歴史が長く、日本人の食卓になくてはならない食べ物のひとつが「そば」ですよね。
そんなそばが江戸の人気フードになった経緯を説明したイラストが、Twitterで話題になっているのでご紹介します!
よく分かる江戸時代の蕎麦事情
イラストを制作し投稿されたのは、昔の文化や暮らしを調べて描かれている笹井さゆり/Sayuri Sasai(@chiyochiyo_syr)さん。
こちらが反響を呼んでいるイラストです。
江戸時代の蕎麦事情(再掲)
江戸に蕎麦屋のない町はない、というほどの人気フードになりました pic.twitter.com/b8hj8ovDfC— 笹井さゆり/Sayuri Sasai (@chiyochiyo_syr) May 14, 2023
まず二八蕎麦を美味しそうに食べる人々の姿が目に入りますが、1杯16文(400円ぐらい)だったのですね。二八蕎麦の解説はもちろん、屋台が気になりますね!現代にこのような蕎麦売りの屋台があっても面白そうです。
また右側では、江戸時代の初期と後期でのそばの味の違いが分かりやすいイラストで表現されています。すぐに食べたいというニーズに応えるために生まれたかけ蕎麦の背景や、味噌べースのつゆの後に醤油ベースのつゆが広まっていったことなどは興味深いですね!
参考文献
笹井さんは以下の文献を参考にしながら、今回の作品を制作されたそうです。
参考文献
◆森田健司『江戸暮らしの内側』中公新書ラクレhttps://t.co/Juy7GD0G5F
◆青木直己『江戸うまいもの歳時記』文春文庫https://t.co/6twt8C2Kvf参考展示
◆江東区深川江戸資料館 常設展示←二八蕎麦の再現屋台が見られます!https://t.co/VFwpc4EUk1— 笹井さゆり/Sayuri Sasai (@chiyochiyo_syr) May 14, 2023
二八蕎麦の「二八」由来は、2つ説があります。
①小麦粉とそば粉の配合比率説
小麦粉2:そば粉8だから「二八」②値段にちなんだシャレ説
16文のそば=2×8文のそばだから「二八」江戸にはイートインの蕎麦屋もありましたが、庶民はもっぱら屋台を利用したようです。夜間営業の屋台も流行りました。
— 笹井さゆり/Sayuri Sasai (@chiyochiyo_syr) May 14, 2023
もっぱら屋台だったそうですが、イートインの蕎麦屋もあったのですね!夜間営業の屋台もブームだったということで、食の根づき方はこの頃から変わっていないことも分かります。
二八蕎麦の「二八」のネーミングの由来も諸説があって面白いですね。
最初は味噌だったんだ!
この投稿に対しては、「肩で担ぐタイプの屋台の構造が気になりますね」「最初は味噌だったんだ!」「味噌ダレの蕎麦食べてみたい!冷やし中華の味噌とは違う味わいなんだろうなぁ」「日本人のファストフード好きは江戸の世からの筋金入り」「今とあまり値段が変わらないのがショック」といった声など、多くの反響が寄せられていました。
また、「この時代の人にタンドリーチキンとかコンソメポテトとか食わせたら、舌がネズミ花火みたいになりそう」という意見も見られました。
東京には今も蕎麦屋が多い印象がありますし、今までもこれからも、なくてはならないソウルフードですね!
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