カンボジア・大規模詐欺拠点にカメラが…内部には“ニセ警察署セット”に“対応マニュアル” 巧妙化する詐欺の手口 約10人の日本人が行方不明の情報も【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-03-14 15:03

世界各国で被害報告されるカンボジアを拠点とする特殊詐欺。今回、約1万人がいたとされるアジトへの取材が特別に許可されました。内部には詐欺を巧妙化させる設備やマニュアルが…日本人もターゲットにしていたとみられる詐欺拠点の実態とは。

【写真を見る】慌てて逃走した痕跡が。各国の警察署を偽装した部屋も…大規模詐欺拠点の内部

詐欺拠点を取材 内部には各国の“ニセ”警察署セットが…

当局による詐欺拠点の摘発・SNSより
「全員動くな!手を上げろ!」

3月10日、カンボジア当局が詐欺グループのアジトを摘発する瞬間の映像。

こうした詐欺拠点では、世界中から若者らを集め、世界各国をターゲットに詐欺がおこなわれていたとみられています。

現場からは、日本の警視庁を装った“ニセ”の警察手帳や身分証が、いくつも見つかりました。

今回、タイとカンボジアの国境地帯にあるアジトのひとつを取材することが許されました。

記者
「こちらの高い壁を抜けると、中に詐欺拠点の建物がいくつも並んでいます」

1万人以上のメンバーが詐欺を繰り返していた大規模拠点です。

記者
「ここが詐欺の拠点が置かれていたオフィスですかね。電子機器や書類が散乱していますね」

2025年、カンボジアとの軍事衝突で、大規模拠点をタイ軍が制圧したため、内部の至る所に攻撃の跡が。室内には、詐欺グループのメンバーらが慌てて逃げ出したような痕跡が残されていました。

さらに、中国の警察署を模したとみられる部屋や、ブラジルの警察署を偽装したとみられる部屋、ベトナムの銀行の窓口を模したセットもありました。

こうしたニセのセットは7カ国分。制服や備品を使い、世界中をターゲットに詐欺を働いていた実態が浮かび上がりました。

日本語マニュアルや名簿など「日本人の痕跡」も…

こうした“ニセ警察官”による詐欺は、日本でも。

ニセ警察官
「私、北海道警察本部の狭山と言います」

これは2025年かかってきた詐欺電話ですが、警官を装う制服に警察手帳、背景にはエンブレムやポスターなど、カンボジアのアジトからおこなわれていた手口と似た詐欺が日本でも横行しているのです。

さらに、この拠点にも日本人がいたとみられる痕跡がありました。

記者
「こちらの部屋には、日本語で書かれた詐欺電話のマニュアルとみられるものや、日本人の個人情報と思われるメモ書きなどが大量に残されています」

マニュアルには、詐欺電話を“周囲に相談させない”ためのフレーズが…

詐欺のマニュアル
「お1人の環境を作っていただく必要があります」
「無実を証明するためにも、秘密保守義務を果たしてください」

また、日本人の名前、生年月日、電話番号などが一覧になっているノートや個人情報を記載するための書類まで。下の方には、銀行名と預金残高とみられる「2145万円」という数字も記載されています。

この拠点から、日本人が狙われていた可能性が非常に高いことがわかりました。

まるで“ひとつの街” 多くの外国人が共同生活か

記者
「こちらは外国人たちが共同生活を送っていた部屋ですね。ベッドがいくつか並んでいます」

拠点には、レストランやヘアサロンなどもあり、ここだけで生活ができる、ひとつの街のようになっています。

一方で、建物の間には高い壁や有刺鉄線があり、簡単に外に出入りしたり、移動ができない状態になっていたとみられ、拠点に軟禁され、詐欺に加担させられる若者たちもいます。

2月、福岡県警が明らかにしたのが…

「家族がカンボジアに行った後、連絡がとれなくなった」

今、福岡県内の学生など約10人が行方不明になっているというのです。

カンボジアに渡航した日本人が意図せず詐欺に巻き込まれるケースも少なくないとみられています。

記事全文を読む
  1. トランプ政権 2度目の米イラン協議に備え開催日時・場所を検討 トランプ大統領は“自分の要求に応じるなら対面協議を再開” 米メディア報道
  2. 【 鈴木奈々 】 「久しぶりに体重計りました!」「52.4キロでしたー!身長は154センチです」 SNSで報告 「食べる事が大好きだから運動して体作りします」
  3. 自民党の有志議員が「再審」に関する法律の改正案めぐって会合、政府に「抗告禁止」求める方針を確認
  4. ドクター シミがめちゃ☆☆☆ Dr. Simi TOKYO 4/14~5/10 @ZeroBase渋谷が楽しすぎて◎ くまモンもドン引きするほどのキレと優しさ! 助け合って生きる Farmacias de Similares
  5. “春のカラス”神経質なぜ?電柱に巣作りで停電も…身を守るための3つの行動は【ひるおび】
  6. 千葉・市川市の産業廃棄物を扱う会社敷地で火事 回収したごみから出火か…計3棟焼ける けが人は現時点で確認されず
  7. 「たけのこの里」がついにタワマン化!パッケージの“あの家”がデジタル物件で分譲開始
  8. 猫に『お手・待て』を覚えてもらう方法3つ 習得するメリットや教えるときの注意点まで
  9. 犬が飼い主に『催促している』ときにみせるサイン6つ 要求に対する正しい応え方まで
  10. 【 片岡鶴太郎 】「一切関係ございません」なりすましメールに注意喚起 「十分ご注意いただきますようお願いいたします」
  1. 日本塗装工業会 塗料・シンナー供給不安が深刻化…国に資材供給確保を要請
  2. 大阪万博から1年「EVバス」が“負の遺産”に? 税金投入し購入も…135台が野ざらしで放置「安全性が確保できない」今後の対応はどうなる?【news23】
  3. 【 家族チャーハン 】 コンビ解散を発表 「お互いに本音で思いを伝え合い、時間をかけて何度も考えた末での決断です」 若手実力派の決断に ファンから惜しむ声
  4. 目出し帽かぶり…茨城・古河市の電気工事会社から銅線ケーブル盗んだか 男2人逮捕 銅線に付けた盗難防止用GPS機器で足取りつかむ 埼玉県警
  5. 【宮川大助・花子】金婚式・娘さゆみさん挙式で〝ダブルお祝い〟「金婚式と結婚式を合わせるなんて粋」「最高の親孝行」
  6. 自身をキリストに似せた?トランプ大統領がSNSに画像投稿→批判相次ぎ削除 イラン大統領もトランプ氏を非難
  7. 【 安西ひろこ 】 元カリスマギャルが 最新春コーデ投稿 変わらない美しさにファン反響 「本当にいつも綺麗」
  8. 25年前の未解決事件「1件でも多く情報提供を」 栃木・那須塩原市の女子大学生殺害事件で情報提供を求める 栃木県警
  9. 【 片岡鶴太郎 】「一切関係ございません」なりすましメールに注意喚起 「十分ご注意いただきますようお願いいたします」
  10. 千葉・市川市の産業廃棄物を扱う会社敷地で火事 回収したごみから出火か…計3棟焼ける けが人は現時点で確認されず
  11. 【 村重杏奈 】ダイエット成功も「誰にも気付かれなくて涙」 夏に向けて3キロ減量を報告「アラサーの3キロ凄いんだぞ!」
  12. 【 ぱーてぃーちゃん・ 信子 】改めて高校入学を報告「今からでも『遅いってことは無いんだよ』って、『動くことを恐れないで』って伝えたくて」