大きな体をした鳥の「エミュー」と「ダチョウ」、その違いとは

2023-07-17 22:30

「エミュー」は世界で2番目、「ダチョウ」は世界一の体の大きな鳥です。
このエミューとダチョウ、見た目も似ており、飛べないけれど走るのが得意という共通点を持っています。

しかし、実はそれぞれ比較してみると意外と違いも見えてきます。
そこでここでは、エミューとダチョウの違いについて解説します!!

エミューとダチョウの共通点

まずはエミューとダチョウの全身写真を見ておきましょう。

こちらがエミューです。
エミューは、ダチョウ目ヒクイドリ科エミュー属の動物です。

こちらがダチョウとなります。
ダチョウは、ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属の動物です。

まずは、エミューとダチョウにはどのような共通点があるのかを見ていきましょう。

どちらも飛べない鳥

エミューとダチョウの最大の共通点としては、どちらも飛べない鳥という事があげられます。

ダチョウには翼もあることはありますが、鳥類特有の竜骨突起がありません。
胸筋も発達していないため、飛ぶことはできません。

エミューも翼が退化して小さくなっていて、長い羽毛に埋もれています。
小さくなり退化した翼では、エミューの大きな体を飛ばせるだけの力はありません。

ではどうやって移動するのかというと・・・、走るんです!

走るのはどちらも得意

通常、鳥類の足の指は4本が基本となっています。
しかし、ダチョウの足の指は2本が退化していて、2本しかありません。

その一方、脚力が非常に発達しているため、個体によっては最大時速70kmものスピードで走ることが可能とされています。

また、エミューの足の指も1本が退化していて、残り3本で生活しています。
ダチョウと同様に脚力が発達しており、最大時速50kmで走ることが可能とされています。

どちらも走ることに特化した鳥ということになりますね!

エミューとダチョウの違い

飛べないことと走ることが得意という共通点があるエミューとダチョウ。
しかし、両者には違いも多々あります。

体はダチョウの方が大きい

エミューとダチョウは体の大きさに違いがあります。
ダチョウのほうが大柄で、世界で一番大きな鳥とされています。

ダチョウは体高約2.5mほどで体重約120kgほど。
エミューは体高約1.9mほどで体重約35〜50kgほどとなります。

個体によっては、3倍近く体重差があるということになるようですね。

生息地の違い

エミューとダチョウは、生息地も違います。

エミューは、オーストラリアの草原などに生息している鳥です。
ダチョウは、アフリカのサバンナなどに生息しています。

足の指の違い

前述したように、エミューとダチョウは足の指も違います。

エミューの足の指は3本ですが、ダチョウの足の指は2本です。
鳥類の足の指は、通常4本だとされていますが、エミューとダチョウは進化の過程においてより速く走るために指が減ったとされています。

卵の違い

エミューとダチョウ、その卵は大きく異なります。

エミューの卵は深緑色なのに対してダチョウの卵はクリーム色です。
見た目が全然違うので、すぐに見分けがつきます。

また、エミューの卵はダチョウの卵に比べて小さいため、大きさによっても違いが見てとれます。

エミューとダチョウに関する豆知識

エミューとダチョウに関しての違いだけでなく、それぞれの豆知識もいくつかご紹介します。

ダチョウの名前と学名の由来

ダチョウという名前の「ダ」は、ラクダから来ているとされています。
ダチョウを漢字表記すると「駝鳥」となります。
この名前は、大きな体や逞しい足がラクダを思わせることに由来するとされています。

ちなみにラクダを漢字で書くと「駱駝」となります。
なお、種小名の「camelus」もラクダという意味があります。

オーストラリアの国章に描かれたエミュー

オーストラリアの国章には、エミューが描かれています。

国章にエミューが選ばれたののは、カンガルーと並んで「前進しかしない」動物だと知られているためです。
前向きに、未来に向けて進んでいって欲しいという国旗の考案者の願いが込められているようですね。

ダチョウは視力がいい?

ダチョウは、非常に視力が良い動物とされています。
動物界No.1の視力の持ち主という意見もあるほどです。

ダチョウの目はとても大きく、直径5cmで重量60gほどあります。
ダチョウの脳の重量は40gほどとされるので、それよりも重いということになります。
そして、このサイズ感が視力に直結しているようです。

一説によると、ダチョウは5km先まで見えるとも言われる他、4m先にいるアリの行列を識別できるとも言われています。
範囲で言えば、周囲10kmにある物体を認識できるとも考えられています。

なお、眼には「しゅん膜」という膜があります。
これは、乾燥地帯でホコリから目を守る為にあると考えられています。

足や体の大きさだけでなく、目も非常に発達しているんですね!!

まとめ

エミューとダチョウは、飛ぶことができませんが走ることに特化しているという共通点があります。
しかし、生息地や体の大きさ、足の指の数、卵など多くの点に違いがあります。

  1. 人工呼吸器が外れ窒息か 7歳の女の子が心肺停止の状態で見つかり死亡 福岡市博多区
  2. インドネシア BRICSに正式加盟
  3. 鳥インフルエンザ 全米初の死者を確認 ルイジアナ州
  4. 作家・高島望容疑者(64)を再逮捕 自宅に同居人女性(50代)の遺体を遺棄か 女性の父親から数年に30万円以上を詐取疑い「食べ物に困って…」 警視庁
  5. 警察学校教官(40)現行犯逮捕 『女性の部屋に不法侵入』 被害女性「男が寝ている」と110番
  6. おかずは「アメリカンドッグのアノ部分」だけ!?1品おかずの“だけ弁当”が女性にウケるワケ【THE TIME,】
  7. 赤ちゃんが『お菓子の袋』を犬に強奪され、取り戻そうとした結果…無慈悲すぎる『まさかの結末』が371万再生「勝ち誇ってて草」「大人げなw」
  8. いつも一緒にいた子犬と、初めて離れ離れになった先輩犬が…健気すぎる『帰りを待つ光景』が泣けると26万再生「尊い…」「最高の関係性」
  9. トランプ次期大統領の“不倫口止め裁判” 予定通り量刑言い渡しへ トランプ氏側が延期求めるも裁判所が退ける
  10. 北朝鮮が新型の極超音速中長距離弾道ミサイルの発射実験に成功 金正恩総書記「太平洋地域の敵を牽制することになるだろう」
  11. 大雪で交通事故・停電相次ぐ アメリカ・首都ワシントンなど東部から中西部にかけて 一時35万世帯が停電 複数の州が非常事態宣言
  12. 大型犬を怖がる小さな男の子が、一緒に暮らして4ヶ月後…当時が嘘のような『まさかの現在』が8万再生「感動した」「どちらも可愛い」と大絶賛
×