猫の『虐待』を目撃したら…助けるためにまずしたい4つの対処法

猫に幸せに暮らしてもらうために手を尽くす飼い主がいる一方で、猫に危害を加えたりお世話の放棄をしたり、というような「虐待」を行う人も残念ながら存在します。本記事では、もしも猫が虐待されているのを見てしまった場合、猫を守るためにまず行う対処法を4つ解説します。

猫の「虐待」とは?

足に包帯を巻いた猫

猫の虐待は「猫を不必要に苦しめる行為」のことで、やってはいけない行為を行う・行わせる「意図的(積極的)虐待」と、やらなければならない行為を行わない「ネグレクト」の2タイプに分けられます。

猫を殺したり傷を負わせたりするなど肉体的苦痛を与える行為のほか、恐怖やストレスといった精神的苦痛を与える行為、飼育の上で必要な世話を放棄することも虐待に含まれるのです。

具体的には、

  • 殺す
  • 殴る、蹴る、叩く
  • 熱湯をかける
  • 故意に猫同士をケンカさせる
  • 健康管理を怠る
  • 病気や怪我を放置する
  • 劣悪な環境で飼育する
  • 餌や水を十分に与えない

という行動などが当てはまります。

猫の状態や置かれている環境を客観的に見た時に虐待が疑われる場合は、これから解説する4つの方法を参考に対処しましょう。

1.警察に通報する

警察とパトカー

猫に暴行を加えている人を目撃した場合は、速やかに最寄りの警察(生活安全課)に通報してください。緊急性の高い通報は110番に通報しましょう。

通報の際は猫が虐待されていると前置きし、

  • 通報者の名前
  • 虐待が行われた場所
  • 加害者の特徴
  • 虐待内容

を伝えます。動画や録音等の証拠があると、より確実でしょう。

くれぐれも、加害者へ自ら注意をしたり、虐待現場に直接乗り込んだりといった行為は危険ですので避けてください。加害者を逆上させて、危害を加えられる可能性があります。

2.動物愛護センターや自治体に相談する

痩せ細った猫

虐待やネグレクトが疑われるものの判断が難しい場合や、猫の排泄物によって衛生的に問題が生じている場合は、動物愛護センターや各自治体の担当課に相談しましょう。

相談のあった情報を元に実態の調査をし、必要に応じて飼育状況の改善指導が行われます。虐待の事実があれば、動物愛護センターや自治体の担当課と警察署で連携の上、保護を行う場合もあるでしょう。

「もし虐待じゃなかったらどうしよう」と不安に感じて相談しづらいこともあるかもしれませんが、虐待を未然に防ぐだけでなく猫の命を守ることにもつながりますので、虐待の疑いがあればためらわずに連絡を入れ事情を伝えましょう。

3.ネット上で虐待を見つけたらサイバーポリスへ通報

パソコンの上に猫の手

SNS上や掲示板、動画サイトなどで虐待をしている様子が発信されているのを発見したら、警察やサイバーポリス、インターネット・ホットラインセンター(IHC)に通報してください。

動画を拡散してしまうと加害者を煽り、さらなる犠牲が出る可能性があるため、見つけ次第すぐに通報するのがベストです。

4.近隣やSNS上で注意喚起を行う

スマホを操作する人

近くで虐待を見かけた時は近隣の方に情報を共有し気をつけるように伝えましょう。新たな猫が標的にされてしまわないよう未然に防げる可能性が高まります。

また、各々が地域にいる猫たちの様子を意識して見守るようになれば、虐待されている可能性に早期に気付くことができるかもしれません。

SNSを使っている方であれば、投稿で猫の虐待について注意喚起をするのも一つの手です。

まとめ

赤い電話と猫

虐待には、直接猫に危害を加えたり暴力を働く「意図的(積極的)虐待」のほか、飼育上必要な世話や病気・怪我の治療をせず放置する「ネグレクト」の2タイプがあります。

意図的虐待を目撃した場合は、警察に通報の上で動物愛護センター・各自治体にも連絡を行いましょう。ネグレクトや室内での虐待が疑われる場合は、動物愛護センター・各自治体に事情を伝え、調査に動いてもらうのが賢明です。

近年では、SNSや動画サイトなどのネット上でも虐待がはびこっています。むやみに拡散するのではなく、見つけ次第サイバーポリスやインターネット・ホットラインセンターに通報してください。

猫の尊い命を守るためにも見て見ぬふりはせず、ためらわずにしかるべき機関に通報・相談しましょう。

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