『終生飼養』という言葉を聞いたことがありますか?簡単に言ってしまえばあなたの愛猫をあなた自身が看取るということではあるのですが、いくつか心得もあります。本記事では『終生飼養』の心得をご紹介します。
1.最期の時まで一緒にいる覚悟を持つ
猫を家族に迎え入れる際には、最期の時まで一緒にいる覚悟が必要です。犬や他のペットでも同様で、動物と暮らす以上、途中で手放すことはできません。猫を飼う前には、猫の一生に責任を持てるかどうかをしっかりと考えることが大切です。
実際に「小さいうちは可愛かったけれど、大きくなったら可愛くなくなった」や「想像していたより手間がかかる」といった理由で、猫を手放してしまう飼い主がいます。しかし、ペットを飼うことは一時的な感情ではなく、終生飼養(しゅうせいしよう)という責任が伴うものです。
長く一緒に過ごすことで、猫への愛情はどんどん深まりますが、病気や怪我など予期せぬ出来事も起こることがあります。その際にも、介護費や治療費などを含めて「最後まで面倒をみる」という覚悟が必要です。
猫を家族に迎える前に、生活にどういった変化があるのかや、猫の寿命や介護の問題など、飼うための具体的な準備をしっかりと整えましょう。
終生飼養の心構えを持つことが、猫にとっても幸せな生活を送らせるために最も重要なポイントです。
2.多頭飼育崩壊を未然に防ぐ
最近、テレビCMでも「ペットは飼える数だけ」と強調されていますが、これは非常に重要なポイントです。
例えば、2匹だけ飼うつもりが「かわいそうだから」と安易に保護猫を迎え入れ、結果的に飼い主の生活に支障をきたすケースは珍しくありません。
また、「この子たちの子供が見たい」という理由で避妊・去勢手術をしない方もいます。これ自体は悪いことではありませんが、予想以上に繁殖してしまい、手に負えない状況に陥ることもあります。
特に猫は発情期のサイクルが短く、一度子猫を生んだ後すぐに次の妊娠が起こる可能性もあります。
避妊・去勢手術には動物病院の予約が必要で、その待ち時間に妊娠してしまうことも多頭飼育崩壊の一因になります。
「自分の猫の子供が欲しい」と考えるなら、経済的な負担や猫の繁殖サイクルに関する知識をしっかり持つことが大切です。
3.万が一の場合の預け先の確保
現代では猫の寿命が延び、人間の高齢化も進んでいます。その結果、「飼い主が先に倒れてしまった」というケースも増えてきています。
また、一人暮らしの方も例外ではなく、若くて元気なうちでも病気や事故に遭う可能性はあります。予測不可能な事態に備えておくことは、猫の安全を守る上で非常に大切です。
もし飼い主に何かが起こった場合、愛猫が取り残されるような状況を防ぐために、信頼できる預け先や新しい飼い主を事前に確保しておくことも、愛猫の一生に対して責任を持つ大切な準備です。
まとめ
愛猫を迎えた瞬間から、その子はあなたの「家族の一員」です。そして、一度でも家の中で暮らした猫は外では生きていけないことをしっかりと理解することが大切です。
また、「家族に迎えたからには、その生涯を終えるまで一緒に暮らす」という覚悟も重要ですが、一人暮らしの方など、自分に万が一のことが起きた場合に備え、愛猫が取り残される状況を避ける準備が必要です。
猫への愛情を最後まで持ち続け、「大切な家族」が幸せな一生を送れるように配慮し、他者に迷惑をかけない適切な飼い方を心がけることこそが「終生飼養」の心得といえます。
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