江戸時代は人間だけでなく、犬も参拝していた!?
讃岐の金毘羅大権現に参拝する『こんぴら狗(いぬ)』を紹介した漫画が、Twitterで話題になっています!
こんぴら狗とは?
投稿されたのは、昔の暮らしや文化を親しみやすい漫画で紹介されている笹井さゆり/Sayuri Sasai(@chiyochiyo_syr)さん。
こちらが反響を呼んでいる、『こんぴら狗(いぬ)』を紹介した漫画です。
江戸時代にいた、こんぴら狗(いぬ)
参拝者は人だけじゃなかったそうな pic.twitter.com/lLulMtBPqR— 笹井さゆり/Sayuri Sasai (@chiyochiyo_syr) June 28, 2021
こちらは漫画を制作される際、参考にされた文献とのこと。
参考元はこちらです!
◆茂木貞純 監修『神社のどうぶつ図鑑』(二見書房)←とてもオススメhttps://t.co/5mNH9lMAUO
◆金比羅宮 公式HP ←作りが凝ってますhttps://t.co/KT0rS5SF2u— 笹井さゆり/Sayuri Sasai (@chiyochiyo_syr) June 28, 2021
江戸時代は交通機関が発達していなかったため、社寺への参拝は長旅となり大変でした。
そこで、当人に代わって旅に慣れた人が代理で参拝に行くケースがあり、「代参」と呼ばれていました。
しかし、漫画で紹介されているのは、飼い主さんに代わってこんぴらさん(讃岐の金毘羅大権現 ※現在の香川県の金毘羅宮)へ行くという『こんぴら狗(いぬ)』。
飼い主さんの情報やエサ代、初穂料(おさいせん)を首から下げた袋に入れてこんぴらさんに向かうそうですが、行く先々でお世話をされることを考えても、犬が当時から身近で愛されていた動物であることがわかりますね!
心が豊かだったんだろうな
こんぴら狗を描いた漫画に対しては、「優しい世界があったんですね」「伊勢神宮をお参りする『おかげ犬』は知ってたけど、金比羅さんにもお参りしてたんですね」「道々でご報謝を頂きながら代参したようですね。人も犬ものんびりしたもんです」といった声など、多くの反響が寄せられていました。
また、「犬だけじゃお金を盗られたりしそうなのに、こういうのが後世に伝わってるって事は、そういう事例は割とあったんだなって感じる。当時の人は心が豊かだったんだろうな」と分析する声も見られました。
行く先々で会う人と犬の交流を想像すると、微笑ましいですよね!
親しみやすい漫画で昔を紹介
笹井さんのTwitterでは、今回のように昔の暮らしや文化を漫画で随時紹介してくれています。
親しみやすい表現で紹介してくれているので目にとまりやすいですし、新しい発見があると思います!興味のある方はぜひチェックしてみてください。