世界最小種のクマ「マレーグマ」、日本で見られる姿もご紹介!

2023-03-29 21:00

日本に生息しているクマの一種ヒグマは、最大体長が3mと非常に大きな体をしています。
しかし、海外にはこのヒグマよりもうんと小さいクマが存在します。

日本の動物園でもその姿を見ることができるマレーグマは、世界最小種とされヒグマの半分ほどしか体長もありません。
ここでは世界で最も小さいクマとされるマレーグマについて、その生息地や生態について解説します。

マレーグマとは

マレーグマはクマ科マレーグマ属に分類される動物です。
その行動も興味深いものが多く、動物園でも人気者となっています。

まずはそんなマレーグマがどういう動物なのかを見ていきましょう!

マレーグマの生息地

マレーシアを中心に、インド・インドネシア・カンボジア・タイ・ブルネイ・ベトナム・ミャンマー・ラオス、そして中国南部などアジア東部に生息しています。

マレーグマはクマ科最小種

マレーグマは、クマ科の動物の中で最も小さい種類とされます。
その体長は100cm~150cmほどなので、人間のこども程度といえます。

また、体重も25kg~65kgとクマの中ではかなり軽量です。
ちなみに日本に生息するヒグマの場合、大型のもで250kg、最大個体では520kgとされますので、比べ物にならないほどの体格差があります。

外見上の特徴として、黒く光沢のある体毛と、胸元に三日月状の模様がある点が挙げられます。
また、小さくて丸い耳に短い鼻も特徴ですね。

ぬいぐるみのような愛らしさはありますが、クマであることにはかわりはなく、鋭い爪を持っており、体の小ささや軽さを活かした木登りも得意です。

マレーグマの食事

マレーグマは、視覚があまり発達していません。
その代わりに優れた嗅覚で獲物を見つけます。

その食性は雑食性、哺乳類や鳥類だけではなく、爬虫類や昆虫類など見つけた獲物はどんどん食べてしまう大食漢だったりします。
ハチの巣を破壊し、ハチミツを舐めとる事も確認されています。
その時は、25cmほどあるとされる舌を起用に使って捕食をするんだとか。
他には果物も大好きで、動物園では主に果物を中心として与えているところもあります。

マレーグマの名前

マレーグマという名前は、そのものずばり生息地から来ています。

生息地から付けられた「マレーグマ」

マレーグマが生息しているのは、マレー半島を中心とする国々です。
このマレー半島に分布しているクマということで、マレーグマと名付けられたとされています。

マレーグマの英名

マレーグマは胸にユニークな模様があることから、英名では「Sun bear」と呼ばれることがあります。
胸の模様が太陽に見えるところから名付けられたようですね。

また、他にもその小柄な体格から「Dog bear」と呼ばれたり、ハチミツが大好きなことから「honey bear」と呼ばれることもあります。

日本の動物園で見られるマレーグマ

マレーグマは、日本の動物園でも人気者となっていることも。
そこで、ここからは日本の各動物園がアップしている投稿の中から、かわいらしい姿を見せてくれているものをいくつかご紹介します!

とべ動物園

愛媛県にあるとべ動物園からは身軽なのが分かりやすい姿やまったりしたマレーグマの姿Twitterで投稿しています。

動物園の檻を器用に登ってポージングするマレーグマ。
こんな姿を見られるのは小さくて軽いマレーグマだけ!

上野動物園

上野動物園では、餌に関するツイートをしていましたのでご紹介します。

手足がスマートなマレーグマはボール遊びも余裕綽綽!
ちなみにこのボール、漁業用のブイを改造したもので、中には餌が入っており、回していると開けられた穴から餌が零れ落ちてくる仕組みになっているんだとか。
おやつを食べようとするのが運動になるだなんて、なかなか凝った仕組みですね。

マレーグマはお昼寝が大好き。
というよりも、夜行性なので日中は寝ているのが本来の姿なんだとか。

東山動植物園

愛知県の東山動植物園では、マレーグマがスマートなのがよく分かる姿が。

つかまり立ちした姿は、たしかに背中にチャックでもついているの?という考えが頭をよぎります。

熊本市動植物園

マレーグマの舌の長さがよく分かるのが、熊本市動植物園のこちらの投稿。

この頭部に収まっているとは思えないほど長さのある舌ですね!?

まとめ

クマといえば凶暴というイメージがあるかもしれませんが、マレーグマは小柄なこともあってとてもキュートな動物です。
同じクマでも日本に生息するヒグマとでは、体長で1m違う事もあります。
体重はヒグマが大きいものだと250kgあるのに対して、マレーグマは大きくても70kg弱となっています。

クマの中でも世界最小種ということもあって、怖さよりもかわいさが際立っています。
とはいえ、鋭い爪を持っているところがやはりクマですね。

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