アメリカ大統領選がおよそ2か月後に迫るなか、ハリス副大統領が日本製鉄による鉄鋼大手「USスチール」の買収に反対を表明したことについて、日本製鉄は「買収がアメリカに利益をもたらす」とするコメントを発表しました。
民主党 ハリス副大統領
「私はバイデン大統領にこの上なく同意します。USスチールはアメリカで所有され、運営され続けるべきです」
民主党の大統領候補のハリス氏は2日、USスチールの買収計画に反対しているUSW=全米鉄鋼労働組合のメンバーらを前に、日本製鉄による買収に反対を表明しました。
それに対して日本製鉄は「USスチール買収は、他のどの選択肢よりも、アメリカ、ラスト・ベルト地域を再活性化させ、アメリカの労働者、地域コミュニティ、そして国家安全保障に利益をもたらすものと確信している」とコメントしています。
日本製鉄によるUSスチールの買収は、共和党のトランプ前大統領も反対の姿勢を示していて、政治問題化しています。