マンションはその構造から、一戸建て以上に隣や上下階の部屋の音が気になるという問題が浮上することがあります。
しかし、生和コーポレーション株式会社が2LDK以上の間取りのマンションに2名以上で住んでいる男女を対象として行った調査では、3人に1人は他の住民だけではなく一緒に暮らす家族の音が気になっているという結果が出ています。
ここでは、この生和コーポレーション株式会社が行った「マンション内の音に関する意識調査」について見ていきましょう。
マンションの住居内で気になる音に関するアンケート
マンションの住居内で気になる音としては、どのような音があげられるのでしょうか。
自分の住居内の音が気になることがある?
3人に1人は、一緒に暮らす家族の話し声をはじめとした自分の住居の中の音が気になると回答になりました。
一緒に暮らす家族の話し声をはじめ自分の住居の中の音が気になることがある人は33.1%と、3人に1人は自分の住居の音に課題を抱えていることがわかりました。
併せて調査した、マンションの外(屋外)からの音やマンションの隣の世帯や上下階の世帯からの音が気になることがあるという回答は、それぞれ59.7%、55.2%となりました。
過半数を超える人が自分の住居外からの音に課題をもっている一方で、自分の住居の中の音にも課題を抱える人は3人に1人いることがわかりました。
自分の住居内の音で気になる音は?
マンション内の自分の住居の中の音で気になる音としては、「テレビ、映画やドラマ、YouTube視聴音」が圧倒的に多く、次いで「掃除機の音」「家族の話し声」となりました。
マンション内の自分の住居の中の音が気になることが「よくある」「ある」「ときどきある」と回答した197人に対して、気になる音をたずねたところ、「動画視聴音」が圧倒的に多く、次いで「掃除機の音」「家族の話し声」という結果となりました。
どんな時に、自分の住居内の音が気になる?
一緒に暮らす家族の話し声や動画視聴音はじめ、自分の住居の中の音が気になるときはどんなときかという設問では、「入眠時」が圧倒的に多く、次いで「在宅での仕事や勉強」「読書」「電話などの音声通話」という結果に。
一緒に暮らす家族の話し声や動画視聴音はじめ、自分の住居の中の音が気になることが「よくある」「ある」「ときどきある」と回答した197人に対して、自分の住居の中の音が気になるときはどんなときが聞いたところ、「入眠時」が圧倒的に多く、次いで「在宅での仕事や勉強」「読書」「電話などの音声通話」という回答となりました。
音が気にならない環境が自宅にあると想定にまつわるアンケート
音が気にならない環境が自宅にあると想定したさい、どのように過ごしたいかを尋ねてみました。
防音仕様の部屋が自宅にあった、どんなふうに過ごしたい?
家族の音があまり気にならない防音仕様の部屋が自宅にあれば、その中でどんなふうに過ごしたいかを聞いたところ、「睡眠」が1位、次いで「音楽鑑賞」「SNSのライブ視聴、映画やドラマ、YouTubeなどの動画鑑賞」「仕事や勉強」となりました。
家族の音があまり気にならない防音仕様の部屋があるなら、睡眠や音楽鑑賞、動画鑑賞といった趣味の時間を楽しみたいという人が多いという傾向が見えてきました。
アンケート結果ダイジェスト
以下では、今回のアンケート結果をまとめてあります。
ダイジェスト形式でご覧下さい。
・3人に1人は、一緒に暮らす家族の話し声をはじめとした自分の住居の中の音が気になると回答。
・マンション内の自分の住居の中の音で気になる音は「テレビ、映画やドラマ、YouTube視聴音」が圧倒的に多く、次いで「掃除機の音」「家族の話し声」。
・一緒に暮らす家族の話し声や動画視聴音はじめ、自分の住居の中の音が気になるときはどんなときは、「入眠時」が圧倒的に多い。
次いで「在宅での仕事や勉強」「読書」「電話などの音声通話」という結果に。
・家族の音があまり気にならない防音仕様の部屋が自宅にあるとしたら、どんなふうにその中で過ごしたいかの質問には、「睡眠」が1位、次いで「音楽鑑賞」「SNSのライブ視聴、映画やドラマ、YouTubeなどの動画鑑賞」「仕事や勉強」という回答が寄せられる結果に。
調査概要
実施期間:2024年1月12日
実施対象:2LDK以上の間取りのマンションに、2名以上で住んでいる、18歳以上の男女
調査方法:インターネット上で調査
有効回答数:597人