ロシア政府が示した来年の予算案では国防費が今年に比べて25%増額となっています。ウクライナ侵攻の長期化に伴い軍事支出が膨らみ続けています。
ロシア政府が先9月30日に議会に提出した2025年の予算案では、国防費は今年に比べて25%増額し、13兆5000億ルーブル、日本円で20兆円あまりとなっています。
ウクライナ侵攻を開始した2022年には4兆7000億ルーブルだった国防費は、膨らみつづけていて、来年は歳出全体の3分の1を占める見通しです。
これは兵器の増産に加え、契約軍人への報酬引き上げなどによる人件費の増加を見込んだものとみられます。
シルアノフ財務相は「特別軍事作戦が予算の優先事項の一つだ」としていて、法人税の引き上げなどで財源を確保する構えです。