![今永昇太 “メジャー初登板”は3回途中3失点で降板、2回に”初被弾”...以降は4者連続三振で立て直す、ド軍山本とグータッチも](/assets/out/images/jnn/1031685.jpg)
■MLBオープン戦 ドジャース-カブス(日本時間3日、米アリゾナ州グレンデール・キャメルバックランチ)
DeNAからポスティングシステムでカブスに移籍した今永昇太(30)が、ドジャースとのオープン戦で“メジャー初登板”。2回1/3(41球)を投げ、3安打3失点で”デビュー戦”を終えた。打者10人に対し5つの三振を奪うも、2回に痛恨の逆転3ランを被弾し、リードを許してしまった。
この日、大谷翔平(29)は欠場のため“日本人対決”は実現せず。さらにWBC決勝で今永と2度対戦したM.ベッツ(31)もスタメンを外れた。
初回は先頭打者のM.ロハス(35)に対し、1球目は低めのストレートでストライク。2球目はファールフライで追い込むと、4球目の高めストレートをレフトへ大きく打ち上げられたがアウト。
続くF.フリーマン(34)は空振り三振に仕留め、20年ナ・リーグMVP選手から”メジャー初三振”を奪った。3番のW.スミス(28)は初球で右飛に打ち取り、デビュー戦の初回は11球の3者凡退で堂々のピッチングを披露。
味方の先制ソロで援護受けた2回は、先頭のM.マンシー(33)にカウント2-2からレフト前ヒット、続くT.ヘルナンデス(31)にセカンド内野安打を許し無死一・二塁のピンチに。ここでA.ページズ(23)に甘く入った球をレフトスタンドに運ばれ、3ランで1-3と逆転を許してしまった。打たれた瞬間、今永は顔をしかめ、痛恨の”メジャー初被弾”となったが、以降は空振り三振、見逃し三振、空振り三振と圧巻の3者連続三振で立て直した。
3回もマウンドに上がった今永は、先頭M.ロハスから空振り三振を奪い4者連続三振。ここで交代となり、オープン戦初戦は41球でマウンドを降りた。スタンドから温かい拍手が送られ、ベンチに向かった。
この日、ドジャースベンチでは山本由伸(25)が仲間とリラックスした様子で試合を見守り、降板した今永が球場を出る際にドジャースベンチ前を通りかかると、2人でグータッチを交わす場面もみられた。