猫が『虫に刺された』!3つの虫別の症状と対処法 ハチや蚊…気をつけるべきことは?

暑い季節になってくると虫刺されが気になってきますよね。実は虫に刺されるのは、猫も同じです。ただし、その症状や対処法は、人間よりも深刻でハードな場合があります。そこで今回は、猫が「虫に刺された」場合の虫別の症状や対処法について徹底解説いたします。

猫が「虫に刺された」際の虫別の症状と対処法

痒がる猫

今年も虫刺されが気になる時期がやってきましたね。

実は、猫も蚊や蜂に刺されることがあるのはご存じでしょうか。実際に刺されてしまった猫はどうなるのでしょうか。

そこで今回は、猫が身近な蚊・蜂・ダニ(マダニ)に刺された場合について、虫別に具体的な症状や対処法を解説いたします。いざという時に備えて、しっかり確認しておきましょう。

1.「蚊」に刺されたときの症状と対処法

寝ている猫の前足に乗る蚊

「蚊」は人間にとっても夏の大敵で、最も身近な虫といえるでしょう。そんな蚊に猫が刺された場合、耳や鼻筋などが狙われがちです。

特に耳は皮膚が薄いため、刺された後は人間のようにボコボコとした腫れが認められやすい部位です。

また、猫自身が自覚する症状として多いのは、顔・耳・肉球などの痒みです。これは直接刺されたことによる痒みではなく、アレルギー反応によるもの。

更に恐ろしいのが、『フィラリア症(寄生虫による感染症)』です。

フィラリア症にかかってしまうと、「咳や呼吸が早まる」「消化器症状などの症状があらわれる」等以外に、無症状のまま突然死に繋がってしまうことも。

そのため、蚊が多い地域では、犬と同様にフィラリア予防薬を投与するなどのフィラリア対策をしっかりしておくと安心です。また、室内でも蚊除け対策をしっかり行ってください。

それでも万が一刺されてしまった場合、検査を受けておくと安心です。フィラリアの感染があるかないかの検査は動物病院で行います。かかりつけの動物病院で相談してください。

2.蜂に刺されたときの症状と対処法

猫と蜂

「蜂」もまた、比較的遭遇する機会が多い虫なのではないでしょうか。

猫の場合は、本来であればおとなしいミツバチにも要注意です。その理由は、猫自身がミツバチを襲ってしまう可能性があるから。その結果、刺される恐れがあるのです。

気になる症状としては、刺された部位の腫れや炎症が主です。これは1時間以内に落ち着くことが多いのですが、蜂の針が皮膚に刺さって取れなくなることもありますので、動物病院を受診してください。

さらに、蜂に刺された場合、アナフィラキシーショックを起こす可能性も考えられます。

アナフィラキシーショックを起こしてしまうと、チアノーゼ、痙攣、意識消失などの症状があらわれます。

対策として、日頃から蜂が室内に入り込まないように気をつけましょう。もちろん、猫自身が外に出ないようにすることが得策です。

それでも万が一のことがあった場合には、体調の変化をよく観察しつつ、少しでも異変があれば、獣医さんの診察を受けるようにしてください。

3.ダニ(マダニ)に刺されたときの症状と対処法

ダニに噛まれた猫

完全室内飼育の場合、猫が「ダニ(マダニ)」に噛まれる可能性は低いと思われるでしょう。

しかし、油断は禁物です。特に玄関で遊ぶ機会が多い猫は注意してください。その理由は、飼い主さんの靴経由でマダニを家の中に持ち込んでしまう可能性があるからです。

猫をマダニから遠ざけるには、何よりも玄関で遊ばせないこと、靴は扉付きのシューズボックスに収納するなどの対策が重要です。

それでも噛まれてしまった場合、猫には次のような症状がみられます。

  • 皮膚炎(噛まれた部位が赤くなる)
  • 貧血
  • 発熱
  • 元気がなくなる

マダニは多くの病原体を保有し、猫のみならず人間にも害を及ぼします。

そのため、日頃から愛猫の皮膚をチェックして、噛まれた形跡があれば診察を受けさせるようにしてください。マダニの寄生を予防する薬がありますので、定期的に塗布しましょう。マダニを寄生させないことが重要です。

まとめ

かゆそうな猫

今回は、猫が「虫に刺された」ときの虫別の症状と対処法について解説しました。

大切な愛猫を虫刺されから守るには、完全室内飼育の徹底・網戸のチェック(虫が通れるスペースの有無)・虫除けスプレーの塗布やベープなどの設置などの対策を心がけることが大切です。

仮にどんな虫に刺されたとしても、異変があればすぐに動物病院で診てもらいましょう。蜂の場合は応急処置として、針をピンセットで抜き、水洗いをすると安心ですが、家庭では猫が嫌がってしまいできないことがほとんどです。無理をしないで動物病院を受診しましょう。

尚、ダニの場合は無理に取り除くことは避けて、そのまま病院に連れていきましょう。

まずは飼い主さんが冷静になり、二次的な被害(飼い主さんにまで危険が及ぶこと)を防ぎましょう。

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