北海道厚真町の養鶏場できのう、ニワトリが死んでいるのが見つかり、高病原性の鳥インフルエンザの陽性と確認されました。今シーズン、養鶏場での感染は全国で初めてです。
【動画】北海道・厚真町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ発生 養鶏場での感染は今季全国初 政府 官邸危機管理センターに「情報連絡室」設置
北海道によりますときのう、厚真町の養鶏場で飼育していたニワトリがおよそ120羽、死んでいるのが見つかり、簡易検査と遺伝子検査で鳥インフルエンザA型の陽性と確認されました。
この養鶏場ではおよそ1万9000羽のニワトリを食肉用として飼育しています。
北海道はすべて殺処分し、21日までに養鶏場の消毒などの措置を終える方針です。
北海道では先月下旬から野鳥の感染が2例、確認されていますが、養鶏場での発生は今シーズン、全国で初めてです。
林芳正 官房長官
「今後、全国でどこで発生してもおかしくない、そうした状況であります。関係各所が緊密に連携して、政府一丸となって感染拡大の防止のために緊張感を持って、万全の対応をお願いをいたします」
こうした中、政府は官邸危機管理センターに情報連絡室を設置した上で、先ほど関係閣僚会議を開き、林官房長官は「感染拡大防止に政府一丸となって取り組む必要がある」と呼びかけました。