トランプ演説“失望” 株価1276円安、原油価格は上昇で1バレル106ドル台に いま日本の「八橋油田」に“期待”も…ガソリンスタンドには「出荷停止の通知書」
トランプ大統領の発言にマーケットはいち早く反応。
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記者
「トランプ大統領の演説を受け、日経平均株価、下げ幅拡大しています」
日経平均株価はきょう、1276円値下がりし、取引を終えました。
また、原油の先物価格もトランプ大統領の会見中におよそ6ドル上昇、その後も値上がりし、1バレル=106ドル台をつけました。いずれも、今後もホルムズ海峡が事実上封鎖され、原油価格の高止まりが続くとの不安が広がったためです。
政府はいま、代わりのルートを探していますが、いま注目されているのが日本の油田です。
秋田市にある「八橋油田」の事務所。朝礼を終えた職員に、まちなかを通って案内されていくと…
記者
「住宅や保育園などが並ぶ一角ですけれども、私の3倍くらいありそうな大きな機械が動いています」
絶え間なく上下に動き続ける機械。同じような機械が住宅街に点々と置かれています。このあたり一帯で、原油や天然ガスが採掘できるのです。
インペックス 秋田鉱場 金子伴己 場長
「触ってみてください」
記者
「あたたかいというか熱いですね」
インペックス 秋田鉱場 金子伴己 場長
「地下から上がってくる原油の温度が感じられる」
地下1400メートルから掘られた原油や天然ガス。パイプラインを通って巨大なタンクに貯蔵されていきます。
日本でとれる原油とは…
記者
「真っ黒ですね、ちょっと金属っぽいというか。油のにおいもしまして、すごく独特の香りがしますね」
ホルムズ海峡が事実上封鎖される中、その代わりにはならないのでしょうか?
インペックス 秋田鉱場 金子伴己 場長
「ちょっと厳しいと思いますね。地下の資源が枯渇してきている」
「八橋油田」は最盛期の1960年代には年間30万キロリットルと国内最大の生産量を誇りました。しかし、いまでは年間生産量が、わずか7500キロリットルほど。ただ、日本にあるほかの油田も含め「増産できないのか」との声が集まっています。
インペックス 秋田鉱場 金子伴己 場長
「貴重な国産の天然ガスと原油。できる限りの生産量を維持・増産に向けて操業を続けたい」
都内にあるガソリンスタンド。すでに異変が起き始めていました。
西綾瀬サービスステーション 三枝直樹 店長
「ファックス来たと思ったら、こうやって空欄で。ゴールデンウイーク来たら、こんなんだったらどうしよう」
店長が見せてくれたのは「出荷停止の通知書」。すべての項目が空欄。取引先から次にいつガソリンが入ってくるのか分からない状態だと言います。
原油価格が高止まりし、国内の備蓄量は残り230日程度。末端のスタンドに届くガソリンの量が減り始めています。
西綾瀬サービスステーション 三枝直樹 店長
「この状況が改善されないと、夏までに事業閉鎖も考えられる」
忍びよる原油の供給不足が本格的に生活を揺さぶる前に、あらゆる手段を使った対策が求められます。