31年ぶり政策金利「1.25%」に 日銀・植田総裁は「物価の上振れリスク」を強調 9人中2人利上げに「反対」 逆に“円安進行”【news23】
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-09-19 14:33
日銀が政策金利を現在の1.0%から1.25%に引き上げる決定をしました。
【写真をみる】「結果出た!」ディーリングルームでどよめきが…
日銀利上げ「1.25%」 植田総裁“物価の上振れ”に警戒感
1.25%への引き上げが決まった日銀の政策金利。
会見で植田総裁が繰り返し口にしたのが、「物価の上振れ」への警戒感です。
日本銀行 植田和男総裁
「中東情勢の影響を含め、物価の上振れリスクに留意する必要があることなどを踏まえて、政策金利を引き上げることが適切であると判断しました」
原油価格の上昇や円安などが想定以上に物価を押し上げるリスクを抑えるため、“物価の番人”として、利上げに踏み切りました。
これまで利上げのペースはおおむね半年に1回でしたが、今回は直近の利上げから3か月。
植田総裁が就任してから最短となりました。
3メガバンク 普通預金の金利0.5%に 市場の関心は「次の利上げ」
利上げを受け、メガバンク3行(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)は、11月2日から普通預金の金利を0.4%から0.5%に引き上げると発表しました。
一方、市場の関心は、すでに次の利上げに移っています。
植田総裁は、今後も利上げを進めていく考えを示しましたが、具体的なペースについては明言しませんでした。
日本銀行 植田総裁
「3か月に1回とか、何か特定のものを念頭に置いているかと言われればそれはない」
金利引き上げ決定も円安売り加速 委員2人の「反対」意識か
さらに今回もう一つ注目されたのが、高市政権のもとで審議委員に任命された、日本銀行の浅田統一郎委員と佐藤綾野委員が利上げに「反対」したことです。
市場関係者からは、利上げに慎重な政権の姿勢が意識されたという声が上がっています。
外国為替市場では、日銀が利上げを決めたにもかかわらず、円売りが加速。18日朝方と比べて2円以上円安に振れる場面もありました。