燃え広がった炎が住宅地まで迫る 愛媛・今治市の山林火災は延焼続く 「風が吹いたらどちらに向くのか…」避難の住民は不安の一夜過ごす
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-03-25 12:10
愛媛県今治市の山林火災は発生から3日目に入りましたが、鎮圧の見通しは立っていません。現場から中継です。
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愛媛県今治市です。現在もいたるところから煙が立ちのぼっていて、激しかった時間帯と比べると、現在は火の勢いが弱まっているようにも見えますが、時折、激しく火柱がのぼる時間帯もあります。そして、この時間帯も空と陸から懸命な消火活動が続けられています。
今治市の山林火災はおととい午後に発生し、市によりますと、住宅などの被害はこれまで確認されていませんが、市内の朝倉地区ではけさ、燃え広がった炎がふもとの住宅地まで迫る様子も見られました。
今治市朝倉地区の住民
「山で風が吹いたら、(火が)どちらに向いて行くか分からない」
避難した住民
「夜になったらどうなるか不安だったので、夫と母と来た」
焼損面積はきょう午前7時半の時点で、210ヘクタールあまりに広がっていて、地元の公民館などに避難した住民らは不安な一夜を過ごしていました。
夜間は延焼を食い止めるため、消防が警戒を続けた一方、朝からはヘリコプターによる空からの消火活動も行われています。
そして、朝倉のすぐ近くにある緑ヶ丘団地という地区では、けさ早い時間帯に山の山頂付近から火の手が住宅地のすぐ手前にまで迫る様子が見られました。この地区の住民の方に話を聞きますと、自宅に燃え移らないか心配だと話していました。
鎮圧の見通しが立たないなか、地元住民の不安感が強まっています。