お値段はなんと、3泊4日でおひとりさま96万円からです。まるで高級ホテルのような超豪華観光列車が26日、岡山を出発。その魅力を様々な角度からご紹介します。
【写真を見る】“走る高級ホテル”3泊4日で96万円、瀬戸内めぐる豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」出発【Nスタ解説】
車内は高級ホテル ヴァイオリニストも同乗
齋藤慎太郎キャスター:
豪華クルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS(ザ・ロイヤルエクスプレス)」について詳しく見ていきます。
運行期間は、1月26日から3月4日までの毎週金曜日から月曜日、合わせて6回です。料金は、1人96万円(2人1室)からということになっています。15組最大30人だそうです。
エリアは、四国・瀬戸内エリアで、3泊4日の豪華な旅になっています。2023年7月に予約を開始したところ、約2倍の応募があったそうです。70代を中心に人気のツアーとなっているということなんです。
なぜこれほどまでに人気があるのか、まずは内装についてです。
食事などが楽しめる場所「ダイニングカー」の窓などには、伝統工芸の技術を使ったデザインが施されています。
さらに天井にはステンドグラス、内装は特別な旅を演出するため、全て職人の手作りだそうです。車両全体が高級感あふれる造りとなっています。
さらに大きな窓で景色を眺めることができる展望車もあるということです。
さらに本を読むことができるというライブラリーまであるということなんです。非常に豪華な造りになっています。
スタッフもホテル並みということで、乗客の最大人数30人になっているんですが、対して添乗員13人います。
さらに、ヴァイオリニストも「ダイニングカー」に乗っているので、お食事を楽しみながら生演奏も聞くことができるということです。
車内料理は一流料理人が腕を振るう
齋藤キャスター:
車内料理ですが、瀬戸内の食材をふんだんに使った料理となっています。作っているのは、一流料理人の方々です。
〈車内料理の例〉
1日目 讃岐の伝統料理 料理人:香川県高松市「料亭 二蝶」山本亘氏
2日目 フレンチ 料理人:香川県坂出市「Azalée」米田宏和氏
3日目 日本料理 料理人:愛媛県松山市「鮨 いの」猪野祐介氏
4日目 イタリアン 料理人:愛媛県伊予市「L'API」宮川圭輔氏
それぞれ違った料理ですね。現地の食材をふんだんに生かした料理を楽しむことができるということです。
日比麻音子キャスター:
これは妄想や夢の中ではないですよね。本当にこういうラインナップなんですよね。
齋藤キャスター:
まさに今日(1月26日)出発したばかりの電車となっていますが、ちなみにこちらの電車に宿泊するということはありません。
宿泊は本物の高級ホテルに泊まります。▼1日目は、香川県の「湯山荘 阿讃琴南」です。
▼2日目は、愛媛県の道後温泉で、「別邸 朧月夜」や「瀬戸内リトリート青凪 by 温故知新」といったホテル・旅館となっています。そして▼3日目は、広島県生口島の「Azumi Setoda」です。
このように豪華なホテルに泊まることができるというツアーでございます。
井上貴博キャスター:
ちなみに、最低料金が96万ということは、最高料金はいくらぐらいが考えられているんですか?
齋藤キャスター:
約140万円だそうです。高級ホテルのお部屋の料金が変わってきます。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
高級ホテルに泊まるということは、夕食はそこで食べるのかな。
齋藤キャスター:
基本的に列車で食べるのはランチです。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
ランチか。カレーライスなどではないんですね。
日比キャスター:
おにぎりや駅弁ではないんですね。
“地方出張” 2019年には胆振東部地震の観光振興にも貢献
齋藤キャスター:
この「THE ROYAL EXPRESS」ですが、東急の電車になります。普段はJR横浜駅を起点に、伊豆エリアをめぐっているので、今回は岡山県へのいわゆる地方出張ということになりました。
その目的は、「地域活性化」です。今回は、瀬戸内エリアの魅力を発信しようということなんです。
実は以前、2019年に北海道を走ったことがあります。その際には、2018年の胆振東部地震で影響を受けた地域の観光振興を目的にしたということです。担当者は「今後いろいろなエリアでまた試していきたい」と話していました。
井上キャスター:
国内需要を喚起するよりも、外国人観光客を含めた需要にスポットを当てるというのは、とてもいい取り組みだと思います。
全国各地に廃止が取り沙汰されているローカル線もあるじゃないですか。何かうまく観光のものと技術の粋を集めた打ち出し方をするのは、いかがですか。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
いわゆるVIPみたいな高級路線ですよね。これはいいと思います。計算したら1時間1万円になるんでしょうかね。(最低料金の)96万円を4日(96時間)だとしたら…。
井上キャスター:
考え方が本気で行こうとしてる人の考え方ですね。
日比キャスター:
そうなんですよね。今村さんだけ「それなら」みたいな。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
それならということではないですが、一生に一回、(こういうものが)好きな方だったら、経験として行ってみても、と。
井上キャスター:
今日(1月26日)わかったタスクとしては、JTBで大谷翔平さん(の開幕戦のチケット)に応募して、あとこの観光列車を。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
結構払うね。
井上キャスター:
経費で落ちませんので。
日比キャスター:
重版をぜひお願いします。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
また、ご報告をしなければならない。