ニューヨークなどアメリカ東部の港で働く労働者が一斉ストライキに入りました。およそ半世紀ぶりの大規模ストライキで、物流などへの影響が懸念されています。
アメリカ東部の港で働く港湾労働者の組合は1日、経営側との賃上げ交渉がまとまらなかったことを理由に一斉ストライキに入りました。
ロイター通信などによりますと、およそ半世紀ぶりとなる大規模ストライキで、ニューヨークなどにある36の港で影響が出ていて、一日あたりの経済損失は45億ドル=日本円でおよそ6500億円に上る可能性があるとしています。
経営側からは今後6年間でおよそ50%の賃上げが提示されているということですが、組合側は「必要な限り闘う」としていて、物流の混乱に加え今後のインフレにつながる可能性も指摘されています。