病気は全ての犬に罹る可能性がありますが、犬種によってかかりやすい病気の種類や発症しやすいリスクなどに傾向が見られます。今回は一般的に『病気になりやすい』といわれている犬種を確認しましょう。
病気の早期発見には定期検診や日々の観察が重要
犬は言葉を話すわけではないため、体調不良や病気に気づくことは容易ではありません。
しかし、病気は手遅れになってしまうと命にも関わるため、早期発見・早期治療が重要です。
犬の病気を早期発見するためには、年に1〜2回の定期検診を受けたり、日頃からスキンシップなどを通して愛犬に異変が生じていないか観察してください。
少しでも違和感や何らかの症状が現れたときは、かかりつけの動物病院へ連れて行き診察してもらいましょう。
『病気になりやすい犬種』5選 予防法は?
病気は全ての犬が罹る可能性を持っていますが、犬種によって病気になりやすい傾向が見られることもあります。ここでは『病気になりやすい犬種』とその病気を紹介するので、予防にお役立てください。
1. フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグは短頭犬種であることから呼吸器系の病気を患いやすい犬種とされています。
軟口蓋過長症や気管支炎などが該当しますが、呼吸がしづらく体温調節が苦手なことから熱中症になりやすいことでも知られているので注意しましょう。
さらに、皮膚疾患を患いやすいため、普段からスキンシップなどを通して皮膚炎を発症していないかチェックしてください。
2.パグ
パグもフレンチブルドッグと同様に短頭犬種に該当するため、軟口蓋過長症などの呼吸器疾患を患いやすい傾向にあります。
また、パグは壊死性髄膜脳炎(えしせいずいまくのうえん)という病気を突然発症する事例が数多く報告されており、痙攣を起こして転倒してしまうことも。
これは治療法や原因が解明されていないため、予防法もなく、もしも発症した場合は薬の投与で対症療法することになります。
3.ラブラドールレトリバー
ラブラドールレトリバーは癌を患いやすく、癌を患ってしまう犬が多いために平均寿命が
短いといわれることもあるほどです。
特に肥満細胞腫や骨肉腫、血管肉腫になる事例が数多く、これらは早期発見により治療が可能です。ただし、早期発見することは容易ではないため、年に2〜3回を目安に定期検診を行い、日々の観察だけでなく獣医師による診察でも病気を発見できるよう努めましょう。
4.チワワ
チワワは世界でも最小の犬種と言われています。頭のサイズに対して目のサイズが大きいチワワは、目に関する病気にかかりやすく、目の動きや色などに違和感を覚えた場合は、速やかに病院で検査を受けることをお勧めします。
また、先天的に水頭症になりやすかったり、体の小ささから脱臼や骨折しやすいという傾向も見られます。激しすぎる運動は控え、なるべく衝撃のないような運動や遊びを取り入れるように意識しましょう。
5.ミニチュアダックスフンド
ミニチュアダックスフンドは遺伝的に進行性網膜萎縮症という病気を患っていることが多く、これは次第に光を感知することができなくなり、最終的に失明してしまう疾患です。
残念ながら治療法や予防法はないので、暗い場所でふらついたりぶつかったりと異様な行動を見せるようになったら、速やかに動物病院へ連れて行き、今後の生活のアドバイスを受けてください。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介した犬種が必ずしも病気を発症するとは限りません。しかし、他の犬種よりも発症率が格段に高いとされている病気ばかりなので、普段から行動に異変が見られないかよく観察しておくことが大切です。
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