秋の訪れはいつ?寒暖差のある「暖かい秋」に 今後も相次いで発生する台風と記録的大雨に警戒【Nスタ解説】
「食欲の秋」目前となりましたが、物価高のなか注目したいのは食材の価格です。今、買い時の野菜や、今後の見通しについて取材しました。
【写真で見る】ニンジン・玉ねぎなどが平年より豊作で破格に その理由は?
8月の平均気温 東京は−2.9℃ 「食欲の秋」にも影響
山形純菜キャスター:
秋の味覚はどうなるのか、そして、今後の天気について見ていきます。
まずは、2026年の夏の暑さについてです。
気象庁によると、8月の1日の平均気温は2025年を上回る地域があったそうです。
大阪、鳥取、福岡などの西日本では、2025年と比べると気温がプラスと報告される地域もありました。
▼西日本
大阪 去年比 −0.9℃ 29.9℃
鳥取 去年比 +0.5℃ 29.1℃
福岡 去年比 +0.6℃ 30.5℃
一方、東京や埼玉・熊谷、名古屋といった東日本では、2025年と比べると−3℃近くと報告されていました。
▼東日本
東京 去年比 −2.9℃ 26.7℃
埼玉・熊谷 去年比 −2.9℃ 27.2℃
名古屋 去年比 −1.4℃ 29.3℃
秋の味覚や実りについて、アキダイ・秋葉社長に聞きました。
埼玉県産の栗は今のところ例年より1割安い(734円/約1キロ)そうです。台風の影響が少なかったことが理由ですが、今後の台風・天候によっては影響も出てくるかもしれないといいます。
千葉県産のさつまいもの価格は例年通り(321円/3~5本)で、暑さが安定していて、雨も適度に降ったことで生育が良好だということです。
群馬県産の秋なすも価格は例年通り(170円/4~5本)で、暑さが安定していて生育が良好ですが、シルバーウィークあたりに産地が切り替わるため、9月中旬までが買い時だということです。
3か月予報から推測する「秋の訪れ」 寒暖差に注意!
山形キャスター:
先日、気象庁から3か月の平均気温の予想が出ました。
9月は残暑が続き、真夏日が多くなりそうです。
坂口愛美 気象予報士:
9月はまだまだ30℃以上の日がありそうですが、4日以降は秋雨前線の影響で雨が降るので、一気に気温が下がりそうです。
5~6日は予想最高気温が23~24℃で、10月上旬並みとなる見込みです。
ただ、このまま涼しくなるというわけではなく、また10日くらいから30℃を超える日が多くなってきそうです。よって、ずっと暑いというわけではなく、日によって差はあると思ってください。
山形キャスター:
10月は暖かい秋になり、寒暖差での体調不良に注意が必要だということです。
坂口 気象予報士:
10月になると朝晩は冷えてきます。ただ日中は25℃以上の夏日が出てきそうなため、寒暖差への注意が必要となってきそうです。
山形キャスター:
11月は、まだまだ暖かい日もあるという見込みですが、秋はやってきますか?
坂口 気象予報士:
日によって差があると思います。25℃近くまで上がるような日もありそうですが、徐々に秋めいてくるのではないかなと思います。
衣替えの季節になりますが、半袖も10月くらいまでは残しておいたほうが良さそうです。
井上貴博キャスター:
湿度はどのくらいから落ち着いていきそうですか?
坂口 気象予報士:
秋雨前線の北側に入ると、秋のカラッとした空気に包まれるので、徐々に湿度も落ち着いてくると思います。
9~11月 台風発生・大雨の可能性は?今後もハイペースで発生か
山形キャスター:
2026年は台風が多い印象がありますが、今後はどうなっていくのでしょうか。
9月に入ったばかりですが、気象庁によると、1つ発生しています。
そして坂口さんによると、今後もハイペースで台風が発生する傾向が続きそうだということです。
坂口 気象予報士:
2026年は8月に台風が10個発生したのですが、この記録は60年ぶりの多さで、過去最多タイとなっています。
台風が発生しやすかった理由として、高気圧の縁を回って東風が吹き、西からの季節風が吹き、これらが合流して巨大な大気の渦が日本の南でできました。これは「モンスーンジャイア」ともいいます。
「モンスーンジャイア」の中はより小さな渦が発生しやすく、台風や熱帯低気圧が次々に発生したということです。
今後もモンスーンジャイアが発生しやすい状況は続きそうです。
また、エルニーニョ現象の影響もあり、日本の南東側で海水温が高くなっています。南東側で積乱雲も発達しやすいため、今後も台風が多い傾向は続くとみています。
山形キャスター:
日本に接近する確率はどうですか?
坂口 気象予報士:
台風の接近数で言うと、年間で最も多い時期は9月です。太平洋高気圧の強まりが夏ほどではなくなってくるため、接近数も多くなると思います。
山形キャスター:
そして、記録的な大雨が発生する可能性についてですが、湿った空気の流れ込みが多く、今後も警戒が必要だということです。
坂口 気象予報士:
台風の発生数が多いということは、その分、台風や熱帯由来の湿った空気をたくさん持っているため、たとえ日本列島に近づかなかったとしても影響がありそうです。
秋雨前線を刺激し、5~6日の大雨にもつながるおそれがあるため、警戒をお願いします。