や曲がった部分を触ると痛がる場合は注意が必要です。外傷による骨折や脱臼などの可能性もあるため、動物病院で確認してもらいましょう。
猫の尻尾がかぎしっぽになる原因とは?

かぎしっぽの原因は、遺伝や突然変異によるものですが、ケガなどの外的要因によって、しっぽが曲がってしまう猫もいます。ここでは、それぞれについて詳しく解説します。
遺伝や突然変異
かぎしっぽの多くは生まれつきしっぽが曲がっており、おもな原因は遺伝です。かぎしっぽに関係する遺伝子はいくつか知られており、親猫がかぎしっぽの場合、子猫もかぎしっぽになることが多いとされています。
また、遺伝だけでなく、突然変異によってかぎしっぽになるケースもあります。胎児の成長過程で尾椎の形成に変化が生じることで、しっぽが曲がってしまうためです。
ケガなどの外的要因
生まれつきのかぎしっぽのほかに、ケガなどの後天的な理由によって、しっぽが曲がってしまう猫がいます。たとえば、しっぽをドアに挟んだり、強く引っ張られたり、踏まれたりすることで、骨折や脱臼を起こし、しっぽが曲がってしまうケースです。
元々まっすぐだったしっぽが突然曲がった場合は、腫れや出血、痛みが見られなくても、内部で損傷している可能性が否定できません。
ケガなど後天的な要因によってしっぽが曲がった場合、生まれつきのかぎしっぽとは異なり、しっぽを動かしにくくなったり、排泄に影響したりする場合もあります。しっぽの形が突然変わったときは、大丈夫そうに見えても動物病院を受診しましょう。
かぎしっぽが幸運をもたらす

かぎしっぽの猫にまつわる言い伝えは世界中にありますが、日本では「曲がったしっぽに幸運を引っかけてくる」縁起のよい猫として親しまれてきました。
たとえば漁師の間では、曲がったしっぽに「魚をひっかけてくる」とされ、豊漁のシンボルとして大切にされていたといわれています。また、商売繁盛をもたらしたり、魔よけの力で家を災いや悪霊から守ったりする存在とも考えられていました。
マレーシアやインドネシアでは家に幸運をもたらすとされ、アメリカではかぎしっぽの猫は迷子になりにくいため、道に迷わない幸運の象徴として扱っている地域もあるようです。
まとめ

猫のしっぽは、長さや太さだけでなく、曲がり方にも個性があります。まっすぐなしっぽを見慣れていると、途中で折れ曲がったかぎしっぽは少し不思議に感じるかもしれません。
しかし、そんな独特な形を持つかぎしっぽだからこそ、昔から人々の目を引いてきたのでしょう。世界各地で幸運の象徴とされ、さまざまな言い伝えが誕生したのも、なんだか納得できる気がします。
個性豊かなかぎしっぽの猫を見つけたときは、しっぽのかたちをじっくりと観察してみるのも楽しいかもしれませんね。
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