初夏にかけて咲く「クチナシ」。
純白の花は美しく、古くから日本でも育てられてきた花でもあります。
そこでここでは、クチナシがどのような花か、その開花時期や花言葉、名前の由来について解説します。
クチナシとは?
クチナシとはそもそもどういう花なのでしょうか。
まずはクチナシがどのような花なのかを見ていきましょう。
どんな花?
クチナシは甘くロマンチックな香りを放つ純白の花です。
真っ白の花は透き通るようなほど美しく、太陽の光に照らされることによって輝きを放つ花です。
種類はガーデニアやコクチナシ、マルバクチナシ、ヤエクチナシなどがあり、それぞれ姿や形も若干違います。
どれもクチナシという種類の1つであるので、その可憐さは変わりません。
古くから鑑賞用だけではなく染料用や漢方用としても使われてきたこともあり、日本の歴史の至る所で咲き誇ってきた花です。
開花時期はいつ?
クチナシは見ごろは、6月~7月がベストシーズンだと言われます。
この時期になると美しい白い花が咲きます。
梅雨明けから初夏にかけて咲くので、クチナシが咲くことによって季節を感じるという人も。
季節を伝えてくれる花の1つとして、庭に植えるという人もいます。
クチナシの花言葉
クチナシには、ポジティブな花言葉が多くあります。
全体的な花言葉
全体的な花言葉としては、「私は幸せ者」「幸運を運ぶ」「喜びを運ぶ」があります。
また、「洗練」「清潔」「優雅」などの花言葉もあります。
その磨かれたかのような美しさを放つ花は、人間の心の豊かさを表現するとも言われています。
だからこそ、人によっては幸せの花なんて呼ぶ人も。
洗練されていて清潔で優雅なんて、とても美しい響きですよね。
花言葉の由来
ポジティブな意味が強いのは、香りを嗅いだ際に心が豊かになることから由来していると言われています。
クチナシは脳がとろけてしまうような濃厚な甘さの香りを放つことで知られています。
その香りは、遠くからでもわかるほど。
そのため、クチナシは大切な人にプレゼントする他、海外では告白やプロポーズとともに渡す花にされることもあります。
気になるクチナシの名前の由来は?
ここからは、クチナシの花はどのような由来があるのかを見ていきましょう。
果実の口が開かない「口無し」説
クチナシには「口無し」ということをあらわしており、実が熟しても口が開かないことに由来しているという説があります。
果実が熟しても割れないことが和名の由来になっているのだとか。
また、実の突き出した部分が容器の注ぎ口に似ていることから「口を成す=口成し」を意味するという説もあります。
その他には、「クチナワ+ナシ=クチナシ」という説も。
日本では古くからヘビのことをクチナワと呼び、そんなヘビしか食べない果実の木という意味でクチナシと呼ぶようになったのだとか。
嫁入りの口なし
かつては「嫁入りの口がない=貰い手がいない嫁」と言われたこともあります。
そのため、かつては独身の女性がいる家庭にはクチナシを植えないようにした方が良いという言い伝えもあったんだとか。
その他の説
また、実の突き出した部分が容器の注ぎ口に似ていることから「口を成す=口成し」を意味するという説もあります。
その他には、「クチナワ+ナシ=クチナシ」という説も。
日本では古くからヘビのことをクチナワと呼び、そんなヘビしか食べない果実の木という意味でクチナシと呼ぶようになったのだとか。
まとめ
クチナシは、初夏から夏にかけて真っ白な花を咲かせます。
その花言葉としては、「私は幸せ者」「幸運を運ぶ」「喜びを運ぶ」があります。
遠くからでも分かる濃い香りを放つこともあり、外国ではプロポーズなどの場で渡す事もあるそうですよ。