![「野球をしっかり楽しめている」山本由伸が2回3Kの快投デビュー “大谷先輩”は「まずまずだな」と評価](/assets/out/images/jnn/1025026.jpg)
■MLBオープン戦 レンジャーズ 6-4 ドジャース(日本時間29日、米国アリゾナ州サプライズスタジアム)
ドジャースの山本由伸(25)がメジャーオープン戦で“快投デビュー”。昨季のワールドシリーズ王者のレンジャーズに対し、2回19球を投げ、打者6人に対し、被安打1、奪三振3、四死球0、失点0と堂々のピッチングをみせた。
投球を終えた山本は「落ち着いて投げられた。違うチームのバッターに投げるのが初めてだったので、そこを無事登板できたっていうのが良かったと思います」と安堵の表情。「すごくいいボールも多かったですし、変化球もいい感覚で投げたので」と手応えもつかんだようだ。
2回は2アウトで左打者のL.タベラス(25)に対し、最後は低めの変化球でこの日3つ目の空振り三振を奪った。集中していた山本は3アウトをとったのを忘れたのか、そのままマウンドにいたが、味方がベンチに戻るのを見てマウンドを降りた。この珍しいシーンについて聞かれると「そうですね。ちょっと迷いました。3アウトかなと思ったんですけど、ちょっとなんか雰囲気違ったんで、最初間違ったかなと思って戻ったら間違ってました(笑)」と笑顔をみせた。
最後はスタンディングオベーションでファンやチームメイトからも迎えられ、「本当に野球をしっかり楽しめているなと思います」とメジャーの舞台を噛みしめた。
この日は前日の試合で鮮烈な“移籍1号”を放った大谷翔平(29)もベンチにかけつけ、山本の投球を見守った。「今日まさか見に来てくれると思わなかったんで。はい、お礼を伝えました(笑)」と笑顔をみせ、その“先輩”からはデビュー戦の投球について「まずまずだな」と“辛口評価”を受けたと明かした。
大谷の衝撃アーチに続き、山本が3三振の圧巻投球を披露。3月20日の開幕を前に、2人揃って鮮烈な“ドジャースデビュー”を飾った。
【山本由伸 投球内容】
■1回
1番・M.セミエン(33)空振り三振
2番・E.カーター(21)センター前ヒット
3番・W.ラングフォード(22)サードゴロ併殺打
■2回
4番・N.ロー(28)空振り三振
5番・J.ハイム(28)レフトフライ
6番・L.タベラス(25)空振り三振