あすに迫ったアメリカ大統領選挙。前回の選挙以降、SNSなどを中心に「選挙で不正が行われている」との主張が広がっている南部ジョージア州では、開票所を報道陣に公開しました。
記者
「ジョージア州の開票所では、あすの開票開始に向け、職員が準備に追われています」
南部の激戦州、ジョージア州アトランタの開票所は、職員が開票に向け準備をしている様子を報道陣に公開しました。
ジョージア州フルトン郡 選挙管理委員会 シェリー・アレン委員長
「あすはこれまでに見たこともないほどよく運営された選挙の一つです。安全で、正確で、透明性のある選挙になるでしょう」
フルトン郡では、すべての投票所に警察官を配置したうえ、設置されたカメラの映像を24時間警察と共有。投票所から開票所に投票データを運搬する職員には、襲撃に備え警察官が付き添うということです。
ジョージア州は、前回の大統領選でバイデン大統領がわずか1万票あまりでトランプ前大統領に勝利。トランプ氏が「大規模な不正があった」と主張したことから選挙介入事件にまで発展しました。
さらに、先月にはSNSで「移民が複数の身分証明書を使って複数回投票を行った」などと主張する虚偽の動画が拡散され、州当局が否定する事態となっていました。
州当局は、メディアに公開することで「選挙が公平に行われている」とアピールする狙いがあるといい、「有権者に安心して投票して欲しい」と呼びかけています。